2023.12.27
カレーを服につけてしまい、すぐに洗ったのに黄色いシミが残ってしまったという経験がある人も多いのではないでしょうか。
落としにくいカレーのシミは、特別なアイテムを使わなくても、自宅にあるものできれいに落とせます。
今回は、カレーのシミ抜き方法や外出先でつけてしまったときの対処方法などをくわしくご紹介します。
汚れには水性と油性のものがあります。カレーのシミは水性と油性が混ざった混合性で、水洗いしただけでは油性の汚れが繊維に残ってしまうため、落ちにくいといわれています。
また、カレーに使用されているスパイスのターメリックにはクルクミンという成分が含まれており、黄色い色素を持っているため、さらにシミが落ちにくいのです。
カレーのシミ抜きを行う前に、つけてしまった衣類が水洗い可能かどうか、また漂白剤の使用ができるか、必ず洗濯表示を確認しましょう。
桶に水が入っているような表示があるときは、洗濯機や手洗いが可能です。数字は水の温度を表しています。
桶に×がついているときは、水洗い不可です。水洗い不可の場合はクリーニング店に相談してみましょう。
無理矢理シミ抜きを行うと、シミは取れても衣類を傷めてしまう可能性があります。
落としにくいカレーのシミですが、自宅にあるものでお手入れが可能です。まずは、食器用中性洗剤を使用した方法を見ていきましょう。
食器用洗剤には界面活性剤が含まれており、洗濯用洗剤よりも効果が期待できます。
用意するもの
・食器用中性洗剤
ぬるま湯でカレーのシミがついてしまった部分の汚れをある程度落とします。油の粘度が下がるため、汚れが落としやすくなります。
ある程度ぬるま湯で落としたら食器用洗剤をかけて、指で軽くもんでなじませましょう。シミ部分をつまみ、優しくもみ洗いをします。強くこすると生地を傷め、汚れを広げてしまうため注意してください。
もみ洗いをしたらぬるま湯で流し、カレーのシミがなくなるまで、食器用洗剤をかけて優しくもみ洗いを繰り返し行います。
シミが落ちたら洗剤が残らないようにきれいにすすぎ、その後はいつも通り洗濯機で洗いましょう。
食器用洗剤で落ちなかった頑固なカレーのシミには、酸素系漂白剤がおすすめです。酸素系漂白剤が使用できる衣類であれば試してみましょう。
用意するもの
・酸素系漂白剤
・洗面器やバケツ
ぬるま湯で洗い、カレーのシミがついてしまった部分をある程度落とします。
洗面器やバケツに少し熱めの50℃前後のお湯をため、酸素系漂白剤を入れよく混ぜたら衣類を入れて1時間程度つけ置きしましょう。
つけ置きが終わったら軽くすすいで、いつも通り洗濯機で洗えばOKです。
外で食事をした際にカレーのシミができてしまった場合は、すぐにシミ抜きができません。カレーのシミに限らず、汚れは時間が経てば経つほど落としにくくなります。可能な限り応急処置をしましょう。
まずはハンカチやティッシュペーパーで、カレーのシミの部分を軽くポンポンと叩きます。こすると広げてしまうので注意してください。
ハンカチやティッシュペーパーを水で濡らし硬く絞り、再度カレーのシミを叩きます。
お手洗いなどでハンドソープがある場合は、ハンカチやティッシュペーパーに含ませて叩きましょう。
ハンドソープを洗い流し、自宅に戻ったらすぐにシミ抜きや洗濯を行ってください。
頑固なカレーのシミは、洗濯用洗剤よりも食器用洗剤の方が落としやすいです。食器用洗剤でも落ちない場合は、酸素系漂白剤を使用してみましょう。
ただし、シミ抜きを行う前に、洗濯表示は必ず確認してください。
外出先でカレーのシミをつけてしまった際は、そのままにせず応急処置をしておくとシミが残りにくく、自宅に帰ってからのお手入れも楽ですよ。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。