食洗機で洗ったグラスが白くなる?グラスがくもる原因とくもりを取る方法
食洗機でガラス製品を洗ったときに、白くくもってしまうことがありますよね。
「食洗機の水圧や洗剤は強力なはずなのに、なぜグラスなどがくもってしまうのだろう?」と、不思議に思っている人もいるのでは?
くもってしまう原因がわからず、諦めて手洗いしている人も少なくありません。
今回は、食洗機で洗うとグラスがくもる原因と、対処法をくわしくご紹介していきます。
1.食洗機で洗ったグラスがくもる理由
1-1.水道水のカルシウムなどによる水アカ
食洗機で洗ったときにグラスがくもる原因の一つが水アカ。水道水の中に含まれているカルシウムやミネラル、塩素がガラス製品に付着し、乾燥すると白く固まってしまうのです。
とくに自然乾燥ではなく、食洗機の乾燥機能を使うと高温になるため凝縮され、白くくもりやすくなります。
1-2.お皿やコップに付着している油分
油分やタンパク質が多く残っている食器とガラス製品を、食洗機で一緒に洗ってしまうと、洗剤の洗浄力が落ちてしまいます。
すると、他の食器やガラス製品に、油分やタンパク質などの汚れが移ってしまい、白くくもることがあります。
カレーのお皿やオイルを使った料理、牛乳など、油分やタンパク質がつくような食器を入れていないという場合は、手アカやハンドクリーム、リップクリームなどが原因の場合も。
2.くもりの落とし方
2-1.水アカが原因のくもり
食洗機に水道水以外を使うことはできないので「ガラス製品は手洗いしかないの?」と思うかもしれませんが、水アカはすぐに落とすことができます。
水アカはアルカリ性なので、酸性のものを使って汚れを中和させましょう。
クエン酸を使う
掃除でも大活躍のクエン酸は、ガラス製品のくもりも解消してくれる強い味方。
クエン酸水を作り、グラスなどのガラス製品のくもりが気になる部分に吹きかけ、食器用のスポンジで軽くこするだけ。お湯ですすいで水気をしっかり切って乾燥させましょう。
クエン酸水はコーヒーカップ1杯(120~130ml)の水に対し、小さじ1が目安です。
お酢を使う
クエン酸がないというときは、お酢で代用できます。柔らかい清潔な布巾に大さじ1杯のお酢を染み込ませ、くもっている部分を拭きましょう。こちらもお湯ですすいで水気をしっかり切って乾燥させてください。
2-2.油分が原因のくもり
油分は酸性。油分が原因でグラスがくもっているときは、アルカリ性で中和させます。
重曹を使う
重曹はアルカリ性なだけではなく、研磨機能もある優れもの。
グラスなどのガラス製品を軽く水で濡らし、重曹をひとつまみ振りかけます。スポンジではなく、くしゃくしゃにしたラップで磨き、お湯ですすいで水気をしっかり切って乾燥させましょう。
スポンジを使うと、重曹の粒がスポンジの中に入ってしまうのでラップを使うのがポイントです。
まとめ
食洗機で洗ったグラスなどのガラス製品がくもっているときは、水アカによるものなのか、油分によるものなのかしっかりと原因を見極めることが大切です。
また、ガラス製品はとても繊細なもの。細かい傷で白くくもってしまうこともあります。
とくにクリスタルガラスなどの高級なガラス製品は、食洗機の使用を避けて、丁寧に洗うようにしましょう。