夏に余ったカレーの保存には要注意?鍋ごと保存するのは食中毒の危険あり!
冬はカレーを常温保存しているという家庭も、夏は鍋のまま置いておいてもいいのだろうかと悩みますよね。
大量に作ってしまったときは、冷蔵庫の場所も取るので、鍋のまま常温で保存できた方が、すぐに温めることができていいなとは思いつつも、せっかく作ったカレーが腐ってしまうのは避けたいところ。
今回は、カレーは常温で保存できるのか、冷蔵や冷凍で保存するときの正しい保存方法など、夏においしくカレーを食べる方法をくわしく解説していきます。
1.季節を問わず、常温でのカレーの保存はNG
鍋のまま常温でカレーを保存することは、細菌が繁殖してしまうためNGです。
たとえ冬であっても、食中毒の危険性があります。原因はウェルシュ菌。ウェルシュ菌は、土や水の中、生き物の腸内など、幅広く生息している細菌で、空気が苦手です。そのため、カレーの鍋底など酸素が少ない場所を好み繁殖します。
「細菌は加熱すれば大丈夫。」と考えている人も多いですが、ウェルシュ菌は芽胞という硬い殻を作るので、100度以上で加熱されても6時間は死滅しないのです。芽胞のままであれば増殖はしません。しかし、加熱後に温度が下がり常温になると、発芽して菌が活動を始めるため、一気に増殖します。
ウェルシュ菌による食中毒の症状は、食べてから約6~18時間後に起こります。腹痛や下痢などの腹部に症状を感じることが多いようです。
ウェルシュ菌を増やさないようにするには、繁殖しやすい20~50度になる場所に長時間放置しないことがポイント。
本来であれば、料理は1回で食べきれる量を作るのがベストですが、カレーは大量に煮込むので、2~3回と食べることも多いですよね。粗熱が取れたら、できるだけ早く冷蔵または冷凍保存しましょう。
2.カレーを冷蔵保存する場合
2-1.冷蔵による保存方法
カレーを冷蔵保存するときは、容器に小分けにしましょう。1回で食べきれる分ずつに分けると便利です。鍋のまま保存するのは、細菌が繁殖しやすくなるためNG。
冷蔵保存をするときは、素早く粗熱をとるのがポイント。鍋に入れたまま自然に冷めるのを待つのは時間がかかるので、そんなときはフライパンと保冷剤を用意しましょう。
フライパンに保冷剤を置き、水を注ぎます。上にカレー鍋を置いたら、側面にも保冷剤を置きます。さらにカレーを混ぜることで、均等に早く冷ますことができますよ。
2-2.冷蔵で保存できる期間
カレーは日持ちしにくいため、冷蔵で保存できる期間は翌日まで。食べるのが翌日以降になるときは、冷凍するようにしましょう。
3.カレーを冷凍保存する場合
3-1.冷凍による保存方法
冷凍保存も基本は冷蔵保存と変わりません。素早く粗熱をとって、小分けにして保存しましょう。
冷凍する場合、根菜類は取り除くのがおすすめ
冷凍保存の場合、じゃがいもやにんじんなどの根菜類は取り除くのがおすすめです。時間が経つと水分が抜けて、スカスカになってしまうからです。
取り除くのが面倒なときは、つぶして冷凍保存をするといいですよ。あらかじめ冷凍することがわかっているときは、調理の段階ですりつぶしておくのも一つの手です。
3-2.冷凍で保存できる期間
カレーは冷凍保存でも一週間以内を目安に食べきりましょう。
必ず食べる直前にカレーを鍋に移し、かき混ぜながら、中心部までしっかりと再加熱するのがポイント。熱いうちに食べましょう。
4.食べてはいけない腐ったカレーの特徴
素早く粗熱を取り、しっかりと保存しても、腐ってしまうことはあります。カレーが以下の状態になっていたときは、食べるのは控えましょう。
- 変色が見られる(表面が白っぽい)
- カビが生えている
- 異臭がする(すっぱい匂い・納豆のような匂い)
- 糸を引いている
もったいないと思っても、異変を感じたときは、食べるのはNG。お腹を壊してしまう可能性があります。
まとめ
夏に限らず、カレーを常温保存するのはNGです。冬は気温が20度以下でも、暖房で室温が上がることもあります。
なるべく素早く粗熱を取り、翌日中までに食べきるのであれば冷蔵保存、翌日以降になりそうなときは冷凍保存をしましょう。
また、夏は正しく保存しても食品が傷みやすい季節です。カレーが腐っているかもしれないと思ったら、食べるのはやめましょう。