アイロンの選び方のポイントやついていると便利な機能を解説!
服の印象をガラッと変えることができるアイロン。
とくにシャツやリネン素材をよく着る人には欠かせない家電の一つです。
見た目や機能にあまり差はなく、どれも同じように見えるアイロンですが、頻繁に買い替えるものではないので、選び方のコツがあれば知りたいですよね。
今回は、アイロンの種類や選び方、ついていると便利な機能などをくわしくご紹介していきます。
1.アイロンのタイプは主に3種類
アイロンは種類が少ないように感じますが、大きく分けると3種類あります。アイロンの種類と、それぞれどのようなシーンにおすすめなのか見ていきましょう。
1-1.スチームアイロン
スチームアイロンとは、アイロン台に衣類を置き、上からプレスして熱と圧力、さらにスチームを使用することで、頑固なシワも伸ばすことができます。アイロン自体に重みがあるので、強い力をかけてプレスする必要はありません。
種類も豊富なので機能や形、色など選択肢の幅があるのもうれしいですね。
スチームアイロンはどんな人におすすめ?
スチームアイロンは、シャツや折り目がついたパンツなど、しっかりとシワを伸ばしたい人におすすめ。
麻素材で厚手の衣類など、シワが頑固な衣類にもぴったりです。
また、アイロンをかける衣類が多い人や、カーテンなど大きいものにアイロンをかけたいという人にもおすすめです。
1-2.ドライアイロン
ドライアイロンは、高温でプレスするだけのシンプルなアイロン。スチーム機能はついていません。
ドライアイロンはどんな人におすすめ?
ドライアイロンは、パリッとした仕上がりが好きな人におすすめ。
また、ドライアイロンにはスチーム機能がないため、水タンクがついていません。カルキなどの汚れが溜まることがないので、メンテナンスの手間が省けるのもうれしいポイントです。
1-3.衣類スチーマー
衣類をハンガーにかけたまま、スチームの熱と水分でシワを伸ばすことができる衣類スチーマー。アイロン台いらずで、ふんわりと立体的に仕上げることが可能です。
衣類スチーマーはどんな人におすすめ?
衣類スチーマーは、ニット素材やふんわりとしたシルエットのブラウス・フレアスカートなどが多い人におすすめ。
着る前に畳ジワをサッと伸ばしたいという人や、「アイロンをかける頻度が少なく持っていないけど、たまにシワが気になって困る」という人も持っていると便利ですよ。
脱臭や除菌効果が期待できるので、頻繁に洗濯できないスーツなどに使用する目的で購入する人もいます。衣類スチーマーは、もともとコンパクトで軽量タイプが多いですが、旅行などにも持ち運び可能なさらに小型モデルもあります。
2.かけ面の「素材」と「形状」によってかけやすさが変わる
2-1.かけ面が布滑りのいい素材のアイロンを選ぶ
アイロンのかけ面にはさまざまな素材が使われています。セラミックやチタン、フッ素コートなどがあります。スムーズに滑りやすいのは、セラミックやチタン。
フッ素コートのアイロンは糊がつきにくく、汚れが衣類につくのを防げます。お手頃な価格のものが多いのも特徴です。
かけ面にエナメルがコーティングされているアイロンもあり、価格は上がりますが、セラミックやチタンよりも滑りがいいといわれています。
2-2.形状は左右対称型がおすすめ
アイロンのかけ面の形状は、「左右対称型」と「平面型」が一般的です。
左右対称型は、ラグビーボールのような楕円形で、両端が尖っています。平面型は、片方だけが尖っているアイロン。
平面型は後ろに動かしたときにひっかかりやすいため、前後左右に自由に動かせる左右対称型のアイロンがおすすめです。
3.用途に合わせて「コードあり」か「コードレス」を選ぶ
コードのありなしは用途に合わせて選びましょう。
シーツやカーテンなど、大きいもののシワをしっかりと伸ばしたいならコードありがおすすめ。かけ面の温度が高温のままキープできるので、大量にアイロンがけをするという人にも便利です。
一方、コードレスは充電が必要になりますが、コンセントの位置やコードの長さを気にせず、アイロンがけができる優れもの。
だんだんと温度が下がってしまうため、長時間使いたい場合は再度充電が必要になりますが、場所を選ばず使えるのはありがたいですね。
4.アイロンについていると便利な機能
4-1.温度調節機能
アイロンは素材によって適した温度が違います。高すぎる温度でかけると、傷んでしまう生地もあるため、温度調節機能がついていると便利。衣類を焦がしてしまうなど、失敗を減らすことができます。
4-2.オートオフ機能
アイロンの電源をいれたまま放置するのは危険です。しかし、つい他の事をしてしまい、うっかり電源を切るのを忘れてしまうこともあるでしょう。
そんなときはオートオフ機能がついたアイロンを選ぶと安心。一定時間が経つと自動で電源が切れるので、周囲のものが焦げたり、火事が起こったりするリスクを軽減できます。
4-3.水漏れ防止機能
スチーム機能が搭載されたアイロンは、水タンクに入っている水が、スチームの出る穴から漏れてしまい衣類を濡らしてしまうことも。
水濡れ防止機能がついているものを選べば、心配はいりません。
まとめ
アイロンは同じように見えて、実はさまざまな機能が搭載されています。
たくさんアイロンがけをするという人は、コードありの左右対称型を選ぶとスムーズなアイロンがけができますよ。
「アイロンがけは苦手だし、なるべくかけなくてもいい服を選んでいる」という人も、衣類スチーマーがあると便利です。
どんなにトレンドでかわいい服でも、しわしわのまま着ていては台無しですよね。
自分にあったアイロンを見つけて、ストレスフリーなアイロンがけでおしゃれを楽しみましょう。