2024.06.28
空気を綺麗にするために空気清浄機をつけたのに、なぜか嫌なニオイがするという経験がある人も多いのではないでしょうか?
ニオイが気になり、花粉のシーズンに使えずに困っているという人もいるかもしれません。
今回は空気清浄機のニオイの原因や対処方法などを、くわしくご紹介します。
乾燥が気になる季節に大活躍の、加湿機能が付いている空気清浄機のお手入れ方法も合わせてご紹介するので、チェックしてみてくださいね。
空気清浄機からニオイがするときは、2つの原因が考えられます。
長く使用している場合、本体やフィルターからニオイが発生している可能性があります。集じんフィルターや脱臭フィルター、さらに加湿機能があるものは加湿フィルターにもニオイが染みついてしまっていることも。
もう一つの原因は、空気清浄機の脱臭機能を上回るニオイが発生しているとき。喫煙や焼き肉などニオイの強い料理をしたときに、ニオイを取りきれず空気清浄機内に残ってしまうことがあるのです。
空気清浄機から嫌なニオイがするときは、どこからニオイがしているのか調べましょう。
ニオイの原因を調べる方法は、まずフィルターをすべて外して空気清浄機を運転させます。フィルターなしで臭う場合は、本体が原因です。
フィルターなしのままで、室内を換気しながら、一番風量が強い状態で運転を半日続けてみてください。ターボ運転が搭載されている場合は、そちらを使用するといいでしょう。
ニオイが改善しなかった場合は、メーカーに点検や修理を依頼しましょう。
フィルターを外して運転しても臭わなかった場合は、本体ではなくフィルターが原因と考えられます。1枚ずつフィルターを装着して運転し、どのフィルターが原因なのか調べましょう。
ニオイの原因が集じんフィルターの場合は、室内を換気しながら、一番風量が強い状態で運転を半日続けてみてください。
脱臭フィルターの場合は、1日程度天日干しをしてみましょう。
加湿機能がついている場合は、加湿フィルターの可能性も。加湿フィルターの場合は水洗いをしましょう。くわしくは次の項目でご紹介します。
上記を行い、ニオイが改善しなかった場合は、フィルター交換のサインです。
空気清浄機は、定期的に掃除が必要です。ニオイの原因はフィルターであることが多いので、お手入れ方法を覚えておきましょう。
集じんフィルターや脱臭フィルターは、掃除機でゴミやホコリを吸い取りましょう。1日8時間程度の使用であれば、2週間に1回程度が目安。汚れがひどくても水洗いは厳禁です。
集じんフィルターは、静電気を利用してホコリや花粉などを吸着させているため、水に濡らしてしまうと、性能が圧倒的に下がってしまいます。また型崩れを起こし、使用できなくなってしまうこともあるので、水洗いはNGなのです。
加湿フィルターは、水洗いができます。1日8時間程度の使用であれば、1ヶ月に1回程度が目安。水かぬるま湯で押し洗いをしましょう。
汚れがひどい場合は、重曹やクエン酸を使用してつけ置きをするといいですよ。
洗剤は2Lに対し20mlが目安ですが、使用量は取扱説明書をよく確認してください。
「水を入れているだけなのに、ニオイなんてするの?」と思っている人も多いですが、加湿機能付きの空気清浄機は、フィルターだけではなくタンクがニオイの原因になっていることも。
水タンクからニオイがする原因と、お掃除方法も覚えておきましょう。
水タンクには水垢や雑菌、カビなどが発生することがあり、これがニオイの原因となっています。
そのまま使い続けると、ニオイだけではなく空気中に雑菌やカビが出てしまい、身体に悪影響を及ぼす可能性もあるのです。
水タンクは1ヶ月に1回程度掃除を行いましょう。フィルター掃除と同時に行うと忘れませんよ。
水タンクは、少量の水を入れて振り洗いをするだけでOK。汚れがひどいときは、40℃程度のぬるま湯にクエン酸を入れて、30分程度つけ置きをしましょう。クエン酸は、水1Lあたり10gが目安です。
タンクのフタや、タンクと繋がっているトレーも一緒に洗うのがポイント。
フタは汚れやすい部分なので、汚れがひどいときは台所用洗剤で洗いましょう。トレーの溝など細かい部分は、歯ブラシを使ってこすると汚れが落ちます。
空気清浄機から嫌なニオイがしてきたときは、掃除やフィルター交換のサイン。
そのまま放置すると、綺麗な空気を保つことができません。
ニオイの原因を追究し、改善するようにしましょう。
また、普段から定期的な掃除を心がけることでニオイの発生を防ぎ、空気清浄機本体やフィルターも長持ちさせることができますよ。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。