2022.10.13
味噌汁や酒蒸しなど、大人から子どもまでファンの多いあさり。炊き込みごはんやパスタなど、主食との相性もいいですよね。
小さいのでパクパクと食べることのできるあさりですが、潮干狩りであさりがたくさん採れた、スーパーでセールをしていたので大量に購入したというときは、一度では食べきれず困ってしまうことも。
今回は、下処理のポイントも含めた、あさりの正しい保存方法をご紹介していきます。
あさりは砂の中に生息しています。餌であるプランクトンを食べるときに、砂を一緒に吸い込んでしまうため「砂抜き」という処理が必要になります。
すでに砂抜きをして売られているあさりも多いですが、下処理済みでも自宅で砂抜きを行った方がいいですよ。
1)ボールやバットに水と食塩を入れて濃度3%の塩水を作る
水分量は、あさりがひたひたに浸かるくらいが目安です。
2)重ならないようあさりを入れ、アルミホイルをふわっと被せる
あさりは暗いところに置くと開きやすくなります。アルミホイルがない場合は新聞紙でもOK。
アルミホイルをぴたっと密着させてしまうと、あさりが呼吸できなくなるため、ふわっと被せるのがポイント。
ふわっと被せると、安定感がないという場合は、つまようじなどで、数ヵ所穴を開けてください。
3)冷蔵庫で数時間放置する
購入したあさりであれば2~3時間でOKですが、潮干狩りなどで採ったものは、一晩(半日程度)砂抜きをしてください。
冷蔵であさりを保存する場合は、砂抜きした塩水を一度捨て、新しい塩水に入れ替えます。その後、ラップをふわっと軽く被せて、冷蔵庫へ。
冷蔵ではあまり日持ちしないため、1~2日を目安にすぐ食べきるようにしましょう。
あさりは殻付きのまま冷凍することも可能です。手間もかからないので、すぐに食べきれない場合は冷凍しましょう。
1)砂抜きをして、水気を拭き取る
砂抜きをしたあとに、ペーパータオルなどで水気を拭き取ります。
2)保存袋に入れてトレイやバットの上に置き、冷凍庫へ
水気がしっかり取れたら、重ならないように保存袋に入れ、トレイやバットの上に置いて冷凍庫へ入れましょう。保存期間は約3週間です。
殻付きのまま冷凍したあさりは、そのまま調理することができます。自然解凍をしてしまうと、加熱しても殻が開かなくなってしまうので注意してください。
あさりはむき身でも冷凍保存が可能です。こちらも3週間程度の保存ができますよ。
炊き込みご飯やパスタなど、殻がない方がいいという料理のときに活躍してくれます。
1)フライパンに砂抜きしたあさりを並べ、酒を回しかけ、蓋をして中火で2分ほど蒸し煮にする
2)あさりの殻が開いたら火を止めて、ザルを重ねたボウルにあける。
3)スプーンなどを使って、あさりの身を殻から取り出す。
4)粗熱がとれたら1食分ずつラップで包み、保存袋に入れて、空気を抜いて袋の口を閉じ、冷凍する。
あさりのむき身も殻付き同様に、凍ったまま調理をしましょう。
あさりだけではなく、あさりのゆで汁も旨味たっぷりなので、カップや保存容器に入れて冷凍しておくといいですよ。スープや炊き込みごはんなどに活用できます。
あさりは冷蔵保存でも冷凍保存でも「砂抜き」が必須です。おいしく食べるために、忘れず下処理を行いましょう。
冷蔵保存の場合は、あまり日持ちしないため、大量にあさりがあるときは冷凍保存がおすすめ。
時間がないときは殻付きのままでもOKですが、むき身でも冷凍可能です。
どちらも凍ったまま調理可能なので「冷蔵庫で解凍しておくのを忘れた!」といったこともなく、使いたいときにすぐに使用できます。
旬でたくさんあさりが手に入ったときは、冷凍保存をして鮮度を保ち、おいしくいただきましょう。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。