2023.04.12
ダニは繁殖力が強く、死骸やフンもアレルギーの原因にもなる厄介な存在です。
寝具などをしっかりと洗っても、ダニは目には見えないため、洗濯でしっかりと落とせているのか不安になりますよね。
そこで今回は、ダニは洗濯で落とせるのか、ダニを除去するのに効果的な方法などをくわしく解説していきます。
結論からいうと、洗濯だけではダニを落とすことはできません。
ダニは一時的に酸素がなくても生きることが可能で、繊維にしがみついているため、水や洗剤で完全に落とすことはできないのです。
ただし、死骸やフンは洗濯で除去できるので、効果がないわけではありません。
ダニを除去するには、洗濯だけでは不十分。ダニの除去には「熱」が必要です。
ダニは60℃以上の熱であっという間に死滅します。50℃でも20~30分加熱すれば除去が可能です。
洗濯する際に、60℃以上の熱湯が使用できればいいですが、洗濯機はプラスチックの部品が多いため、故障の原因になることも。
熱湯で洗濯ができなくても、ダニを撃退できる方法があるので見ていきましょう。
家庭用の洗濯機に乾燥機能がついている場合は活用しましょう。強い熱風でダニを除去することができます。
ただし、乾燥機を使用できない衣類もあるため、洗濯表示を確認してから行いましょう。
布団や毛布など大きなものは、コインランドリーの乾燥機が便利です。家庭用の洗濯機よりも高温にできる乾燥機もあるので、ダニを一気に除去できます。
布団乾燥機もダニを除去する効果が期待できます。中にはダニを撃退できる機能が搭載されている布団乾燥機も。
布団の間に枕やぬいぐるみなどを入れておくと、一緒にダニの除去ができますよ。
アイロンは最高で200℃になることも。スチームをあてるだけでも効果的なので、小物はアイロンを使ってダニを撃退しましょう。
ダニを予防するには、エサになる汚れを除去することや高温多湿な環境を作らないことが大切です。定期的な掃除や換気をすることで、ダニが生息しにくい場所となります。
天気のいい日は窓を2か所以上開けて換気をしたり、雨の日や湿度の高い季節は、エアコンの除湿機能や除湿器などの使用がおすすめです。
ダニのエサとなる汚れを除去するために、洗濯槽は定期的に掃除を行いましょう。
汚れやカビを除去するには、塩素系クリーナーがおすすめです。
目安は月に1回、塩素系クリーナーを入れて、通常のコースで洗濯機を回すだけ。忙しく時間がないという人でも、手軽に洗濯槽のダニ予防ができます。
洗濯した直後は、湿気がこもるため、フタを開けたままにしましょう。
小さな子どもやペットがいる家庭では、フタを開けたままにすると入ってしまわないか心配になるかもしれません。
そんなときは洗濯槽の乾燥機能が備わっている洗濯機もあるので、活用してみてください。
ダニは洗濯するだけでは簡単に落ちません。
ダニを除去するためには「熱」が必要です。乾燥機能がついている洗濯機の場合は、熱風で除去できます。
大きなものはコインランドリーの乾燥機を利用するといいでしょう。
ただし、乾燥機の使用ができない衣類などもあるので、洗濯表示をチェックしてからにしてください。
ダニを予防するには、洗濯機の掃除や使用後に湿気をこもらせないようにすることが大切。洗濯機だけではなく、室内の掃除や換気も重要です。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。