炊飯器の電気代はいくら?保温と電子レンジはどっちがお得?節約術も解説

食卓に欠かせないご飯を炊く炊飯器。電気代の請求を見たときに「炊飯器の電気代ってどのくらい?」と気になりませんか?
残ったご飯を保温するのと、電子レンジで温めるのは、どちらの方が電気代がかからないのだろうかとふと疑問に思うこともあるでしょう。
そこで今回は、炊飯器のタイプ別の電気代や、保温と電子レンジの電気代、節約術などをくわしく解説します。
1.炊飯器の電気代は1回あたりいくら?【タイプ別・サイズ別】
炊飯器の電気代は、搭載されている加熱方式やサイズによって異なります。
自宅の炊飯器がどのタイプに当てはまるか確認し、目安となる電気代を見てみましょう。
※電気代は、電力料金目安単価31円/kWh(税込)で計算しています。
| タイプ/サイズ | 炊飯時の電気代(平均値) |
| IH/3合以上5.5合未満 | 3.8円 |
| IH/5.5合以上8合未満 | 5.0円 |
| IH/10合以上 | 6.6円 |
| マイコン/3合以上5.5合未満 | 3.0円 |
| マイコン/5.5合以上8合未満 | 4.4円 |
| マイコン/10合以上 | 6.3円 |
1-1.加熱方式(マイコン・IH・圧力IH)による違い
炊飯器は大きく分けて「マイコン」「IH」「圧力IH」の3つのタイプがあり、一般的に火力が強いほど消費電力も高くなります。
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マイコン炊飯器
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特徴:本体底部にあるヒーターで加熱するタイプ。価格が手頃で構造がシンプルです。
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1回あたりの電気代目安:約3.5円〜4.5円
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消費電力は比較的控えめですが、炊飯に少し時間がかかることがあります。
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IH炊飯器
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特徴:電磁誘導加熱(IH)で内釜全体を発熱させ、強い火力で一気に炊き上げます。
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1回あたりの電気代目安:約4.5円〜5.5円
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マイコン式よりも火力強いため、消費電力はやや高くなります。
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圧力IH炊飯器
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特徴:IHの火力に加え、圧力をかけて100℃以上の高温で炊飯します。もちもちとした食感が特徴です。
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1回あたりの電気代目安:約5.0円〜6.5円
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高機能な分、3つのタイプの中では最も電気代が高くなる傾向にあります。
1-2.サイズ(3合・5.5合・1升)による違い
炊飯器の容量が大きくなれば、内釜やヒーターも比例して大きくなるため、消費電力は増えます。
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3合炊き:一人暮らしや少人数世帯向け。消費電力は最も少なくて済みます。
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5.5合炊き:一般的なファミリー向け。3合炊きに比べると1回あたりの電気代は1〜2円程度高くなります。
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1升炊き:大家族向け。一度に大量のお米を炊ける分、消費電力も大きくなります。
少量の米を大きな炊飯器で炊くと効率が悪くなるケースも多く、世帯人数に合ったサイズを選ぶことがポイントです。
2.「長時間保温」vs「電子レンジ解凍」安いのはどっち?
ご飯が余ったとき、保温のままにしておくべきか、冷蔵または冷凍し食べるときに電子レンジで温めるべきか迷いますよね。
結論からいうと、長時間保温するなら「電子レンジ」の方がお得です。
2-1.保温にかかる電気代の仕組みと損益分岐点
炊飯器は、炊飯時だけでなく保温している間も電気を消費し続けます。保温にかかる電気代は、1時間あたり約0.5円〜0.7円程度です。
一方、電子レンジでご飯1杯分(約150g)を温め直す際にかかる電気代は、約0.5円〜1.0円程度です。
ここから計算できる損益分岐点は約4時間です。
4時間以内に食べるなら手間と電気代のバランスがいい保温、4時間を超えるなら保温を切って冷蔵・冷凍保存をし、電子レンジで温める方が節約になります。

2-2.ご飯を冷凍保存するメリット
電気代の節約だけでなく、おいしい状態を保つのであれば冷凍保存がおすすめです。
炊飯器で長時間保温し続けると、お米の水分が抜けてパサパサになったり、黄ばみやにおいが発生したりすることがあります。お米のデンプンが老化してしまうためです。
炊き立ての熱いうちに冷凍用保存容器やラップに包んで急速冷凍すれば、お米の水分と旨味を閉じ込めることができます。
食べるときにレンジで解凍すれば、炊き立てのようなふっくらとしたおいしさを楽しめます。Haierでも、ご飯の美味しさを保つために、早めの冷凍を推奨しています。
3.炊飯器の電気代を節約する5つの方法
使用頻度の高い炊飯器は、少しの工夫で年間の電気代に差が出ます。すぐに実践できる5つの節約術を紹介します。
3-1.まとめて炊いて冷凍保存する
炊飯回数そのものを減らすことで、電気代の節約に繋がります。
炊飯器は炊飯中に最も多くの電力を使うため、毎日少量を2回炊くよりも1回でまとめて炊き、残りを冷凍保存する方が電気代を安く抑えられます。

3-2.「エコ炊飯」モードを活用する
多くの炊飯器には「エコ炊飯」や「省エネモード」が搭載されています。
吸水時間を調整したり、火力をコントロールしたりして、通常よりも消費電力を抑えて炊飯する機能です。
少し硬めに炊き上がるなど、仕上がりに違いが出ることもありますが、カレーやチャーハンなど料理に合わせて使い分けるといいでしょう。
3-3.使わないときはプラグを抜く
炊飯器を使わないときは、コンセントからプラグを抜いておきましょう。
多くの家電製品同様、炊飯器もプラグを挿しているだけで微量の待機電力を消費します。
液晶表示が常時点灯しているタイプは注意が必要です。
プラグを抜くと時計機能がリセットされる機種もあるため、取扱説明書を確認してください。
3-4.炊飯器の手入れをする
温度センサーや内蓋が汚れていると、温度を正しく検知できず、余分な電力を使って加熱してしまう恐れがあります。
こまめにお手入れをして、センサーが正しく働く状態にしておくことで節約につながります。

4.炊飯器の買い替え時は?省エネ性能の高いモデルの選び方
古い炊飯器を使用している場合は、買い替えた方が電気代が安くなる可能性があります。
4-1.最新モデルの省エネ性能
家電製品の省エネ性能は年々進化しています。
10年以上前のモデルと最新モデルを比較すると、断熱性能の向上やインバーター制御の効率化により、年間消費電力量が削減されています。
炊飯器の内釜のコーティングが剥がれていたり、調子が悪かったりする場合は、省エネ性能の高い最新モデルへの買い替えを検討してみるのもいいでしょう。
5.まとめ
炊飯器の電気代は、圧力IH が一番高く、続いてIH 、 マイコンは安いですが、炊飯に少々時間がかかることがあります。。
炊飯器は保温機能の電気代も気になりますが、基準として4時間を超える場合は保温ではなく、電子レンジで温める方がお得です。
節約したい方はまとめて炊いて冷凍保存がおすすめ。炊飯器に省エネ機能がついている場合は活用しましょう。
また、汚れがついていると余計な電力がかかるため、定期的なお手入れが大切です。
賢く使って、おいしくお得なご飯ライフを送りましょう。