エアコンにかかっている電気代はどれくらい?電気代の節約方法も解説!

 

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「夏や冬になると、電気代の請求額を見て驚いてしまう」 「エアコンはつけっぱなしの方が安いと聞くけれど、本当はどうなの?」

このようにお悩みではありませんか? 日常的に使うエアコンだからこそ、少しの使い方で電気代に大きな差が出ることがあります。特に冷房や暖房をフル稼働させる季節は、家計への影響も気になるところです。

この記事では、部屋の広さ(畳数)別のエアコン電気代の目安や、冷房・暖房・除湿のコスト比較、そして今すぐ実践できる節約術を解説します。ご自宅のエアコンの使い方を見直し、無理なく電気代を抑えるヒントとしてお役立てください。

1. 【畳数別】エアコンの電気代はいくら?1時間・1日・1ヶ月の目安

まずは、ご自宅の部屋の広さに合わせたエアコンの電気代が、どれくらいかかっているのか目安を確認してみましょう。

エアコンの電気代は、一般的に以下の計算式で求められます。

消費電力(kW)× 使用時間(時間)× 1kWhあたりの電気料金単価(円)

※本記事では、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価「31円/kWh(税込)」を使用して試算します。機種や使用環境により数値は変動するため、あくまで目安として参考にしてください。

1-1. 冷房使用時の電気代目安

部屋の広さ 消費電力の平均値 1時間あたりの電気代 1日あたりの電気代 1ヶ月あたりの電気代
6畳 425W 13円 105円 3,162円
8畳 500W 16円 124円 3,720円
10畳 580W 18円 144円 4,315円
12畳 800W 25円 198円 5,952円
14畳 1,000W 31円 248円 7,440円
18畳 1,500W 47円 372円 11,160円

 

1-2. 暖房使用時の電気代目安

部屋の広さ 消費電力の平均値 1時間あたりの電気代 1日あたりの電気代 1ヶ月あたりの電気代
6畳 470W 15円 117円 3,497円
8畳 550W 17円 136円 4,092円
10畳 660W 20円 164円 4,910円
12畳 1,000W 31円 248円 7,440円
14畳 1,250W 39円 310円 9,300円
18畳 1,650W 51円 409円 12,276円

 

1-3.自宅のエアコン代がいくらかかっているか計算する方法

エアコンには、期間消費電力量も記載しており、こちらかも電気代を計算することができます。

期間消費電力とは、エアコンが1年間に消費する電力の目安です。外気温度は東京をモデルとしており、冷房時は27℃、暖房時は20℃、使用時間は6:00~24:00の18時間など、いくつかの条件をもとに算出されています。

エアコンは常に全力で運転しているわけではなく、温度を保つためにパワーを上げたり下げたりしているので、その都度消費電力量が変動します。そのため、平均的な電力量を測ることが難しいのです。

期間消費電力量を目安とすることで、最小値と最大値の平均を出したり、定格消費電力で計算したりするよりも、より正確な数値を導き出せるといわれています。

1年間にかかる電気代の求め方は以下の通りです。

電気代(円)=期間消費電力量(kWh)×電気料金(円)

<期間消費電力量で計算するエアコン使用にかかる電気代の例>

期間消費電力量500kWh、電気代31円(税込)の場合、以下の電気代になります。

500kWh×31円=15,550円

1年間にかかる電気なので、1ヶ月あたり約1,291円かかる計算になります。

エアコン 

2. 「冷房」「暖房」「除湿」電気代が高いのはどれ?

2-1. 「暖房」が「冷房」より高くなりやすい理由

エアコンは冷房よりも暖房の方が電気代が高くなる傾向にあります。 これには「設定温度」と「外気温」の差が関係しています。

エアコンは、室内の温度を設定温度に近づけるためにエネルギーを使います。

・夏(冷房): 外気温35℃から設定温度27℃にする場合、差は8℃

・冬(暖房): 外気温5℃から設定温度20℃にする場合、差は15℃

冬の方が外気温と設定温度の差が大きくなるため、その分パワーが必要になり、電気代が高くなるのです。

2-2. 「冷房」と「除湿」はどちらが安い?

除湿機能には、大きく分けて「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の2種類があり、どちらのタイプかによって電気代が異なります。

・弱冷房除湿: お部屋を弱く冷やしながら湿気を取る方法です。冷房機能の弱いバージョンのような仕組みのため、冷房よりも電気代は安くなります。

・再熱除湿: 湿気を取るために一度冷やした空気を、部屋が寒くならないように温め直してから送り出す方法です。温度調整のためにエネルギーを使うため、冷房よりも電気代は高くなります。

「電気代を抑えたい」「少し暑いから湿度を下げたい」という場合は弱冷房除湿がおすすめですが、体が冷えすぎるのを防ぎたい場合は再熱除湿が適しています。ご自宅のエアコンがどちらのタイプか、取扱説明書などで確認してみましょう。

3. 「つけっぱなし」と「こまめに電源ON/OFF」どちらがお得?

「エアコンはつけっぱなしにした方が安い」という話をよく耳にしますが、すべてのケースで安くなるわけではありません。状況に応じて使い分けることが節約の鍵です。

3-1.30分程度の外出ならつけっぱなしがお得

エアコンが最も電力を消費するのは、運転を開始して、設定温度にするまでの間です。

室温が設定温度になり安定している時は、少ない電力で運転できています。そのため、コンビニへの買い物や近所への用事など、30分程度の短い外出であれば、つけっぱなしにしておく方がお得になる可能性が高いです。

こまめに消してしまうと、帰宅するたびに室温が戻っており、再稼働のたびに多くの電力を使うことになってしまいます。

3-2. 1時間以上の外出は電源を切るのがお得

一方で、仕事や長時間の買い物など、1時間以上部屋を空ける場合は、電源をオフにした方が節約になります。

4. エアコンの設定温度の目安

環境省が推奨する室温の目安を基準に、夏と冬それぞれの温度設定の目安をご紹介します。

4-1.夏(冷房)の室温目安は28℃

室温目安は28℃ですが、これは設定温度ではなく「室温」を指します。

家の環境によって冷え方は異なるため、節約を意識しすぎて我慢せず、熱中症にならないよう体感に合わせて無理のない温度に設定しましょう。

4-2.冬(暖房)の室温目安は20℃

冬の室温目安は20℃とされており、設定温度を1℃下げるだけでも約10%の節電効果があるといわれています。

エアコンだけに頼らず、カーディガンを羽織ったり加湿器で体感温度を上げたりと、工夫を組み合わせて賢く調整するのがおすすめです。

エアコン 冷房

5. 今すぐできる!エアコンの電気代を節約する6つのポイント

少しの工夫で、エアコンの効率を上げ、電気代を抑えることができます。今すぐできる6つのポイントをご紹介します。

5-1. 風量設定は「自動運転」にする

「弱風」の方が電力を消費しないように思えますが、実は逆効果になることがあります。

弱風だと設定温度に到達するまでに時間がかかり、結果として余計な電気を使ってしまうからです。 「自動運転」なら、最初は強風ですばやく温度を調整し、設定温度になったら微風に切り替えるなど、最も効率的な運転をエアコンが自動で行ってくれます。

5-2. フィルターは2週間に1度掃除する

フィルターにホコリが溜まると、空気を吸い込む力が弱くなり、冷暖房の効率が下がります。

環境省の試算によると、フィルターの目詰まりを解消するだけで、年間で冷房時約4%、暖房時約6%の消費電力を削減できるとされています。 2週間に1回を目安に、掃除機でホコリを吸い取るか、水洗いをしましょう。

 

5-3. 扇風機やサーキュレーターを併用する

暖かい空気は上に、冷たい空気は下に溜まる性質があります。 サーキュレーターや扇風機を併用して空気を循環させることで、設定温度を控えめにしても快適に過ごせるようになります。

・夏: 下に溜まった冷気を循環させる

・冬: 上に溜まった暖気を循環させる

エアコン

5-4. 窓からの熱や冷気をカーテンやブラインドで防ぐ

夏、室外から入ってくる熱の約7割は「窓」から侵入します。逆に冬は、室内の熱の約5割が窓から逃げていきます。

カーテンやブラインドを適切に使い、窓からの熱の出入りを抑えることで、エアコンの効きが格段に良くなります。

・夏: 遮光カーテンやすだれを利用して直射日光を遮る。

冬: 厚手で、床まで届く長さのカーテンを使用し隙間風を防ぐ。

5-5. 室外機の周りをチェックする

室外機の吹き出し口付近に物を置いたり、草が生い茂っていたりすると、熱の放出・吸収がスムーズに行えず、余計な電気代がかかってしまいます。 室外機の周りはすっきりと片付け、風通しを良くしておきましょう。

5-6. 10年以上前の古いエアコンは買い替えを検討する

エアコンの省エネ性能は年々進化しています。 もしご自宅のエアコンが10年以上前のものであれば、最新の省エネ機種に買い替えるだけで、電気代が大幅に安くなる可能性があります。

「効きが悪くなった」「音がうるさい」などの症状がある場合は、買い替えも一つの節約手段として検討してみてください。

まとめ

エアコンの電気代は、部屋の広さや使用する機能(冷房・暖房)、使い方によって大きく変わります。

「つけっぱなし」と「こまめなON/OFF」を時間によって使い分けたり、フィルター掃除やサーキュレーターの併用など、今日からできる工夫を取り入れたりすることで、快適さを保ちながら電気代を節約することが可能です。

まずはご自身のライフスタイルに合わせて、できることから始めてみてはいかがでしょうか。

この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。
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