掃除機の寿命はおよそ6年!タイプ別の目安と買い替えサイン、長持ちさせるコツ

「最近吸い込みが悪い」「すぐに止まる」といった症状は、寿命や故障のサインかもしれません。
本記事では、タイプ別の寿命目安や、修理と買い替えを判断するポイント、長持ちさせるコツについて解説します。
1.【タイプ別】掃除機の寿命目安
掃除機の寿命はコードレスタイプとキャニスタータイプで寿命が異なります。まずは、お使いの掃除機のタイプに合わせた寿命の目安を確認しましょう。

1-1.コードレス掃除機
近年の主流であるコードレス掃除機の寿命は、主にバッテリーの寿命に依存します。
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寿命目安:約2〜3年
内蔵されているリチウムイオン電池などのバッテリーは消耗品です。毎日使用した場合、繰り返し充電できる回数には限りがあるため、本体のモーター等が元気でも、バッテリーが先に劣化してしまいます。
ですが、本体が寿命を迎えているわけではないので、バッテリーを新しいものに交換することで、パワーを取り戻し、長く使い続けることが可能です。
1-2.キャニスター掃除機
電源コードをコンセントに差して使うキャニスター型の掃除機は、バッテリーがない分、比較的寿命が長い傾向にあります。
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寿命目安:約6〜8年
このタイプが寿命を迎える主な原因は、モーターの摩耗や劣化、あるいは電源コードの断線などです。
コードレスタイプに比べて長く使えるのが特徴ですが、使用頻度が高い場合はモーターへの負荷も大きくなるため、目安よりも早く寿命が来ることもあります。
1-3.メーカーの「部品保有期間」とは
寿命を考える上で重要なのが、メーカーが定めている補修用性能部品の保有期間です。 これは、製品の機能を維持するために必要な部品を、メーカーが製造打ち切り後も保有しておかなければならない期間のことです。
電気掃除機の場合、この保有期間は一般的に6年とされています。 製造終了から6年以上経過すると、修理に必要な部品がメーカーになくなってしまう可能性が高くなります。そのため、部品保有期間の終了が、実質的な掃除機の寿命と言える側面もあります。
2.これが出たら寿命かも?買い替えのサイン
「まだ動くけれど、なんとなく調子が悪い」という場合、以下のような症状が出ていないかチェックしてみてください。
2-1.吸引力が戻らない
紙パックを交換したり、フィルターのお手入れをしても吸引力が弱いままの場合、モーター自体が寿命を迎えている可能性があります。
特に、「ブラシは回るけれどゴミを吸わない」といった状態は、吸い込むためのモーター機能が低下している可能性が高いです。
2-2.異音・異臭がする
使用中に「焦げ臭いにおい」がしたり、「キーン」「ガリガリ」といった金属音が聞こえたりする場合は注意が必要です。
モーターの不具合や、内部部品の破損、あるいはホコリが内部に入り込んでショートしかけている可能性があります。発煙や発火のリスクもあるため、直ちに使用を中止してください。
2-3.使用時間が極端に短くなった
コードレス掃除機の場合、満充電にしたはずなのに数分で電源が切れてしまう、あるいは強モードにすると一瞬で止まってしまう場合は、バッテリーの寿命です。
これは本体の故障ではないケースが多いため、バッテリー交換で解消することがほとんどです。
2-4.電源コードの発熱・巻き取り不良
キャニスター型でよくあるのがコードのトラブルです。
使用中にコードが異常に熱くなる、特定のアングルにすると電源が落ちる、あるいはコードリールの巻き取りが弱くなって収納できないといった症状は、内部で断線や接触不良が起きている恐れがあります。そのまま使うと感電やショートの原因になり危険です。
2-5.本体が熱くなる
排気口が塞がれていないのに、本体が触れないほど熱くなる場合は、内部の冷却ファンが故障しているか、モーターに過度な負荷がかかっている可能性があります。安全装置が働いて停止することもありますが、頻発する場合は寿命と考えられます。
3.修理と買い替え、どっちがお得?判断のポイント
不具合が出たとき修理と買い替えどちらにするか悩むところです。判断の分かれ目となるポイントをご紹介します。
3-1.購入から6年未満の場合
購入してからまだ年数が浅く、保証期間内であれば、まずは修理を検討しましょう。 保証期間が過ぎていても、購入から6年以内であればメーカーに部品が残っている可能性が高く、修理が可能です。
ただし、モーター交換など大掛かりな修理になる場合、修理費用が高額になることもあります。修理見積り」と新品の価格を比較して検討することをおすすめします。
3-2.購入から6年以上経過している場合
購入から6年以上経過している場合は、買い替えをおすすめします。
その理由として、修理をしたくても部品の保有期間が過ぎていて部品がない可能性があることや、一箇所を直しても経年劣化により別の箇所がすぐに故障するリスクがあることが挙げられます。
また、最新の掃除機は6年前のモデルに比べて吸引力や省エネ性能、使い勝手が向上しているなど、性能が大きく進化している点もメリットです。
3-3.バッテリー交換にかかる費用目安
コードレス掃除機でバッテリーの持ちが悪いだけの場合は、本体ごと買い替えるよりもバッテリー交換の方が安く済むケースがほとんどです。
メーカーや機種によりますが、純正バッテリーの価格は数千円〜1万円程度が一般的です。本体に問題がないようであれば、まずはバッテリー交換を検討してみましょう。
4.掃除機を長持ちさせる正しい使い方・お手入れ
せっかく購入した掃除機ですから、長く大切に使いたいものです。日頃のちょっとした心がけで、掃除機の寿命を延ばすことができます。
4-1.こまめなゴミ捨てとフィルター掃除
ゴミが溜まった状態で使い続けることは、モーターに大きな負担をかけます。 ゴミがいっぱいになってから捨てるのではなく、こまめに捨てる習慣をつけましょう。
また、フィルターが目詰まりすると吸引力が落ち、モーターが無理をして熱を持ちやすくなります。定期的な水洗いやお手入れが寿命を延ばす鍵です。
4-2.ヘッド(回転ブラシ)のメンテナンス
ヘッドの回転ブラシに髪の毛や糸くずが絡まったままになっていませんか? ブラシの回転が妨げられると、モーターに余計な負荷がかかります。
定期的にヘッドの裏を確認し、絡まったゴミを取り除くようにしましょう。
4-3.コードの取り扱いに注意
キャニスター型の場合、電源コードを引っ張りすぎないように注意しましょう。コードに付いている黄色い印はもうすぐ終わりの合図、赤い印はこれ以上引き出せないという意味の印です。
また、コンセントから抜く際は、コード部分を引っ張るのではなく、必ずプラグを持って抜くようにしてください。
4-4.バッテリーを長持ちさせるコツ
コードレス掃除機のリチウムイオンバッテリーは、極端な暑さや寒さが苦手です。夏場の閉め切った車内や、冬場の屋外倉庫などに放置するのは避けましょう。
また、長期間使用しない場合は、満充電のまま放置すると劣化が進むことがあります。
5.寿命を迎えた掃除機の処分方法
寿命を迎えてしまった掃除機は、正しく処分しましょう。主な方法は以下の通りです。
5-1.自治体の回収(粗大ゴミ・不燃ゴミ)
一辺が30cmを超える場合は「粗大ゴミ」となる自治体が多いですが、サイズによっては「不燃ゴミ」として出せる場合もあります。お住まいの自治体のルールを確認してください。
5-2.小型家電リサイクル法(回収ボックス
ハンディタイプなどの小型掃除機は、公共施設や家電量販店に設置されている回収ボックスに入れられる場合があります。
5-3.家電量販店での引き取り
新しい掃除機に買い替える際、古い掃除機を引き取ってもらえるサービスを行っている店舗もあります。
まとめ
掃除機の寿命は、タイプによって異なりますが、約6年がひとつの大きな目安となります。
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コードレス: バッテリー寿命は2〜3年(交換可能)。
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キャニスター: 本体寿命は6〜8年。
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買い替え判断: 購入から6年以上経過しているか、異音・異臭などの危険なサインが出ているか。
掃除機は生活に欠かせない家電です。「おかしいな」と感じたら無理をして使い続けず、安全のために点検や買い替えを検討してみてください。最新の掃除機は、より軽く、よりパワフルに進化しており、毎日の家事を楽にしてくれるはずです。