あさりは砂抜きをしてから殻付きのまま冷凍保存がおすすめ!あさりの保存方法を解説

2025.01.30

あさり 保存

栄養価が高く、スーパーで安く購入できたり、潮干狩りでたくさんとれたりするとうれしいあさり。

酒蒸しやみそ汁、鍋料理など、さまざまなレシピに活躍しますが、冷蔵保存では1~2日が限界。大量のあさりを手に入れたときは、砂抜きをして冷凍保存がおすすめです。

今回はあさりのおいしさを長持ちさせるために、砂抜きの方法と正しい冷凍保存の仕方をくわしく解説します。

1.あさりは保存をする前に砂抜きを行う

あさりは生のまま冷凍が可能ですが、砂の中に住んでおり、プランクトンを食べる際に砂も一緒に吸い込んでしまいます。そのため、あさりは保存する前に砂抜きが必要です。

潮干狩りでとってきたあさりは砂抜き必須ですが、スーパーなどでは砂抜きがされており、水洗いのみで調理可能なものもあります。しかし、その場合でもなるべく砂抜きをしたほうが良いでしょう。

砂抜きのポイントは海水と同じ濃度3%の食塩水を用意し、アルミホイルをふんわりと被せることです。

<用意するもの>

・塩
・水
・ザル
・ボウル
・500mlのペットボトル
・アルミホイル

1-1.あさりの砂抜きの具体的な手順

1.あさりを両手で挟み、こすり合わせるようにして水で洗う

あさりを両手で挟み、こすり合わせるようにして水で洗う

2.ペットボトルを使って、海水と同じ3%の塩水を作る

500mlのペットボトルを使い、濃度3%の塩水を作りましょう。濃度3%の塩水を作るには500mlの水に対し、約15gの塩が必要です。

ペットボトルのキャップ2杯分がおおよそ15gになるため、計量スプーンやカップを用意しなくても塩水が作れます。

ペットボトルを使って、海水と同じ3%の塩水を作る

3.ボウルにザルを重ね、塩水にあさりを浸ける

ボウルにザルを重ね、あさり同士が重ならないように入れます。ザルを重ねることで、吐いた砂がザルの下に落ち、再度あさりが砂を吸うのを防げます。

塩水の量はあさりがひたひたになる程度にしてください。水が多すぎるとあさりが酸欠になり死んでしまう恐れがあります。

ボウルにザルを重ね、塩水にあさりを浸ける

4.アルミホイルを被せて、冷蔵庫で1時間から3時間ほど置く

アルミホイルはふんわりと被せましょう。ピタッと密閉すると、あさりが呼吸をできなくなります。

寒い季節は常温でも砂抜きできますが、夏場や暖房などで室温が高い場合は、4~5時間かかることもあります。様子を見ながら行ってください。

アルミホイルを被せて、冷蔵庫で1時間から3時間ほど置く

5.砂抜きしたあさりは真水で軽く洗い30分ほどおいたら砂抜き完了

砂抜きしたあさりは真水で軽く洗ったら砂抜き完了

2.あさりは殻付きのまま冷凍保存がおすすめ

砂抜きをしたあさりは、殻付きのまま冷凍保存がベストです。生のまま冷凍すると、調理する際に旨味成分が出やすくなるといわれています。

保存方法は砂抜きを終えたら、冷凍用保存袋に入れるだけです。

2-1.あさりの冷凍保存の具体的な手順

1.砂抜きしたあさりを重ならないように冷凍用保存袋に入れる

砂抜きを終えたら、キッチンペーパーなどで水気を拭き取り、冷凍用保存袋に入れます。

砂抜きしたあさりを重ならないように冷凍用保存袋に入れる

2.アルミやステンレスのトレイやバットの上に置き、冷凍庫で冷凍する

金属製のトレイやバットに乗せることで、急速冷凍ができます。

アルミやステンレスのトレイやバットの上に置き、冷凍庫で冷凍する

2-2.冷凍保存したあさりの保存期間の目安

あさりを冷凍した場合、保存期間の目安は3週間程度です。

2-3.冷凍保存したあさりの解凍方法

冷凍したあさりの自然解凍はNG。

自然解凍すると加熱しても殻が開かなくなってしまうため、必ず凍ったまま加熱調理に使用してください。

あさりは凍ったまま加熱調理に。

まとめ

あさりは冷蔵では日持ちしません。砂抜きをしてから、冷凍保存がおすすめです。

砂抜きをするときは、濃度3%の塩水を作るのがポイント。計量しなくてもペットボトルで簡単に作れます。

冷凍すれば約3週間日持ちし、旨味成分もアップします。冷凍用保存袋に入れるだけで小分けに使えるため便利です。

冷凍したあさりを使用するときは、解凍すると開かなくなってしまうため、必ずそのまま調理に使いましょう。

この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。