2024.07.31
ゴミ箱を開けるたびに、生ゴミのにおいが気になるという経験がある人も多いのではないでしょうか。
においが気になるからといって、決められている回収日を無視して毎日ゴミを出すわけにはいきません。
生ゴミの嫌なにおいの原因は雑菌で、正しい対処方法が分かればにおいを軽減することが可能です。
そこで今回は、生ゴミのにおいの対処方法や、嫌なにおいが発生するやってはいけない生ゴミの捨て方をくわしく解説します。
生ゴミからにおいが発生する時間は、気温や湿度、ゴミの種類によって異なります。気温や湿度が高いときは、そのまま放置していると数時間で悪臭が発生することも。
生ゴミはなるべく水分を除去して早く捨てるのがポイント。具体的にどのような対策をすればいいのか確認していきましょう。
新聞紙は吸水性が高いため、生ゴミの水分をしっかりと吸ってくれます。新聞紙を使った生ゴミの捨て方は、新聞紙に生ゴミを包んで捨てるだけです。
ゴミ箱の下に新聞紙を敷いておくのも、湿気を吸収してくれるため効果的です。
重曹を生ゴミに振りかけると、水分を吸収するだけではなく、消臭効果も期待できます。
生ゴミの卵が腐ったようなにおいは酸性で、アルカリ性である重曹を使用することで中和してくれるため、嫌なにおいを抑えてくれます。
アンモニア臭や魚が腐ったようなにおいはアルカリ性です。魚の生臭いにおいが気になるときは、クエン酸を振りかけましょう。
酢も酸性のため、においを抑える効果は期待できます。しかし、酢は水分が残るため粉末のクエン酸がおすすめです。
においが酸性かアルカリ性かわからないときに、重曹とクエン酸を同時に使用するのはやめましょう。重曹とクエン酸が中和してしまうため、消臭効果がなくなります。
暑い季節は、生ゴミを捨てる直前までビニール袋に入れた状態で冷凍庫に入れておくのもおすすめ。冷凍庫で凍らせれば腐敗を最小限に抑えられるため、においの発生を防げます。
生ゴミのにおいは、日頃から少し工夫をするだけで発生を防ぐことが可能です。生ゴミを捨てる際に、やってはいけないポイントも覚えておきましょう。
生ゴミは放置せずに、におい対策をしてすぐに捨ててください。三角コーナーや排水溝に生ゴミを放置しておくと、においの原因になります。
生ゴミを溜め込むと、においだけではなく、虫が発生することもあります。
生ゴミを放置せずに捨てていても、水気が残ったまま袋に入れると、においの原因になる雑菌が繁殖しやすくなります。
しっかりと水気を切ってから袋に入れてください。
室内に置いておくとにおいが気になるからといって、生ゴミを外に置くのはNGです。生ゴミのにおいにつられて、ハエやゴキブリが集まり、産卵場所となってしまう恐れがあるからです。
近所迷惑にもなるため、においを遠ざけるために生ゴミを外に置くのはやめましょう。
生ゴミは放置せず、水気を切ってすぐに捨てましょう。
新聞紙は吸水性がいいため、生ゴミを包んだり、ゴミ箱の下に敷いたりすると、においを抑えてくれます。
水気をしっかりと切って捨てても、生ゴミのにおいが気になるときは、においの原因に合わせて重曹やクエン酸を使用するのもおすすめです。
面倒だからといって生ゴミを放置して溜め込んだり、においを避けるために外に置いたりするのはやめましょう。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。