鮮度が落ちやすいそら豆を新鮮なまま保存するには?そら豆の保存方法を解説
春に旬を迎えるそら豆は、塩茹でするだけでもおいしいですが、炒め物やスープ、パスタなどさまざまな料理にも大活躍する野菜です。
収穫してからあまり日持ちしないそら豆は、スーパーに並ぶ時期も限られています。そら豆が余ってしまったときは、どのように保存したらいいのでしょうか?
おいしさを長持ちさせる、そら豆の正しい保存方法をくわしく解説します。
1.そら豆はその日に食べきらないときは冷凍保存
そら豆は鮮度が落ちるのが早い野菜です。収穫してから3日で鮮度が落ちるといわれているため、購入した日に食べない場合は冷蔵よりもすぐに冷凍保存がおすすめ。
豆が空気に触れると風味が落ちるため、すぐに食べる場合も調理する直前にさやから出すようにしましょう。
そら豆はさやが濃い緑色で、筋が茶に変色しておらず、表面のうぶ毛が取れていないものが新鮮である証拠です。
2.そら豆の冷凍保存方法
そら豆を冷凍保存する際は、さや付きのまま保存する方法と、茹でてから保存する方法があります。
さや付きのまま保存すると風味が保たれるメリットがあります。一方、茹でてから保存すると解凍してすぐに食べられるため便利です。
用途に合わせて保存方法を選びましょう。
2-1.風味を残したいならさや付きのまま冷凍保存
そら豆の風味を残したい場合は、さや付きのまま冷凍用保存袋に入れます。空気をしっかりと抜いて封を閉じ、冷凍庫に入れるだけ。1ヶ月程度保存が可能です。
さや付きのまま冷凍したそら豆の解凍方法
さや付きのまま冷凍保存をしたそら豆は、調理する際もさや付きのまま行うのがおすすめです。
茹でる場合は、さや付きのまま電子レンジ(500W)で1~2分加熱して解凍します。さやから豆を取り出したら、黒い筋がない方に幅1cmほどの切れ目を浅く(1~2mm)入れます。
フライパンにそら豆が半分ほどつかる程度の少量の水を入れて沸騰させ、2~3分茹でれば完成です。
ご家庭にオーブントースターがある場合は、さや付きのそら豆をアルミホイルに乗せて、15~20分ほど加熱します。仕上げに塩をかけて食べましょう。
2-2.解凍後そのまま食べられる茹でてから冷凍保存
小分けに使用したいときは、固めに茹でてから冷凍保存がおすすめです。あらかじめ茹でておけば、解凍時に調理する手間が省けます。
さやから豆を取り出したら、黒い筋がない方に幅1cmほどの切れ目を浅く(1~2mm)入れます。
フライパンにそら豆が半分ほどつかる程度の少量の水を入れて沸騰させ、2分程度茹でたらバットに並べてください。
粗熱が取れたら冷凍し、凍ったら冷凍用保存袋に入れて封をして冷凍庫へ保存しましょう。こちらも保存期間の目安は1ヶ月程度です。
茹でて冷凍したそら豆の解凍方法
冷蔵質に移動し、半日ほどで解凍できます。
急いでいるときは電子レンジを使用してもOKです。加熱時間はそら豆の大きさにもよりますが、10粒で1分程度(500W)が目安です。
こちらの冷凍方法は解凍後そのまま食べることができます。
まとめ
そら豆は日持ちしない野菜です。すぐに食べないときは、購入後になるべく早く冷凍保存をするのがおすすめ。
さや付きのまま保存すると、そら豆の風味が保たれますが、小分けに使用する場合や解凍後の調理に時間をかけたくないときは茹でてから保存するといいでしょう。