乾燥機マークとは?乾燥機マークの見方を解説

2023.06.27

洗濯表示タグ

洗濯表示にはたくさんのマークがありますが、乾燥機の使用を判断するマークは、どのマークかわかりますか?

水洗いできるか判断するために見る人は多いですが、他はよくわからないという人も少なくありません。

そこで今回は、乾燥機の使用を判断するマークや乾燥機が使用できない衣類の乾かし方などをくわしく解説します。

1.乾燥機マークの見方

乾燥機が使えるかどうかは、「タンブル乾燥」の欄の四角と丸が組み合わさっている3つのマークが目印です。

四角の中に丸が書かれているマークに、×印がついているときは、乾燥機の使用はできません。

丸の中に「・」が一つの場合は60℃まで、二つの場合は80℃までの乾燥機であれば使用が可能です。

洗濯表示

(出典元:経済産業省

2016年より前に購入した衣類は要注意

タンブル(タンブラー)乾燥の洗濯表示がされるようになったのは、2016年の12月から。それよりも前に購入した衣類には、表示がされていません。

しかし、洗濯表示に「タンブラー乾燥はお避けください」「タンブラー乾燥禁止」など文字で表示されていることが多いので、見分けることは可能です。

一般的にポリエステルやアクリルは熱に強い繊維ですが、注意書きがなくても自己判断で乾燥機を使用すると、お気に入りの衣類が傷んでしまう可能性もあるので、自然乾燥にした方がいいでしょう。

2.乾燥機のマークにバツがついている衣類の乾かし方

乾燥機の使用ができない衣類は、基本的に自然乾燥になりますが、早く乾かすコツを覚えておくといいでしょう。

扇風機やサーキュレーターで風を送ると早く乾かせます。また、家電で除湿するのもおすすめ。除湿機やエアコンの除湿機能を使い、湿度を下げましょう。

浴室乾燥機もおすすめです。ハンガーにかけた状態で干せるので、衣類へのダメージがほとんどなく、3~4時間で乾かすことができます。シワになりにくいのもいいですね。

部屋干し

3.乾燥機にかけれない衣類を乾燥機にかけるとどうなる?

3-1.型くずれする

乾燥機の使用ができない衣類のほとんどが、熱に弱い繊維で作られています。長時間熱風が当たることにより、シワや縮みなど型くずれの原因になります。

3-2.毛羽立つ

乾燥機の風や摩擦が原因で、生地の表面が毛羽立ちます。Tシャツなど丈夫な生地でも、プリントや刺繍などがされている場合、乾燥機は使用できないので気をつけてくださいね。

4.大切な衣類は必ず洗濯・乾燥前に服のタグを確認

お気に入りの衣類は、急いで洗濯そして乾燥したいということもあるでしょう。同じ素材が使われていても、洗濯・乾燥ができるものとできないものがあります。

必ず洗濯表示を確認してから、お手入れをしましょう。

洗濯や乾燥だけではなく、漂白剤やアイロンが使用できるか、干し方などのマークもあるので、洗濯表示は覚えておくと便利です。

洗濯表示タグ

まとめ

乾燥機マークの種類は3種類なので、すぐに覚えられます。自宅で乾燥機を使用することが多いという人は、使用前に必ず確認しましょう。

乾燥機の使用ができない衣類を乾燥にかけてしまうと、型くずれや毛羽立ちの原因になります。

お気に入りの衣類を長くきれいに着るために、洗濯表示の確認を習慣化してください。

この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。