暖房はつけっぱなしとこまめに消すのどっちがお得?電気代を節約する使い方

「ちょっとコンビニまで買い物に」
「お風呂に入っている間だけ」
など、短時間部屋を空けるときに、エアコンの暖房を消すべきか、つけっぱなしにするべきか迷うことはありませんか?
結論からお伝えすると、「30分以内の外出ならつけっぱなしがお得な場合が多いが、外気温や時間による」いうのが正解です。
この記事では、時間別の判断基準や、つけっぱなし以外でも電気代を抑えるための賢いテクニックをご紹介します。冬の電気代を上手に節約しながら、快適なおうち時間を過ごしましょう。
1. 30分程度の短い外出ならつけっぱなしがお得
コンビニへの買い物やゴミ出し、子供の送迎など、30分以内の外出であれば「つけっぱなし」をおすすめします。
一度エアコンを切って部屋が冷え切ってしまうと、帰宅後に再び部屋を暖めるために「強運転」が必要となり、多くの電力を消費します。30分程度であれば、温度維持のための電力の方が、再起動にかかる電力よりも安く済むケースが多いのです。また、帰宅した瞬間に部屋が暖かいという快適さのメリットもあります。

2. 1時間以上の外出ならオフにするのがお得
ランチや買い物など、1〜2時間以上外出する場合は、基本的に「オフ」にするのがおすすめです。
ただし、これには外気温が大きく関係します。
目安として覚えておきたいのが外気温3℃という基準です。
外気温が氷点下になるような極寒の日や地域では、1〜2時間でも部屋が急速に冷えるため、つけっぱなしの方が有利な場合があります。一方で、東京や大阪など都市部で、日中の外気温が5〜7℃程度ある場合は、こまめに消した方が節約になるケースが多いと言われています。
お住まいの地域の気候に合わせて使い分けると良いでしょう。
3. なぜ「暖房のつけっぱなし」が節約になると言われるのか?
「こまめに消す」よりも「つけっぱなし」の方が電気代が安くなると言われる理由は、エアコンが最も電力を消費するのが「運転開始から設定温度に到達するまで」の間だからです。
一度室温が設定温度に達してしまえば、その温度を維持する電力はそれほどかかりません。
特に冬の暖房は、夏に比べて外気温と設定温度の差が大きくなりがちです(例:夏は差が8℃程度でも、冬は20℃近くになることがあります)。
その分、冬は室温を上げるための起動時の負荷が非常に高くなるため、頻繁にスイッチを切って冷えた部屋を暖め直すよりも、温度を維持し続ける方が結果的に節電につながるのです。
4. つけっぱなし以外でもできる!暖房効率を上げる節約術
日々のちょっとした工夫で暖房効率を上げ、節約する方法があります。
4-1. 加湿器で体感温度を上げる
暖房を使う時は、加湿器を併用してください。
人間の体感温度は湿度によって変化します。同じ室温でも、湿度が上がると暖かく感じられるようになります。加湿器を使って湿度を適度に保てば、エアコンの設定温度を上げなくても快適に過ごせます。
4-2. サーキュレーターで暖かい空気を循環させる
暖かい空気は天井付近に溜まりやすい性質があります。
サーキュレーターを使って空気を攪拌し、天井に溜まった暖気を循環させましょう。部屋全体の温度ムラがなくなることで、暖房効率が上がります。
4-3. フィルターと室外機のお手入れ
エアコンのフィルターがホコリで目詰まりしていると、空気を吸い込むのに余計なパワーが必要になり、消費電力が悪化します。2週間に1回を目安にフィルター掃除を行いましょう。
また、室外機の周りに物を置いたり、カバーで覆ったりしていませんか? 空気の通り道が塞がれると効率が落ちてしまいます。室外機周辺は片付けておきましょう。

4-4. 設定温度は「20℃」を目安に
環境省が推奨する冬の暖房設定温度の目安は20℃です。
暖房の設定温度を1℃下げるだけで、約10%の消費電力削減になると言われています。
「20℃では寒い」と感じる場合は、加湿器やサーキュレーターの併用、暖かい服装などで調整し、無理のない範囲で設定温度を見直してみましょう。
4-5.風量は基本的に自動設定
エアコンの風量は自動設定にした方が電気代は抑えられます。
電気代を抑えようと、最初から「弱」で運転すると、温度が上がるまでに時間がかかってしまい、多くの電力を消費してしまうこともあります。
4-6.エアコンの風向きは下向きに
暖かい空気は、上に行く性質があります。そのため、エアコンの風向きは下向きにしましょう。
4-7.断熱シートや断熱カーテンで保温
窓は熱が出入りしやすい場所です。
断熱シートや断熱カーテンを使用し、冷気の侵入や暖かい空気が逃げるのを防ぐ工夫も、電気代の節約になります。

5. エアコン暖房の効きが悪いときに確認すること
フィルターの汚れや、室外機の周りに雪が積もっていないかなどをチェックします。また、寒い日には室外機の「霜取り運転」が作動し、一時的に温風が止まることがあります。
10年以上前の古いエアコンを使用している場合、最新の省エネ機種に買い替えることで、電気代が大幅に安くなるケースもあります。
まとめ
冬のエアコン暖房は、30分以内の外出ならつけっぱなしがお得で快適ですが、1〜2時間以上の長時間の外出なら基本はオフにするのが節約のコツです。 ただし、外気温が極端に低い場合はつけっぱなしも検討してみてください。
また、就寝時はタイマー機能を活用して乾燥対策を行うと良いでしょう。
暖房は外気温やご自身の体調に合わせて柔軟に使い分けることが大切です。 加湿器やサーキュレーターなども上手に取り入れて、暖かく快適な冬をお過ごしください。