2024.03.26
一人暮らしを始める、転勤をする、結婚をする、憧れのマイホームに引っ越すなど、新生活に欠かせない家電たち。
新しい家電は心が躍りますが、何から揃えたらいいのか、どんなことに気をつけて選べばいいのか悩む人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、新居が決まったら確認すべきことや最低限揃えたい家電、家電を購入する際のポイントなどをくわしく解説します。
新居が決まったら、まずは備え付けの家電があるのか確認しましょう。内見のときにしっかりとチェックしてください。
とくにシーリングライトなどの照明器具は、ついていない物件も多いため気をつけましょう。
他にもエアコンなど、備え付けられている家電に不備がないかも確認が必要です。
内見の際には、洗濯機や冷蔵庫を置くスペースも確認しましょう。大きな洗濯機や冷蔵庫を買っても設置できない恐れがあります。また、設置場所だけではなく、ドアの幅や高さ、エレベーターの幅など搬入経路の確認も必要です。
冷蔵庫は、置くスペースの確認も大切ですが、人数と用途に合わせて容量を決定しましょう。
冷蔵庫は「人数×70L」に加え、常備品や予備で150~200L程度プラスしたサイズが一般的といわれています。
一人暮らしであれば150L前後が目安ですが、自炊や買いだめをする場合は200L前後がおすすめ。2人暮らしであれば300L前後、3~4人暮らしであれば400L前後が理想でしょう。
結婚する場合は、将来的に家族が増えることを見越し、大きめの冷蔵庫を用意してもいいですね。
冷蔵庫のサイズが決まったら、機能にも注目。野菜室と冷凍室は、よく使用する方が真ん中にあると便利です。
生鮮食品の鮮度を保ちたい人は、チルドルームの機能などもチェックしましょう。
大容量の冷蔵庫は多くが観音開きですが、その他は片開きのため右開きと左開きのどちらの方が使いやすいか確認しましょう。
洗濯機を選ぶときは、容量とタイプを確認します。1日の洗濯物の量は、一人当たり1.5㎏ほどといわれています。
毎日洗濯する場合は、容量が少なくても問題ありませんが、2~3日に1回程度であれば大きいサイズを選んだ方がいいでしょう。
一人暮らしの場合、5~6㎏がおすすめです。毛布やシーツなど大きなものも洗いたい場合は7~8㎏の洗濯機を選びましょう。
洗濯機は縦型とドラム式のタイプがあり、乾燥機能がほしい人はドラム式がおすすめです。ただし、ドラム式はサイズが大きいものが多いため、設置場所をよく確認してください。
朝早くや夜遅くに洗濯をすることが多い人は、静音性にも注目。40㏈以下の洗濯機をおすすめします。
自炊はあまりしなくても、お弁当を温めたり、冷凍食品を購入したりする人には欠かせない電子レンジ。
電子レンジは機能の有無によって価格が変化するため、使用しない機能はついていない方がいいでしょう。
温める機能しか使わない場合は、シンプルなあたため機能専用のレンジがおすすめ。
自炊をしたり、お菓子やパンを作ったりするのであれば、オーブン機能がついたものにしましょう。
電子レンジはターンテーブルとフラットテーブルの対応があります。ターンテーブルは価格が抑えられていますが、お手入れの手間を減らしたい人はフラットテーブルが便利です。
電源周波数は、東日本と西日本で違います。電子レンジは東日本と西日本で分かれているものがあるため、購入する際に注意してください。
自炊をしない場合でも、ご飯だけあると助かります。ご飯は冷凍することが可能なため、まとめて炊いて保存しておくといいでしょう。
1~2人であれば3合炊きで十分です。マイコン式やIH式など種類によって価格が変わってくるため、購入時は加熱方式も確認しましょう。
炊飯機能だけではなく、調理できる炊飯器もあるため、自分に合った機能が搭載されている炊飯器を見つけましょう。
掃除機はスティックタイプとキャニスタータイプ、ロボット掃除機があります。一人暮らしには、収納にも場所を取らないスティックタイプがおすすめ。パワフルな吸引力を求めるのであれば、キャニスタータイプがいいでしょう。
忙しくなかなか掃除をする暇がないという人はロボット掃除機もおすすめですが、床に巻き込まれやすい物が置いてあると故障の原因になるため注意してください。
置き場所のことをよく考えて選びたいテレビ。解像度がフルHDの場合は、画面の縦寸法の3倍の距離が適正とされています。
一人暮らしや狭いスペースに置くのであれば、32型前後がおすすめです。
テレビよりも動画をよく見るという人は、ネット動画サービス対応のものがいいでしょう。
すぐにお湯を沸かしたいときに便利な電気ケトル。沸騰したら自動的に止まるので安心です。
お湯をたくさん使用する場合は、電気ポットの方がいいかもしれません。一人暮らしの場合は、コンロの数も少ないので重宝するでしょう。
ドライヤーは風量と重さに注目。風量は大きい方が早く乾かすことができ、本体重量は軽いと腕が疲れず便利です。
スタイリングがしやすい機能が搭載されていたり、髪をケアするイオン発生機能などもついていたりするため、自分に合ったドライヤーを探してみてください。
ワイシャツやブラウス、ネクタイなどを仕事で使用する人にとっては欠かせないアイロン。
スチームアイロンがあると便利ですが、ワイシャツやブラウスの使用頻度はあまりなく、ニットやジャケットに使いたいという場合は、ハンガーにかけたまま使用できる衣類スチーマーもおすすめです。
空気清浄機を選ぶときは適応畳数が重要です。部屋の広さの2倍以上のモデルを選ぶと、空気を早くきれいにすることができます。
アレルギー体質の人は、花粉やハウスダストなどのアレルギー物質をしっかりと除去してくれる高機能フィルターを使用している空気清浄機がおすすめです。
空気清浄機には、加湿機能付きのタイプもあります。空気清浄機と加湿器を別々に置くスペースがない場合は、加湿機能がついているとありがたいですね。
新生活を始めるにあたり、必要な家電をまとめて用意できればいいですが、費用も一気に発生することになります。まずは、家電の購入に使用する予算を決め、必需品である家電から揃えましょう。
徐々に考えながら家電を購入することで出費を抑え、自分に合う機能が搭載された、本当に必要な家電だけが揃います。
機能性が高い家電は、便利に見え魅力的です。しかし、その機能は使用しないかもしれません。
高機能な家電はその分価格も上がるため、使用しないのであればシンプルな機能の家電を選ぶ方がいいでしょう。
必要な機能と不必要な機能を見極め、ライフスタイルに合った家電を揃えましょう。
新生活に必要な家電は、人数や用途によって異なります。家電以外にも、新生活を始めるときは用意するものや考えることがたくさんあり、混乱してしまうことも。
まずは、すぐに必要になる冷蔵庫や洗濯機、電子レンジなどの家電を揃え、他の家電は少しずつ増やしていくといいでしょう。
あると便利な家電は、なくてもなんとかなる家電ともいえます。
内見の際は、家電のこともよく考えて見るようにしてくださいね。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。