洗濯機の掃除、放置してない?メーカーが教える正しい洗濯槽・パーツ別のお手入れ

毎日使う洗濯機ですが、洗濯槽の裏側や細かいパーツの掃除は見落としがちです。衣類をきれいに洗い上げるためにも、洗濯機自体が清潔でなければなりません。
しかし、「掃除方法がわからない」「どの洗剤を使えばいいの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、洗濯機の掃除方法について、洗濯槽クリーナーの選び方から、縦型・ドラム式の種類別掃除手順、見落としがちなパーツのお手入れまで、詳しく解説します。
1. 洗濯槽クリーナーの種類と選び方
洗濯槽の掃除には専用のクリーナーを使いますが、主に「塩素系」と「酸素系」の2種類があります。
それぞれの特徴を知り、ご家庭の状況に合わせて選びましょう。
1-1. 塩素系クリーナー
メリット
塩素系クリーナーの最大のメリットは、その高い殺菌力です。
洗濯槽に潜むカビを強力に分解・除去します。つけ置きが不要な場合もあり、掃除時間が比較的短いのも特徴です。
デメリット
塩素特有のツンとしたニオイが強い点がデメリットです。使用中は十分な換気が必要になります。
また、酸性の液体と混ざると有毒なガスが発生するため、絶対に混ぜて使用しないでください。
おすすめな人
手早く、確実にカビを落として除菌したい人に向いています。
1-2. 酸素系クリーナー
メリット
酸素系クリーナーは、塩素系のような特有のニオイが少ないのが特徴です。
過炭酸ナトリウムが主成分で、水に溶けると強力な発泡力を発揮し、洗濯槽にこびりついたカビや汚れを剥がし取ります。
デメリット
酸素系クリーナーは、数時間のつけ置きが必要です。
また、剥がれ落ちた汚れが洗濯槽内に浮遊するため、それを網などですくい取る手間が発生します。
おすすめな人
塩素系のニオイが苦手な人や、小さなお子様がいて洗剤の成分に配慮したい人、剥がれ落ちる汚れを目で見て掃除効果を実感したい人におすすめです。
2. 【種類別】洗濯槽の正しい掃除方法
洗濯機の種類によって、掃除の手順や使えるクリーナーが異なる場合があります。
お使いの洗濯機の取扱説明書もあわせてご確認ください。
2-1. 縦型洗濯機の掃除方法
塩素系クリーナーを使用する手順
1. 適量のクリーナーを洗濯槽に投入する
2. 洗濯槽に水を満水に満たす
3. 「洗浄コース」または「通常コース」で洗濯機を回し、終わったらフタを開けて乾かす
一度回せばOKですが、ニオイが気になる場合はもう一度回しましょう。
酸素系クリーナーを使用する手順
1. 糸くずネットを取り外す
2. 水または40℃〜50℃程度のお湯を溜める
水でも洗浄効果はありますが、お湯を使用することで、より高い洗浄効果が期待できます。
3. 酸素系クリーナーを規定量投入し、「洗い」で10分ほど運転させて溶かす
4. 4〜6時間程度つけおきする
5. 再度「洗い」で5分程度洗濯機を回し、浮いてきたゴミをネットですくう
6. 「すすぎ」で洗濯機を5分程度回し、ゴミをすくう
洗濯機を回すと更にゴミが浮いてくるので、ゴミが浮いてこなくなるまで繰り返しましょう。
7. 目に見えるゴミをすべて取り除いたら、糸くずフィルターを取り付けて脱水まで行う
8. 脱水が終わったら糸くずフィルターに溜まったゴミを捨て、洗濯機のフタを開けて乾燥させる

2-2. ドラム式洗濯機の掃除方法
ドラム式洗濯機は、縦型に比べて使用する水の量が少ないため、専用のクリーナーが推奨されることが多いです。
また、酸素系クリーナーは、使用不可としているメーカーもあるため、必ず取扱説明書を確認してください。
ドラム式洗濯機の洗濯槽を掃除する手順
1.洗濯槽にクリーナーを直接投入する
2.「槽洗浄コース」または「標準コース」を選択し、スタートする。
3.コースが完了したら、フタを開けて内部を乾燥させる。
酸素系クリーナーの使用は取扱説明書を確認する
ドラム式洗濯機は、酸素系クリーナーの使用を不可としていることが多いです。
使用可能な場合は取扱説明書をよく読み、指示に従って使用してください。
3. パーツや細かい部分の掃除方法
洗濯槽だけでなく、細かいパーツにも汚れは溜まります。定期的なお手入れで、洗濯機全体を清潔に保ちましょう。
3-1. 糸くずフィルター(ゴミ取りネット)
洗濯中に出る糸くずやゴミをキャッチするフィルターです。洗濯のたびに溜まったゴミを捨ててください。
汚れが目立ってきたら、歯ブラシなどを使って水洗いし、ヌメリやカビを取り除きます。
3-2. 乾燥フィルター(ドラム式洗濯機・乾燥機能付き縦型洗濯機)
乾燥機能を使うと、衣類から出たホコリがこのフィルターに溜まります。
乾燥運転のたびに、フィルターについたホコリを取り除いてください。
ホコリが目詰まりすると乾燥効率が落ちるため、汚れがひどい場合は水洗いし、よく乾かしてから元に戻します。
3-3. 洗剤・柔軟剤投入ケース
洗剤や柔軟剤の溶け残りが固まり、カビの原因になることがあります。
定期的にケースを取り外し、ぬるま湯で洗い流します。固まった洗剤は、歯ブラシなどでこすり落としましょう。
3-4. フタの裏・ゴムパッキン(特にドラム式)
フタの裏側や、ドラム式洗濯機のドア周りのゴムパッキンは、湿気がこもりやすくカビが発生しやすい場所です。
洗濯後は、乾いた布で水気を拭き取る習慣をつけましょう。
もし黒カビが発生してしまった場合は、薄めた中性洗剤や塩素系漂白剤を布につけて拭き取ります。
3-5. 排水口・排水フィルター
排水口や、ドラム式洗濯機の下部にある排水フィルターも忘れがちなポイントです。
排水口や排水フィルターは、説明書に従ってパーツを取り外します。溜まった髪の毛やゴミ、ヌメリを取り除き、歯ブラシなどでこすり洗いします。
4. メーカー推奨!洗濯機をキレイに保つ「日頃の習慣」
お掃除の手間を減らすには、日頃からの小さな習慣が大切です。
4-1. 洗濯カゴ代わりに洗濯機を使わない
脱いだ衣類を洗濯機の中に入れておくと、湿気がこもり、カビや雑菌が繁殖する原因になります。
洗濯物は洗濯カゴに入れましょう。
4-2. 洗濯後はフタを開けて内部を乾燥させる
洗濯が終わったら、すぐにフタを開け、洗濯槽の内部を乾燥させることが重要です。
ドラム式の場合も、ドアを少し開けておきましょう。
4-3. 洗剤・柔軟剤は適量を守る
洗剤や柔軟剤が多すぎると、溶け残りが洗濯槽に付着し、カビのエサになってしまいます。
必ず製品に記載されている適量を守って使用してください。
4-4. 月1回は「槽洗浄コース」やクリーナーで掃除する
理想的な掃除の頻度は、月に1回です。
多くの洗濯機に搭載されている「槽洗浄コース」を利用したり、市販の洗濯槽クリーナーを使い、定期的にメンテナンスを行いましょう。

まとめ
洗濯機の掃除は、衣類を清潔に保つために欠かせないお手入れです。
塩素系・酸素系クリーナーの特徴を理解して使い分け、洗濯槽だけでなく、フィルターやパッキンなどの細かい部分も定期的に掃除しましょう。
また、日頃から洗濯機に湿気を溜めない工夫をすることで、カビの発生を抑えることができます。
月1回のお手入れと日々の習慣で、清潔な洗濯機をキープしましょう。