2022.12.27
面倒な食器洗いを自動で行ってくれる、食洗機。
「食器洗いをそんなに負担に感じていない」という人でも、一度使ったら手放せない便利な家電です。少しでも家事の負担を減らすために、食洗機を購入する家庭が増えています。
便利な食洗機ですが、お手入れを怠ると汚れが溜まってしまいます。食事のときに使用する食器や調理器具を洗うので、衛生面は気になるところ。
そこで今回は、食洗機の掃除方法をくわしくご紹介していきます。
食洗機は使用したあとに、日常的に行った方がいいお手入れがあります。清潔な状態を保つためにも、欠かさず掃除をしましょう。
食器や調理器具についた、食べ物のカスを集めてくれる残菜フィルター。
残菜フィルターは、使用後に必ずゴミを取り除きましょう。カビが繁殖する恐れがあります。
「まだゴミが溜まっていないから大丈夫」と放置してはいけません。食洗機は高温になり、湿度も高いので、カビが好む環境です。
食洗機を使用したあとは、しっかりと乾燥させましょう。先ほども説明しましたが、湿度が高いとカビが繁殖しやすくなります。
乾いたふきんなどで、しっかりと庫内を拭いてください。
食洗機には乾燥機能がついているものもあるので、活用してみるといいでしょう。
日々のお手入れをすることも大切ですが、月に2~3回は少し手間をかけることで、食洗機を清潔に、また長く使うことができます。
食洗機に食器などを入れず空の状態で、食洗機専用の洗剤を入れて運転するだけです。食洗機専用の洗剤は、標準量の2倍を目安に入れてください。
食洗機にお手入れコースがあるときは、そちらを使用しましょう。定期的に行うことで、汚れがつきにくくなりますよ。
食洗機の掃除には、食洗機専用の洗剤しか使えないのでしょうか?
掃除に何かと活躍する、台所用洗剤・重曹・クエン酸が使えるのか確認しておきましょう。
台所用洗剤は、食器を洗うために作られたものなので、食洗機にも使えると思ってしまいますが、実はNG。
台所用洗剤は、食洗機専用の洗剤とくらべると泡立ちがいいため、ノズルがうまく回転できなくなり、水の噴射を妨げることも。少量であっても使用は避けましょう。
重曹は、食洗機の内部で固まってしまい、うまく動作しなくなってしまうため、使用できません。
もともと使用している食洗機専用の洗剤の中に、重曹成分が含まれている場合は、食洗機専用の重曹であれば使用できることもあります。取扱説明書をよく確認してみましょう。
食洗機の掃除にクエン酸を使用すると、金属パーツが錆びてしまう可能性があります。
クエン酸での洗浄を推奨していないメーカーや機種もあるため、取扱説明書は必ずチェックしてください。
基本的に、クエン酸での掃除方法が記載されていない食洗機は、使わない方がいいでしょう。
また、クエン酸は塩素系の洗剤と混ざると、有毒ガスが発生するため、十分に注意してください。
食洗機の水アカが気になるので、クエン酸を使用しようと思っていたという人におすすめなのが庫内クリーナー。メーカーが推奨している庫内クリーナーなら、故障の心配もありません。
メーカーや機種によって、お手入れ方法は少し変わりますが、基本的には庫内クリーナーを入れて、通常コースまたはお手入れコースで運転するだけです。
食洗機は、使用後に必ず残菜フィルターのゴミを取り除き、しっかりと庫内を乾燥させましょう。
また、食洗機専用の洗剤や庫内クリーナーで定期的な掃除も欠かせません。掃除といってもほとんど自動でできるので、清潔な状態を保つためにも忘れずに行ってくださいね。
食洗機専用の洗剤や庫内クリーナーが少し高いからといって、クエン酸など他のもので代用するのは危険です。取扱説明書をよく確認してから、掃除を行いましょう。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。