2024.04.24
掃除機のお手入れはゴミを捨てる、フィルターにほこりが溜まったら除去する程度で、とくに何もしていないという人も多いのではないでしょうか。
掃除機のお手入れを怠ると、嫌なニオイがしたり、吸引力が落ちパフォーマンスが低下したりします。
そこで今回は、掃除機の本体やヘッド、ブラシ、フィルターなどパーツ別のお手入れ方法をくわしく解説します。
掃除機本体は、手あかがつきやすいため、月に1回程度を目安に固く絞った布で水拭きしてください。
汚れが落ちにくいときは、水で薄めた中性洗剤を布に浸し、固く絞ってから汚れを拭き取ります。
ノズルなどのアタッチメントも本体同様に、固く絞った布で水拭きをします。お手入れの頻度は月に1回程度で十分です。
ノズルの内部が汚れているときは、水洗いをするといいでしょう。汚れが落ちにくいときは中性洗剤を使用して洗い、水でよくすすぎます。すすいだあとはしっかり乾かしてください。
ノズルにゴミが詰まったときは、気づいたらすぐに除去しましょう。
ヘッドは掃除機の種類によってお手入れ方法が異なります。
水洗いができるものもあれば、モーターがあり濡れると故障してしまう掃除機もあるため、取扱説明書を必ず確認してから行ってください。
水洗い可能なヘッドであれば、シャワーで水かぬるま湯をかけると汚れがよく落ちます。洗った後はしっかりと乾かしましょう。直射日光は避け、風通しのいい日陰で乾燥させます。
水洗いできないヘッドは、固く絞った布で水拭きしてください。
ブラシヘッドはハサミとピンセットを使って、お手入れをしましょう。ローラーに絡みついた髪の毛や糸、ゴミをピンセットでひっぱり、なかなか取れない部分はハサミで切ります。
ブラシを取り外して水洗いができる掃除機は、ゴミを取ったら流水でよく洗います。
中性洗剤の使用ができるブラシは、バケツなどに水を溜め中性洗剤を溶かして洗うと汚れがよく落ちます。
しっかりとすすいだら、風通しのいい日陰で干しましょう。
サイクロン式も紙パック式もフィルターのお手入れは欠かせません。
掃除機のフィルターにゴミが溜まったまま放置していると、ニオイの原因や吸引力の低下につながります。
サイクロン式のお手入れ方法はフィルターの種類によって異なるため、取扱説明書をよく確認してから行いましょう。
基本的なフィルターのお手入れは、ゴミやほこりを取り除いたら水洗いをします。
中性洗剤が使用できる場合は、少しつけて撫でるように優しく洗うのがポイントです。
ブラシなどでこすったり、もみ洗いをしたりするとフィルターが傷んでしまう恐れがあるため、気をつけてください。
しっかりとすすいだら、陰干しをして乾燥させます。
ダストケースは渦気流が流れるスペースが必要です。
ゴミがいっぱいになってしまうと流れが悪くなるため、ゴミの分離がされにくくなります。ゴミはこまめに捨てましょう。
水洗いができる場合は、ゴミを捨てた後にきれいに洗いましょう。洗い終わった後は乾いた布で水気を取り、日陰で干します。
紙パック式の掃除機は、紙パック自体がフィルターの役割もしているため、フィルターがついていない種類もあります。
フィルターがついている場合は、付属のブラシなどで優しくゴミやほこりを落とします。水洗いができる場合は、こすったり揉んだりせず押し洗いをしましょう。
紙パックの交換の目安は1~2ヶ月。掃除機によっては交換時期になるとランプでお知らせしてくれるため、参考にするといいでしょう。
コード付きの掃除機は、お手入れをする際は電源プラグをコンセントから抜いてください。
水洗いをするときに感電の危険性があります。掃除機の故障の原因になってしまう恐れもあるので必ず抜きましょう。
ダストケースやフィルターなどは水洗いできる掃除機が多く見られますが、メーカーや機種によってはできないパーツもあります。
水洗いをする前に、必ず取扱説明書を確認しましょう。
水洗いをしたパーツは、完全に乾いてから使用しましょう。
湿った状態で使用すると、雑菌が繁殖して嫌なニオイが発生する恐れがあります。また、掃除機の故障につながることもあるため注意しましょう。
早く乾かしたいからといって直射日光に当てたり、ドライヤーを使用したりすると変形する恐れがあるため、風通しのいい場所で陰干しをしてください。
掃除機はゴミを捨てるだけでは、悪臭がしたり、吸引力が低下してしまったりする恐れがあります。
掃除機の機能を十分に発揮させるためにも、本体やノズル、ヘッド・ブラシ・フィルターなど、定期的なお手入れを欠かさないように心がけましょう。
水洗いができるパーツも存在しますが、メーカーや機種によって異なるため、取扱説明書をよく読んでからお手入れしてください。
また、水洗いをしたときはしっかりと乾燥させてから使用するようにしましょう。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。