食洗機でフライパンは洗える?洗えない?食洗機でフライパンを洗いたいときの確認すべきポイントを解説
便利な食洗機。一度使うと手放せないですよね。
ただし、食洗機ですべての食器や調理器具が洗えるわけではありません。洗えないものを無理矢理入れてしまうと、故障の原因になることも。
フライパンは大きいですが、食洗機で洗うことはできるのでしょうか。頻繁に使用するフライパンが洗えたら、手間が減らせるなと思っている人もいるのでは?
今回は食洗機で洗えるフライパンと洗えないフライパン、食洗機でフライパンを洗うときの注意点などをくわしくご紹介します。
食洗機で洗えるもの・洗えないものはこちらの記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
1.食洗機で洗えるかは素材による
すべてのフライパンが食洗機で洗えるわけではありません。きれいに洗えたと思っても、食洗機に対応していないフライパンを洗ってしまうと寿命を縮めることに。
食洗機でフライパンを洗うときは、素材を確認しましょう。
1-1.テフロン(フッ素加工)フライパン
テフロン(フッ素加工)のフライパンを食洗機で洗うのはNGです。食洗機専用の洗剤は、アルカリ性や研磨剤を使用していることが多く、フッ素加工がはがれやすくなってしまいます。
ただ、食洗機対応のテフロン(フッ素加工)フライパンもあるため、購入する際は使用できるものを選ぶといいでしょう。ただし、食洗機で洗えるフライパンでも、中性の洗剤を選ぶようにした方がいいですよ。
1-2.鉄フライパン
鉄のフライパンは食洗機でも洗えますが、あまりおすすめはできません。
食洗機を使用した場合は、洗い終わってからすぐに火をかけ水気を飛ばし、油引きが必須。食洗機の洗剤は洗浄力が高いので油膜がなくなってしまうからです。
鉄のフライパンは、油で膜を作ることで焦げ付きや錆付きを防いでいます。
1-3.セラミックフライパン
セラミックのフライパンは食洗機でも洗えます。
セラミックがコーティングされていますが、フッ素加工よりも摩擦に強く、耐久性があるからです。ただし、摩擦に強いといっても、研磨剤が入っている食洗機専用の洗剤は避けた方がいいでしょう。細かい傷がつく原因となります。
また、水道水に含まれる塩素などが残っていると、水アカになり、焦げ付きの原因にもなるので、洗った後はすぐに乾燥させるのがポイントです。
1-4.ステンレスフライパン
ステンレスのフライパンは、表面にコーティングもないので、食洗機で洗うことができます。錆びにくいのもうれしいポイント。
ちなみにステンレスとアルミは見た目が似ています。アルミ製のフライパンは熱に弱いので、食洗機はNG。
ステンレスかと思っていたらアルミ製だったとなっては手遅れなので、しっかりと確認しましょう。
2.食洗機のサイズも確認
素材のチェックも大切ですが、フライパンは食器などにくらべると大きいので、食洗機が対応できるサイズかどうか確認することも大切です。
ギリギリ入ったとしても「高さは〇cmまで」と決まっている食洗機も多いので、取扱説明書を確認しましょう。
3.フライパンを食洗機に入れる際のポイント
3-1.他の食器と重ならないようにする
当たり前ですが、お湯や洗剤が当たらない場所では、フライパンをきれいにするこができません。
他の食器や調理器具と重ならないように置きましょう。2段になっている食洗機の場合、上段にフライパンの内側が下を向くように置くといいですよ。
3-2.取っ手を取る
取っ手が取れるタイプのフライパンの場合は、外して食洗機に入れましょう。
取っ手を外すことで食洗機に入りやすくなり、他の食器を置くスペースも確保できます。
3-3.予洗いで軽い汚れはとっておく
フライパンは、そのまま食洗機へ入れるのではなく、調理後にペーパータオルで軽く汚れを拭き取ったり、こびりついた汚れはお湯に浸けたり、予洗いをしておきましょう。
「食洗機用の洗剤は洗浄力が高い」「高温で洗うから大丈夫」と思ってしまうかもしれませんが、油汚れや食材がべったりとついたままだと、他の食器や調理器具に汚れが移ってしまうことも。
まとめ
フライパンを食洗機で洗いたいと思ったときは、まず素材を確認しましょう。
また、フライパンは大きいので、食洗機に無理矢理入れるのはNG。食洗機の故障を防ぐためにも、容量は守るようにしてくださいね。
食洗機にフライパンを入れるときは、他の食器などと重ならないように注意し、置き方も工夫しましょう。