結露させない加湿器の使い方|湿度50%・設置場所・換気でカビ対策

乾燥しがちな寒い季節に欠かせない加湿器。
加湿器を使用していると、窓の結露が気になるという方も多いのではないでしょうか。
結露はカーテンが濡れてしまったり、カビが発生したりすることもあるため、可能な限り防ぎたいですよね。
そこで今回は、加湿器を使用すると結露しやすくなる理由や、結露を防ぐ加湿器の使い方などをくわしく解説します。
1.加湿器で結露が増える原因
加湿器を使用すると、結露が発生する理由は、温度差と過度な加湿です。
原因をくわしく見ていきましょう。

1-1. 室温と外気の温度差が大きい
冬場のように、室温と外の温度差が大きいと結露が発生しやすくなります。
加湿器を使用し、湿度が高くなると水蒸気の量が増えます。
結露は、この湿った空気が冷たいガラスに触れたとき、水蒸気が冷やされて水滴になり、発生する仕組みです。
暖房をつけていると、室温と外気温の差がさらに大きくなるため、結露を起こしやすい環境になります。
1-2.湿度を上げすぎている
部屋の乾燥を防ぐために加湿器は必要ですが、湿度が高くなると水蒸気の量が増えるため、結露を起こしやすくなります。
部屋の湿度が高すぎると結露だけではなく、カビの原因にもなるため注意しましょう。
2.結露を防ぎながら加湿器を使用する方法
結露するからといって、加湿器の使用をやめると空気が乾燥してしまい、喉や肌のうるおいを保ってくれたり、静電気を抑えたり、体感温度を上げる効果などを得られなくなってしまいます。
結露を防止し、加湿器を上手に使用する方法を見ていきましょう。
2-1.室温を上げすぎない
暖房で室温が上がり外の温度差があると、結露しやすくなります。
必要以上に部屋を温めないように気をつけましょう。
2-2.湿度は50%を目安にする
加湿しすぎると空気中の水蒸気が増え、結露が起こりやすい環境になります。
湿度の目安は50%が目安です。
2-3.室内の空気を換気する
余計な湿度を逃がすため、定期的に換気を心がけてください。
寒い季節に温めた空気が出ていくのを避けたい場合は、風呂場などの換気扇を常に回したり、暖房器具に近い窓を開けたりするといいでしょう。
2-4.加湿器を壁や窓から離れた位置に置く
加湿器は壁や窓、家具の近くに置かず、なるべく部屋の中央への設置がベストです。部屋全体を加湿することができます。
冷たい空気がたまりやすい床に直接置くと、結露が発生する恐れがあります。床から30cm以上離すのが理想です。
2-5.タイマー・自動運転を活用する
寝るときはタイマーを設定するといいでしょう。就寝時も加湿器をつけっぱなしにしていると、必要以上に湿度が高くなる可能性があります。
加湿器に自動運転機能がついているときは、そちらも活用しましょう。加湿しすぎを防いでくれるのでおすすめです。
まとめ
加湿器は乾燥を防ぎ、健康や美容面でもさまざまなメリットがありますが、加湿しすぎると結露の原因になります。
加湿しすぎに気をつけることも大切ですが、室温を上げすぎない、壁や窓の近くに置かないなど、少しの工夫で結露を防止できます。
上手に加湿器を使用して、寒い冬を快適に過ごしましょう。