暑い夏、猫が快適に過ごすためにはエアコンの温度設定はどれくらいがいい?

2022.07.15

猫

夏に猫だけでお留守番をすることもありますよね。

猫はこたつで丸くなるという歌もありますが、夏が得意なわけではなく、暑さは猫にとって天敵。なぜなら猫は、肉球からしか汗を出せないからです。

自分で温度調整をすることが苦手な猫にとって、夏のエアコンの温度設定はとても重要なのです。

今回は、猫にとって快適な温度設定や、熱中症を起こしてしまったときのサイン、熱中症から守るポイントなどをくわしくご紹介します。

1.猫にとって快適な温度は27度前後

猫にとっての適温は、27度前後といわれています。

毛皮もあり、肉球からしか汗を出せないので、涼しくしてあげようと思ってしまうかもしれませんが、人にとって少し暑いと感じるくらいが、猫にとってはちょうどいいのです。

猫

2.夏は熱中症に注意

人間だけではなく、猫も熱中症にかかるため、注意が必要です。猫が熱中症にかかると、以下のような症状が表れます。

熱中症の初期症状

  • 口を開けて荒い呼吸をしている(パンティング)
  • ごはんを食べない
  • ウロウロとして落ち着きがない
  • 目の粘膜や耳、口の中がいつもより赤い

熱中症の中度の症状

  • 嘔吐や下痢をしている
  • 全身を硬くして震える
  • ヨロヨロと歩いたりふらついたりする
  • 体温が40度以上ある

熱中症の重度の症状

  • けいれんを起こしている
  • ぐったりとしていて動かない
  • 意識が無い

初期症状の場合は、体温を下げるために、氷や保冷剤をタオルに包んで身体に当てたり、水を飲ませたりすることで回復も見込めますが、ぐったりとしていて意識がなく、自ら水を飲むことができない場合は、大至急動物病院に行きましょう。

3.エアコンの使用は温度設定に注意

猫は急激な温度変化に対応できません。そのため、留守番中もエアコンはつけっぱなしにしておく方がいいでしょう。人が帰ってきたときに、エアコンをつけると急に涼しくなり、猫は風邪を引いてしまうことも。

また、温かい空気は上へ、冷たい空気は下へ流れる性質があります。

エアコンの設定温度が猫にとって適温の27度でも、猫が過ごす床に近い部分は、それ以下になっていることも。そんなときは、冷房を弱くつける、真夏以外は除湿にする、「おやすみモード」を活用するなど、急激に冷えることのない設定にしましょう。

猫

4.猫を熱中症から守る5つのポイント

4-1.部屋全体を27度前後に維持する

先ほどもご紹介しましたが、冷たい空気は下にたまる性質があるため、空気を循環させることが大切です。

エアコンと一緒に扇風機やサーキュレーターを使い、部屋全体が27度前後になるように工夫しましょう。

4-2.水飲み場は複数用意する

水がなくなってしまうと脱水症状を起こしてしまいます。

いつでもすぐに水を飲むことができるように、水飲み場は複数用意することがポイントです。

肉球からしか汗を出せない猫は、尿を出すことで体温を下げています。水分が少ないと、脱水症状だけではなく尿が濃くなり、膀胱炎や結石などの病気にかかりやすくなるため気をつけましょう。

猫

4-3.ブラッシングで冬毛は除去する

猫の毛は、春から夏にかけて生え変わるため、抜け毛が増えます。長毛であれば毎日、短毛であれば2~3日に1回ブラッシングをすることで、冬毛を除去することができますよ。

猫 ブラッシング

4-4.ひなたぼっこができる場所は遮光カーテン

猫はひなたぼっこが大好き。ただし、ひなたぼっこのできる場所は、直射日光が当たり暑くなりやすいので、遮光カーテンを使うといいでしょう。

遮光カーテンを使っても、室内の温度がかなり上がってしまうというときは、赤外線もカットできる遮熱カーテンを活用してみるのもおすすめです。

4-5.ひんやり快適な寝床を用意する

暑い夏は、快適な寝床を作ってあげましょう。大理石や金属を使用したペットマットは、ひんやりとしていて快適です。それでも寝床が暑いときは、小型のクーラーもおすすめ。

なかなか思うようなひんやりグッズが見つからないというときは、ペットボトルを凍らせたものをタオルに包んで寝床の近くに置いてあげるのもいいですよ。

猫が自分からペットボトルの上に座ったり、肉球をつけたりして涼んでくれます。

猫

まとめ

猫は比較的暑さには強い生き物ですが、温度調整が苦手なため、真夏はしっかりと対策をしないと熱中症になることがあります。

部屋の温度は27度前後を保ち、すぐに水が飲める環境を作ってあげましょう。また、こまめなブラッシングも大切です。

熱中症の症状が表れたときは、身体を冷やしてあげたり、水を飲ませたりして、様子をみましょう。意識がないときなどは、すぐに動物病院に行ってください。