2022.01.06
1月が旬の野菜は、冬の定番である鍋料理にも欠かせないものばかり。
一年中ある野菜も多いですが、やはり旬に採れたものが一番おいしいので、正しい保存方法で長持ちさせたいですよね。
今回は1月が旬の野菜、白菜や春菊、キャベツ・ネギ・大根の保存方法を、一つずつ詳しくご紹介していきます。
白菜はまるごと1玉か、カットしてあるもので保存方法が異なります。それぞれ適した保存方法を覚えておきましょう。
白菜を長持ちさせたいのであれば、傷みにくいのでまるごと購入するのがおすすめ。
芯を取らず、キッチンペーパーで包んでから新聞紙で包み、立てて保存するのがポイント。野菜は白菜に限らず、生えているときと同じ状態で保存すると長持ちします。
野菜室に入れるのがベストですが、寒い季節は玄関やベランダなど、涼しい場所での保存も可能です。
使用するときは、一番外側の葉はラップの役割をしてくれているため、乾燥しているので外しましょう。
1/2や1/4にカットされている白菜は、芯がついたままにすると葉が成長しようとするため、傷みやすくなってしまいます。
芯の両サイドに、包丁で斜めに切り込みを入れて、切り落としましょう。芯が取りにくいときは、包丁で切り込みを入れるだけでも、効果があります。
ざく切りした白菜を保存するときは、冷凍がおすすめ。
生の白菜は、そのままフリーザーバッグに入れて冷凍しましょう。
茹でる場合は、少し固めに茹でて水気をしぼり、ラップに包み、小分けにしてからフリーザーバッグに入れて冷凍します。
春菊は、数日で使い切る場合は冷蔵保存がおすすめ。冷凍保存をすればなんと約1ヶ月も持ちます。
春菊の正しい保存方法を、見ていきましょう。
春菊を冷蔵保存するときは、乾燥を防ぐのがポイント。
袋のまま入れてはいけません。袋から取り出し、2~3枚重ねて濡らしたペーパータオルで、切り口が隠れるように茎を包みましょう。
葉の部分は乾いたペーパータオルで包み、ポリ袋に入れましょう。元々入っていた袋に入れてもOKです。
口の部分は軽く閉じて、冷蔵庫に立てて保存しましょう。うまく立てられないときは、コップやペットボトルを切って使用するといいですよ。
春菊は茎が太いので、寝かせるのはNG。茎が曲がってしまい、栄養価や甘味が減ってしまいます。
春菊の冷凍保存は使いたい分だけ出して、凍ったまま調理することができるのでとても便利です。
水洗いをしたあと、ペーパータオルでしっかりと水気をとります。水気が残っていると、冷凍したときにくっついてしまうので気をつけましょう。
あとは食べやすい大きさに切るだけ。茎の部分は2~3㎝、葉の部分は7~8cmが目安です。
切れたらフリーザーバッグに入れて、空気をしっかりと抜いてから冷凍しましょう。
キャベツも白菜と同じく、まるごと1玉か、カットしてあるもので保存方法が異なります。キャベツもそれぞれの保存方法を覚えておきましょう。
キャベツをまるごと1玉保存する場合は、包丁を使って芯をくりぬき、濡れたペーパータオルを詰めましょう。ペーパータオルは、2~3日に1回取り換えるのがベスト。
芯があるままだと成長してしまうため、芯に葉の栄養が取られてしまいます。鮮度を保つために、芯は取り除きましょう。
乾燥しないように、新聞紙やペーパータオルで包んでからポリ袋に入れて、生えているときと同じ状態で冷蔵庫に入れます。
食べるときは白菜と同じく、一番外側の葉は乾燥しているので外してください。
この方法で保存すれば、1ヶ月ほど長持ちしますよ。
1/2や1/4のキャベツも、芯がついていると鮮度が落ちるため、切り落としてから保存します。
芯を取ったら、切り口全体に濡らしたペーパータオルをかぶせ、ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存します。切り口は下向きにして保存すると、乾燥を防止できます。
1/2や1/4のキャベツの保存期間は、まるごとに比べると短く、7~10日が目安です。
ざく切りや千切りのキャベツは、冷凍保存がおすすめ。
水洗いをしたら、お好みのサイズにカットします。水気をしっかり取ったら、フリーザーバックに入れてすぐに冷凍してもいいですが、金属トレイがある場合はラップを敷き、キャベツを広げて冷凍してから、フリーザーバックに詰め替えましょう。
冷凍保存の場合、1ヶ月ほど持ちます。解凍したキャベツは水っぽくなるので、歯ごたえを楽しむサラダなど生で食べる料理には向きません。火を入れる料理に使うのがおすすめです。
冷蔵庫で乾燥してしまいがちなネギ。正しい保存方法を覚えておけば、みずみずしい状態を保てますよ。
ネギを冷蔵保存する場合は、洗ったあとに根元を切り落とし、3等分にします。
白い部分の2本と、青い部分にわけて保存します。どちらも下半分(根元に近い方)をしっかりと濡らしたペーパータオルで、包みます。上半分は軽く濡らしたペーパータオルで包みましょう。上半分にも適度な水分を与えることで、乾燥を防いでくれます。
青い部分の方が傷みやすいため、別の保存袋に入れて先に使いましょう。青い部分は約2週間、白い部分は約3週間保存可能です。
何度も説明していますが、野菜は生えていたときの状態で保存するのがポイント。ネギも冷蔵庫で立てて保存しましょう。
ネギを冷凍するときは、細かく切らないでください。冷蔵保存と同じく、洗ったあとに根元を切り落とし、3等分にします。
ペーパータオルで水気を取ったら、それぞれラップで包み、フリーザーバッグに入れて冷凍します。
冷蔵のときは青い部分と白い部分を分けましたが、冷凍するときは傷む速度が変わらないため、一緒に入れてしまっても問題はありません。冷凍なら1ヶ月保存可能です。
金属トレイがある場合は、ネギを乗せて上から凍らせた保冷剤を重ねると、急速冷凍できますよ。
冷凍したネギを調理するときは、解凍すると水分が出て旨味も逃げてしまうので、凍ったまま切って火を通す料理に使いましょう。
大根は煮物、サラダ、大根おろし・漬物など、さまざまなシーンで活躍する優秀な野菜です。
しかし、大きいので、食べきる前に傷んでしまうことも。
正しい保存方法を知って、葉までおいしくいただきましょう。
大根は葉がついたまま保存するとしなびやすいので、買ったらすぐに切り分けておきましょう。葉は切り口にペーパータオルを巻いてポリ袋に入れ、立てた状態で冷蔵庫に保存します。
スペースがある場合は、丸ごと新聞紙またはペーパータオルで包み、冷蔵庫で保存すれば約2週間持ちます。
しかし、葉を切っても大根は大きいので、そのままでは冷蔵庫に入らないことが多いです。
切った場合はペーパータオルで包み、ポリ袋や保存袋に入れて、空気をしっかりと抜いて保存します。ペーパータオルが湿ってきたら、すぐに新しいものに交換しましょう。切った大根は1週間以内に食べきるのがベストです。
1/2や1/3にカットされている大根は、まるごと1本の大根を切って保存するときと同じです。ペーパータオルで包み、ポリ袋や保存袋に入れて、空気をしっかりと抜いて保存します。ラップで包むのもありですが、切り口だけ包むのはNG。全体をラップで包むことで乾燥が防げます。
すでにカットされている大根は、フリーザーバッグに入れて冷凍しましょう。
保存期間は約1ヶ月。凍ったままスープや煮物に使うことができるので便利です。
大根おろしにして冷凍するのもあり。製氷皿やアルミカップに入れて凍らせたあと、フリーザーバッグに入れて保存が可能です。自然解凍すれば、いつでも大根おろしが楽しめます。
野菜は冷蔵庫または冷凍庫に入れるだけではなく、おいしい状態を長く保てる方法を覚えて保存しましょう。
野菜を冷凍する場合は、解凍方法にも気をつけましょう。凍ったまま調理した方がいい野菜もあります。
旬の野菜をおいしく保存して、無駄にすることなく、さまざまな料理に活用しましょう。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。