2023.10.02
パンやグラタン、揚げ物が好きで、オーブントースターが欠かせないという人も多いのではないでしょうか。
さまざまな調理に使えるオーブントースターは、使用した後にお手入れをしないと、どんどん汚れが蓄積されていきます。
そこで今回は、オーブントースターの汚れの原因や正しい掃除方法、きれいに保つポイントなどをくわしく解説します。
オーブントースターは汚れを放置していると、乾燥して頑固な汚れになってしまいます。オーブントースターの汚れの原因はなんなのでしょうか?
オーブントースターは、パンくずなどの小さな食材のカスが網の隙間から落ち、汚れてしまいます。
使用後に食材のカスを取り除かずそのまま使っていると、使用するたびに加熱されるので焦げ付き、固くこびりついてしまうのです。
焦げ付きに気づいているにもかかわらず、放置し続けると悪臭を放つことも。さらに火災の原因にならないとは言い切れません。すぐに取り除きましょう。
揚げ物を温めるときやグラタンなどの汁気の多いものを調理したときは、油が飛び散ってしまい、底だけではなく壁面や扉の部分も汚れが付着します。
油汚れはベタベタとして不快ですが、食材のカス同様になるべく早く取り除きましょう。こちらも何度も加熱することで、なかなか落ちないしつこい汚れになります。
オーブントースターは、使用するたびに汚れを拭き取ることをおすすめします。
しかし、毎回掃除するのはめんどくさいと感じる人もいるでしょう。使用頻度にもよりますが、頑固な汚れになる前に、最低でも週に1回を目安にお手入れしてくださいね。
オーブントースターの基本的な掃除方法をご紹介します。
掃除をする時は必ず電源プラグをコンセントから抜いて、オーブントースター本体が冷めている状態で行いましょう。
焼き網やトレーなど取り外せる部品はすべて外します。少し複雑な構造になっているオーブントースターもあるため、どのパーツが取り外せるかわからないときは、取扱説明書を確認しましょう。
取り外した部品を台所用中性洗剤で洗います。スポンジで全体を洗い、網についた焦げなど細かい部分は歯ブラシやヘラを使って落としてください。
水に濡らししっかりと絞ったマイクロファイバークロスで、オーブントースターの外側と庫内を拭きます。細かい部分は綿棒を使ってかき出してください。
ヒーター部分は強い力がかかると割れやすいため、さわらないようにしましょう。
最後に、濡れていないもう1枚のマイクロファイバークロスで乾拭きをしてください。水気が残っていると、サビの原因になります。
オーブントースターの使用後にすぐお手入れする場合や、週に1度は掃除を欠かさないという人は、先ほどご紹介した基本の掃除方法のみでほとんどの汚れは落ちます。
しかし、あまり掃除をしないという人は、頑固な焦げ付きに悩まされることも。重曹やセスキ炭酸ソーダを使った、焦げ付きがひどい場合の掃除方法も覚えておきましょう。
水(ぬるま湯)と重曹を1:2の割合で混ぜて、ペースト状にするだけでOK。
スプレーボトルを用意し、水200ccとセスキ炭酸ソーダを小さじ1/2を入れてよく混ぜれば完成です。
重曹ペーストやセスキ炭酸スプレーは、オーブントースター以外の掃除にも使える便利なアイテムですが、アルミ製のものに使用すると変色や腐食する可能性があります。
そのため、アルミ製のオーブントースターには、重曹やセスキ炭酸ソーダは使えません。取扱説明書などをよく確認してから使用してください。
焼き網やトレーなど取り外せる部品はすべて外します。大きめの汚れはサッと取り除きましょう。
取り外した部品や扉のガラス面など、頑固な汚れがついている部分に重曹ペーストを塗り、乾燥しないようにラップで覆い、1~2時間放置します。
汚れがひどいときは、濡らしたマイクロファイバークロスを電子レンジ500Wで30~40秒温め、ラップの上に乗せるといいでしょう。温度が上がると、汚れが落ちやすくなるからです。
1~2時間経ったら、歯ブラシやヘラを使って汚れを落とします。受け皿などはフッ素加工がされていることもあるため、強くこすると剥げてしまうこともあるので気をつけてください。
オーブントースターの庫内は、セスキ炭酸ソーダの出番。セスキ炭酸ソーダをしみ込ませたペーパータオルを庫内に貼り付けて、30分ほど放置します。
30分経ったら、ペーパータオルを剥がし、マイクロファイバークロスで水拭きをします。
細かい部分は綿棒を使ってかき出し、しつこい焦げ付きがあるときはメラミンスポンジを使用しましょう。柔らかい素材でできている部分は、メラミンスポンジを使用すると傷がつきやすいため控えましょう。
最後に、濡れていないマイクロファイバークロスで乾拭きをすれば完了です。
オーブントースターがアルミ製の場合は、台所用中性洗剤とクエン酸で掃除をしましょう。
取り外した部品は、中性洗剤を溶かしたぬるま湯につけ置きをし、庫内はクエン酸スプレーを使って掃除が可能です。
クエン酸スプレーは200ccにクエン酸小さじ1を混ぜるだけ。汚れがひどいときは、クエン酸ペーストを作って掃除するのもいいでしょう。
網が取り外しできないときは、重曹スプレーを使いましょう。
ペーパータオルに重曹スプレーを吹きかけ、網の上に置きます。1時間ほど経ったら、汚れを拭き取りながらペーパータオルを外し、落ちにくい焦げ付きはメラミンスポンジや歯ブラシを使ってこすりましょう。
底に溜まっている食材のカスを取り除き、濡らしたマイクロファイバークロスで庫内の水拭きをします。最後に濡れていないもうマイクロファイバークロスで乾拭きをすれば完了です。
網に直接食材を乗せるのではなく、アルミホイルを敷くか、付属されているトレーを使用するといいでしょう。
使い終わったらアルミホイルを捨てるだけなので、庫内に食材のカスが落ちることはありません。
トレーも使用後に洗うだけなので、オーブントースターの庫内に汚れがつくのを最小限にできます。
汚れを見つけたら、すぐに拭き取る習慣をつけましょう。放置すると、頑固な汚れになってしまいます。
ただし拭き取るときはオーブントースターの使用直後をさけて、本体が冷めている状態になってから行いましょう。
マイクロファイバークロスで拭き取ってもいいですが、いちいち洗うのが面倒だという人は、セスキ炭酸ソーダスプレーをしみ込ませたペーパータオルで拭き取るといいですよ。
オーブントースターは、汚れを放置すればするほど、焦げ付きがひどくなり、掃除の手間がかかります。
調理する家電なので、不衛生な状態で使用するのは気分が悪いですよね。
重曹ペーストを使って取るまでの汚れになる前に、こまめなお手入れを心がけましょう。
強くこすらなくてはいけない汚れになると、オーブントースターを傷つける可能性があり、故障の原因にもつながります。
きれいな状態を保つために、日頃から汚れに気づいたらすぐに拭き取る習慣をつけることも大切です。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。