2023.07.24
どんなに大切に使っていても、いつも持ち歩いているカバンは外側も内側も汚れてしまいます。清潔な状態を保つために、自宅で洗濯したいと思っている人も多いのでは?
カバンはさまざまな素材でできているため、最悪の場合水洗いをすると使えなくなってしまうことも。
そこで今回は、カバンを洗濯するときの注意点を抑え、素材別にお手入れ方法をくわしくご紹介します。
カバンを洗濯する前に、洗濯表示のタグがついているか確認しましょう。洗濯表示には、水洗いができるのか、漂白剤が使用できるのかなどの記載がされています。
なければカバンの素材を確認し、洗濯可能かどうか判断してください。
(出典元:経済産業省)
水洗い可能なカバンには、おしゃれ着用中性洗剤がおすすめ。
一般的な洗濯洗剤は洗浄力が強く、カバンを傷める可能性があります。
色落ちが心配なときは、目立たない場所に少し洗剤をつけ、タオルなどの白い布で軽く叩いてみましょう。
タオルに色が移らなければ、洗濯OKです。
装飾でついている金具など、取り外せる部分は外しましょう。
洗濯時にカバンに引っかかり、破損する恐れがあります。取り外しができない場合は、ビニールなどで覆うといいですよ。
洗濯機で洗えるカバンの場合は、洗濯ネットに入れましょう。ちょうどいいサイズの洗濯ネットに入れることで、型くずれやシワを防いでくれます。
洗濯機で洗えるカバンでも、脱水機能は使わないようにしましょう。型くずれやシワの原因になります。手洗い同様、タオルなどで水気を拭き取るようにしてください。
カバンは使われている素材によって、お手入れ方法が違います。中には水洗いできない素材も。素材別にカバンの洗い方をチェックしましょう。
トートバッグなどによく使われている綿素材。厚手で丈夫なため水洗いOKのカバンも多いですが、シワになりやすいので注意しましょう。
1.バケツや洗面器などに水を入れ、おしゃれ着用中性洗剤を少量入れてよく混ぜます。
2.バックを入れ、押し洗いをしてください。ゴシゴシとこすったり、強くもんだりすると、毛玉などの原因になり生地を傷めてしまうので気をつけましょう。
3.押し洗いが終わったらすすぎます。押し洗いを続けながら2~3回水を入れ替え、泡が出なくなるまですすぎます。すすぎ残しがあると、変色する可能性があるため、しっかりとすすぎましょう。
4.水気をよく切った後、大きめのタオルで水気を拭き取り、シワを伸ばしてピンチハンガーで逆さにつるして干しましょう。
ビジネス用のバッグやリュック、エコバッグなど、幅広いカバンに使われているナイロン。ナイロンは軽く、水や汚れも強い素材ですが、お手入れは必要です。ナイロン製のカバンの汚れを落とすには、つけ置きするといいですよ。
1. バケツや洗面器などに水を入れ、おしゃれ着用中性洗剤を入れてよく混ぜます。
2.ファスナーやスナップなどはすべて開け、洗浄液に入れて30分ほどつけ置きします。
3.汚れが浮いてきたら、軽くもみ洗いをしてください。気になるところは歯ブラシで優しくこすりましょう。
4.洗い終わったらすすぎます。2~3回水を入れ替えて泡が出なくなるまでしっかりとすすぎましょう。
5.水気をよく切った後、大きめのタオルで水気を拭き取り、ピンチハンガーで逆さにつるして干します。このときもファスナーなどは開けたままにしましょう。
秋冬のカバンによく使われているウール。ニット同様、デリケートな素材のため、丁寧に手洗いを行い、平干しするのがポイントです。
1. バケツや洗面器などに水を入れ、おしゃれ着用中性洗剤を少量入れてよく混ぜます。
2.押し洗い、もしくは10~15分つけ置きした後に、前後左右に振りゆすり洗いをしてください。
3. 2~3回水を入れ替え、泡が出なくなるまでしっかりとすすぎます。
4.水気をよく切った後、大きめのタオルで水気を拭き取ります。強く押すと毛玉や型くずれの原因になるため、優しく拭き取ってください。
5.風通しの良い日陰に平干ししましょう。
革製のカバンは水や洗剤に弱いため、水洗いすることはできません。
汚れが気になるときは、専用のクリーナーを使用しましょう。布やタオルにつけ、汚れを拭き取ることができます。
汚れを落とした後に、ストッキングなど柔らかい布で磨くとツヤを出せます。
本革にくらべると、水に強い人工素材の合皮。しかし、湿度に弱く3~5年が寿命といわれています。ボロボロになってしまうこともあるので、水洗いは控えましょう。
お手入れ方法は、まず表面の汚れをブラシで落とし、おしゃれ着用中性洗剤を溶かしたぬるま湯に浸したタオルを、汚れが気になる部分につけて軽く叩いてください。
汚れが落ちたら、乾いた布で水気を拭き取り、陰干しをします。
夏にぴったりのカゴやビニール製のカバン。型くずれしやすいため、水洗いは避けた方がいいでしょう。
かごやビニール製のカバンは、汚れがしみ込みにくいので、タオルで水拭きするだけでもきれいに汚れが落ちることも。
ホコリはブラシで取り除くといいですよ。
カバンのお手入れはしたくても、手洗いは面倒だと感じる人も多いのではないでしょうか。基本的に綿素材のカバンであれば、洗濯機で洗うことが可能です。
ただし、シワが気になる、色落ちしないか心配、取り外しのできない装飾品がついているという場合は、綿素材でも手洗いをおすすめします。
洗濯するときは、おしゃれ着洗いコースやドライコースなど、優しく弱水流で洗えるコースを選択してください。
先ほどもご説明の通り、洗濯ネットを活用し、脱水はシワの原因になるため行わないようにしましょう。
カバンは素材によって、水洗いできるものとできないものがあります。綿素材やナイロンは比較的洗いやすいです。
本革や合皮など水に弱い素材のものは、手洗いも避けた方がいいでしょう。
洗濯機で洗える素材でも、型くずれやシワの原因になるため、洗濯ネットを使用し、脱水は控えてください。
お気に入りのカバンを長く使うために、防水スプレーを使用したり、カバンを使った後はブラッシングしたりするといいですよ。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。