2023.08.28
洗剤を自動投入してくれる洗濯機が増えてきました。自分で測る手間もなく、洗濯物を入れてスタートするだけなので、簡単で便利な機能です。
次回洗濯機を買い替えるときには、洗剤の自動投入機能があるものを検討したいと考えている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、洗濯機の洗剤や柔軟剤を自動投入してくれる洗濯機のメリットやデメリットをくわしく解説します。
洗濯機の洗剤自動投入とは、その名の通り洗濯物の量に合わせて、洗濯機が自動で洗剤や柔軟剤を入れてくれる機能のことです。
自分で測って入れなくてもいいので、洗濯機のコースを選んでスタートするだけ。メーカーや機種によりますが、約1ヶ月分の洗剤を入れておくことができます。
洗剤自動投入のメリットは、洗濯物を入れてコースを選ぶだけでOKなので、洗濯機の洗剤ケースに洗剤や柔軟剤を測って入れるという手間を省けます。
時間にすると1~2分ではありますが、仕事や子育てに忙しい人にとっては貴重な時間。スマホと連動する洗濯機の場合は、遠隔から洗濯スタートも可能です。
自動投入を使えば、洗剤の入れ忘れや入れすぎを防ぐこともできます。洗剤の量がわからず悩んだり、うっかり洗剤をこぼしてしまうなどのアクシデントが起こったりすることもありません。
自動投入にすれば、ケースは洗濯機についているので、別途洗濯洗剤や柔軟剤の入れ物を置くスペースを設ける必要がなくなります。
ケースに入っている洗剤は必要なく詰め替え用だけでいいので、購入費用も節約できるのもうれしいですね。
自動投入用タンクの定期的なお手入れは欠かせません。
タンクが少し複雑な構造になっているものもありますが、数か月に1回程度の掃除で済むことが多いので、毎日洗剤を入れなくていいというメリットの方が大きいのではないでしょうか。
別の洗剤を使用する際にはタンクを洗浄しなくてはいけないため、面倒に感じる人もいるようです。
また、いつも使用している洗剤や柔軟剤を使わずに、おしゃれ着洗い用洗剤など別の洗剤を使用したいときは自動投入をオフにしなくてはなりません。
自動投入できるのは、基本的に液体タイプのみです。ジェルボール型洗剤や粉末洗剤、ビーズ状の仕上げ剤などは入れられません。
また、漂白剤や重曹を使用する場合は、自分で入れなくてはならないため注意してください。
液体タイプでも、使用料の目安が記載されていない洗剤などは使用できない場合もあるので、取扱説明書をよく確認してから使いましょう。
自動投入してくれる洗濯機でも、当たり前ですが洗剤が入っていないと投入してくれません。洗剤と柔軟剤を指定のタンクに容量を守って入れておきましょう。
初めて使用するときや洗剤・柔軟剤の種類を変えたときは、投入量の設定を行います。
設定は難しいものではなく、ほとんどの洗濯機が水30Lに対する使用量を設定するだけで完了します。
くわしい設定方法はメーカーや機種によって異なるため、取扱説明書を確認してください。
洗剤と柔軟剤を入れ、投入量を設定したら、コースを選んで洗濯をスタートしましょう。手動で洗剤を入れるときと変わりはありません。
ジェルボール型洗剤やおしゃれ着洗い用洗剤を使いたい場合、手動に切り替えることもできます。
設定を切り替えたら洗剤を手動投入口に入れ、あとは普通に洗濯をするだけです。
自動投入口を掃除する目安は、数ヶ月に1度でOK。
ただし、洗剤や柔軟剤を違う種類のものにするときや自動投入機能を1ヶ月以上使用していなかったときなどは掃除をしてから使用してください。
掃除方法は洗濯機によって異なるため、取扱説明書をよく確認しましょう。
洗濯機の洗剤の自動投入は、忙しい人にとって便利な機能です。
定期的なお手入れは欠かせませんが、毎回洗剤を入れる手間に比べれば苦にはならないでしょう。
おしゃれ着洗い用の洗剤やジェルボールは自動投入のタンクには入れられませんが、手動設定にも切り替え可能なので安心してください。
すでに自宅の洗濯機に自動投入機能がついている場合は、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。