梨は品種によって保存期間に差がある?梨を新鮮なまま日持ちさせる保存方法を解説
少し秋の気配を感じられるころに見かける果物といえば、梨ではないでしょうか。梨はスーパーなどにもたくさんの種類が並び、身近な果物の一つです。
梨を買ってきたときは、冷蔵庫に入れるだけでいいのでしょうか?思ったよりも早く柔らかくなってしまった経験のある人もいるのでは?
そこで今回は、梨の正しい保存方法を丸ごととカットした場合に分けて、くわしく解説します。
1.梨は品種によって保存期間に差がある
梨にはさまざまな品種があり、それぞれ味や食感が異なりますが、保存期間も変わってきます。
幸水や豊水は、最長で1週間程度。南水やあかづき、新高などは、約2週間程度、きちんと保存すれば1ヶ月以上日持ちすることもあります。
梨を購入する際には品種を確認しましょう。
2.梨を丸々保存するときはペーパーとラップで包んで冷蔵保存
梨は乾燥に弱い果物です。冷蔵庫に入れる際は、丸ごとでもそのまま入れるのではなく、キッチンペーパーなどに包んでからラップで包み、冷蔵保存をしましょう。
2-1.梨を冷蔵保存するときの詳しい手順
1.梨をキッチンペーパーや新聞紙に包む
2.ペーパーで包んだ上から、ラップで包みポリ袋に入れる
3.ヘタを下側にして野菜室で冷蔵保存
2-2.梨の冷蔵保存の保存期間の目安
梨を丸ごと冷蔵した場合、10日前後の保存が可能です。
先ほどご紹介したとおり、品種によって保存期間が異なります。品種が分からない場合は、早めに食べきるのがベストです。
2-3.梨を冷蔵保存するときのポイント
ヘタ側を下にすると、梨の呼吸が緩やかになるため、鮮度を保てます。キッチンペーパーが湿ってきたときは交換しましょう。
3.すぐに食べない梨はカットして冷凍保存
梨を購入してもすぐに食べない場合や、カットしたのに余ってしまったときは、冷凍保存がおすすめです。解凍後は、さまざまな食感が楽しめます。
3-1.カットした梨を冷凍保存する詳しい手順
1.洗った梨をくし形に切り、皮と芯は取り除く
2.ラップに並べてぴったりと包む
3.冷凍用保存袋に入れ、バットに乗せて冷凍庫で保存
3-2.カットして冷凍保存した梨の保存期間の目安
梨をカットしてから冷凍した場合、約1ヶ月の保存が可能です。
3-3.冷凍保存した梨の解凍方法
冷凍庫から出し15分ほど置くと、半解凍状態になりシャーベットのような状態になります。
30分程度経つとコンポートのようなとろとろ食感に変化し、梨を冷凍するとさまざまなデザートが楽しめます。
まとめ
梨は種類によって保存期間が異なるため、注意しましょう。常温保存が可能な梨もありますが、夏場など暑い季節はすぐに冷蔵庫に入れてください。
すぐに食べないときは冷凍保存がおすすめです。そのまま食べる梨とは違い、解凍時間によってシャーベットやコンポートのような食感が楽しめます。
柔らかくなってしまった梨は、乾燥が進んでしまっているため、梨の特徴であるシャキシャキとした食感がなくなってしまいます。食感の変化だけでまだ食べられる場合は、ジャムにするのもおすすめです。