インスタントコーヒーの保存方法は常温?冷蔵?インスタントコーヒーの保存方法を解説
毎日豆を挽いて、コーヒーの香りを楽しみ、優雅な時間を過ごしたいと思っても、仕事や学校がある朝は忙しく、のんびりしている暇はありませんよね。そんなときに便利なのがインスタントコーヒー。
最近のインスタントコーヒーは、数えきれないほど種類が豊富で、香りも味も自分好みのものが見つかりやすいのではないでしょうか。
便利なインスタントコーヒーですが、大きな袋や瓶が多く、複数人で飲んでも数日でなくなることはないので「常温に置いておいてもいいのだろうか?」と疑問に思ったことがある人もいるのでは?
そこで今回は、インスタントコーヒーの正しい保存方法をくわしくご紹介します。
1.インスタントコーヒーは常温保存?それとも冷蔵保存?
1-1.基本的には常温保存でOK
インスタントコーヒーは、基本的に開封後も常温保存でOKです。
ただし、高温多湿を避け、冷暗所での保存が必須となります。
開封後は、どんなに気をつけていても、空気に触れることで少しずつ湿気を吸ってしまいます。キャップやチャックなどはしっかりと閉めて、できるだけ早く飲み切りましょう。
1-2.1ヶ月以上の保存が必要な場合は冷蔵保存
1ヶ月以内に飲み切ることが難しい場合は、冷蔵保存をしましょう。酸素や湿度が遮断できるので、おすすめです。
1ヶ月以上になるからといってギリギリに入れるのではなく、開封後すぐに入れることがポイント。冷蔵庫に入れる場合は、香りの強いものの近くは避けるようにしましょう。
また、出し入れにも気をつけなくてはなりません。室内との温度差が激しいときはすぐに結露が起こり、コーヒーの質が悪くなることも。
使用後はなるべく早く密閉して冷蔵庫に戻しましょう。
2.インスタントコーヒーの保存のポイント
2-1.紙(内蓋シール)のフチの部分は残す
インスタントコーヒーの瓶には、紙の内蓋シールがついています。
これをすべてはがさず、フチの部分を残すことで、瓶と蓋の間に隙間ができにくくなり、コーヒーの香りや味をいい状態で保つことができます。
「紙の内蓋シールを、フチだけではなく、できる限り残すべき?」と考える人もいるかもしれませんが、空気に触れる面積は少なくなりますが、瓶と蓋の間に隙間ができるので、結露しやすくなってしまいます。そのため、フチだけを残すのが最良なのです。
2-2.乾燥剤を入れておく
コーヒーに乾燥剤を入れておくのもおすすめです。シリカゲルという素材でできた乾燥剤は、百円均一やドラックストアなどでも売られています。
最近では、調味料にも使用できる便利なスプーン型の乾燥剤もあります。香りの強い乾燥剤やお菓子などに入っていた乾燥剤を使いまわすことはやめましょう。
3.酸化して風味の落ちたインスタントコーヒーは料理の隠し味に
インスタントコーヒーは、開封後1か月以上経つと、すぐに飲めなくなるわけではありませんが、風味が落ちてしまいます。
もったいないと思いつつも、そのまま飲んでもおいしくないと感じてしまい、捨ててしまう人もいるかもしれませんが、料理の隠し味に使用することができます。
代表的なのはカレー。大量に入れることはできませんがおすすめです。ホームベーカリーがある場合は、コーヒーを練り込んで、パンを作るのもいいですね。コーヒーゼリーなど、スイーツにしてしまうのもありです。
まとめ
インスタントコーヒーは、基本的には常温保存が可能です。ただし、開封後1ヶ月を目安に飲み切るのがベスト。
それ以上かかりそうなときは、結露に気をつけながら冷蔵庫で保存しましょう。
また、瓶の内蓋を少しだけ残したり、乾燥剤を入れたりして、劣化を防ぐ工夫をすると、長くおいしい状態を保つことができます。
劣化してしまい飲みにくいときは、すぐに捨てずに料理などに活用してみてくださいね。