適切なシーツの洗濯頻度はどれくらい?シーツを清潔に保つためのポイントを解説

2023.02.15

シーツ

質のいい睡眠を取るためには、寝具の清潔感は欠かせません。
シーツは定期的に洗うのがいいとされていますが、どのくらいの頻度で洗うのがいいのでしょうか。
今回は、いまさら聞けないシーツの洗濯の頻度や正しい洗濯方法、干し方などをくわしくご紹介していきます。

1.シーツには目に見えない汚れがたくさん

きれいに見えるシーツでも、実は目に見えない汚れがたくさん。シーツにはダニが住みついています。洋服と同じく、1回使用すれば皮脂汚れや汗が付着します。

皮脂汚れなどはダニやカビの栄養となり、増殖を助けてしまうため、清潔な状態を保つには、定期的な洗濯が不可欠なのです。

2.シーツの洗濯頻度はどれくらいが適切?

シーツは毎日洗うのが理想ですが、なかなか難しいですよね。しかし、汚れがついたまま長期間放置するのは危険です。

夏場は週に1回、冬場は週に2回を目安に洗濯するといいでしょう。

3.シーツの洗濯の手順

3-1.シーツの洗濯表示を確認

シーツはさまざまな素材で作られています。基本的には洗えるように作られていますが、まずは洗濯表示を確認しましょう。

桶のマークに手の表示があるときは、手洗いまたは洗濯機で「おしゃれ着洗い」や「ドライコース」など、優しく洗える弱水流を使用しなくてはなりません。

桶のマークに×がついているときは、水洗いはできずクリーニングに出すことになります。

洗濯表示

3-2.洗う前にシーツのゴミを取り除く

目に見えるシーツのゴミやホコリは、粘着テープなどを使用して取り除きましょう。

そのまま洗濯すると、固まったゴミがシーツに付着し、落ちにくくなってしまいます。

3-3.気になる汚れ部分には酸素系漂白剤をつけておく

シミなどの汚れが目立つ部分には、洗濯機に入れる前に、酸素系漂白剤をしみ込ませておきましょう。

こすると摩擦で毛羽立ってしまうので、ブラシなどでトントンと軽く叩くように生地に馴染ませてください。

3-4.洗濯ネットに入れて、通常コースで洗濯

シーツは洗濯機の遠心力でねじれたり、他の洗濯物と絡まってしまったりするため、洗濯ネットに入れましょう。

ジャバラ織りにし、汚れが気になる部分が外側にくるようにたたむといいですよ。手洗いなどの指定があるシーツ以外は、通常コースで洗濯するだけでOKです。

シーツ 洗濯

4.シーツの干し方のポイント

洗濯が終わったら、シワを防止するために、すぐに干すことが大切。シーツの干し方のポイントもチェックしていきましょう。

4-1.外干しのポイント

外干しをするときは、風通しのいい日陰を選びましょう。直射日光が当たると、繊維が傷んだり、色落ちしたりする可能性があります。

物干し竿の場合は、2本並べてM字型にかけて干すと早く乾きます。ハンガーの場合は2本使い、ハンガーの幅に合わせて縦長にたたんだ状態で干します。

4-2.部屋干しのポイント

部屋干しにするときは、物干し竿がない場合が多いため、ハンガーを活用しましょう。場所を広く取れる場合は、椅子を4脚使い、広げて干すのもおすすめです。

乾きにくいときは、空気の流れをよくするために、サーキュレーターや扇風機、除湿機を使用して工夫してみてください。

また、コインランドリーの乾燥機は、家庭用よりも高温になるため、短時間で乾き、ダニを死滅させることもできるので、活用してみては?

部屋干し

5.シーツを清潔に保つには

5-1.起きたらすぐにシーツの湿気を取る

ベッドは掛け布団をかけたままだと、湿気がたまってしまいます。また、敷布団の場合は、敷いたままにすると、布団と床の間に湿気がこもります。

起きたらすぐに掛け布団を外す、布団はたたむようにし、湿気を取りましょう。速乾タイプや抗菌防臭のシーツを選ぶのもいいですよ。

5-2.除湿シートを使用する

シーツやマットレスの下にはさむ、除湿シートを活用するのもおすすめです。洗えるタイプの除菌シートを選ぶと、より清潔感が保てます。

5-3.洗い替えを用意する

シーツが1枚だけだと、洗濯したときに夜までに乾くのか不安になりますよね。シーツは洗い替えを用意しておきましょう。

2~3枚シーツがあると、汚してしまったときにも安心です。

洗濯

まとめ

皮脂や汗の汚れは、見た目では気づかないことがほとんどです。

きれいだからといって、洗濯を怠ってはいけません。定期的な洗濯を心がけ、ダニやカビの繁殖を防ぎましょう。

シーツを洗濯するときは、洗濯表示を確認し、あらかじめ目に見えるゴミを取ったり、目立つ汚れには漂白剤をつけたり、洗濯ネットに入れるなどの準備を忘れずに。

干すときも、なるべく早く乾くように心がけましょう。また、毎日洗うことが理想ですが、なかなか難しいため、日頃から清潔な状態を長く保つ工夫をしてくださいね。

この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。