お正月に余りがちなお餅を日持ちさせるには?お餅の保存方法を解説

2024.11.29

お餅 保存

お正月といえばお餅ですが、普段から好んで食べる人も多いですよね。買い置きをしている人もいるのでは?

しかし、お餅は冷蔵庫にすぐに入れても、数日たったらカビが生えていることも。鏡開きでたくさんお餅が余ってしまったときも、困りますよね。

今回はお餅の正しい保存方法を、市販のお餅と自分でついたお餅に分けてご紹介していきます。

1.個包装されているタイプのお餅は常温保存が可

個包装で真空パックになっているお餅は、記載されている賞味期限内に食べれば、常温保存でも問題はありません。可能な限り食べる直前に封を開けましょう。

しかし、一度袋を開けて空気に触れてしまったものは、常温保存は厳禁です。

2.封を開けて数日以内に食べるお餅はラップと保存袋で密閉して冷蔵保存

封を開けてしまったお餅を数日以内に食べる場合は、冷蔵保存をしましょう。

お餅を1つずつラップでしっかりと包み、なるべく空気に触れないようにします。

2-1.お餅を冷蔵保存する具体的な手順

1.お餅をぴっちりとラップで包む

お餅をぴっちりとラップで包む

2.ラップで包んだお餅を冷凍用保存袋に入れて、空気を抜いて口を閉める

ラップで包んだお餅を冷凍用保存袋に入れて、空気を抜いて口を閉める

2-2.お餅を冷蔵保存する期間の目安

封を開けてしまったお餅を冷蔵する場合、3~4日以内に食べきりましょう。

わさびを一緒に保存すると、わさびの殺菌作用でお餅にカビが生えにくくなり、冷蔵でも1~2週間の保存が可能です。

保存方法は、密閉容器や保存袋にお餅と一緒に入れるだけ。わさびが直接お餅に触れないよう、お弁当用のカップやアルミホイルを使用するといいでしょう。

3.封を開けて長期保存したいお餅はラップと保存袋で密閉して冷凍保存

封を開けてしまい1~2週間のうちにお餅を食べる予定がない場合は、冷凍保存にしましょう。

冷蔵保存と同様に、お餅を1つずつラップでしっかりと包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍するだけです。

3-1.お餅を冷凍保存する具体的な手順

1.お餅をラップでぴっちりと包む

お餅をラップでぴっちりと包む

2.冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で冷凍保存する

冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で冷凍保存する

3-2.冷凍保存したお餅の保存期間の目安

封を開けてしまったお餅を冷凍する場合、2~3ヶ月の保存が可能です。

3-3.冷凍保存したお餅の解凍方法

基本的に冷凍のまま調理が可能です。とくに煮て食べる場合は、凍ったまま調理しても問題ありません。

焼く場合は凍ったままの状態だと、大きさや厚さによって表面だけ焦げ、中は凍ったままになることがあります。

3~4時間室内に置き、自然解凍をしてから焼くといいでしょう。時間がないときは、電子レンジで温めてから焼いてください。

4.ついたお餅の保存方法

自分で作ったお餅は、市販のものよりもカビが発生しやすいです。とくにお餅を丸めるときに使用する餅とり粉は、カビの発生率を高めます。保存するとすでにわかっているときは、餅とり粉は使わない方がいいでしょう。

市販のお餅とは少し違う、自分でついたお餅の正しい保存方法をご紹介します。

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4-1.冷蔵庫での保存方法

先ほどご紹介したわさびを使った保存方法でもいいですが、自分で作ったものは市販のお餅よりも傷みやすいので、冷蔵保存はおすすめしません。

数日のうちに食べるのであれば、水餅がおすすめ。密閉容器にお餅を入れ、完全につかるまで水を入れます。あとはフタを閉めて冷蔵庫に保管するだけです。1日1回必ず新鮮な水に取り換えましょう。

水餅は空気に触れないので、カビの発生を防ぎ、乾燥も防止する効果が期待できます。

4-2.冷凍庫での保存方法

自分でついたお餅は、量もたくさんあることが多いため、冷凍保存がおすすめです。市販のお餅と同じく、ラップにしっかりと包み、フリーザーバッグに入れて冷凍庫へ。解凍方法も、市販のお餅と一緒です。

ついたお餅も数カ月の保存は可能ですが、時間が経てば経つほど味の劣化は避けられません。なるべく早めに食べ切るのが理想です。

まとめ

お餅はでんぷんとタンパク質、水、脂質と、カビが大好きな水分や養分がたくさんあるので、保存に工夫が必要です。

冷蔵庫に入れるだけで安心してしまうと、カビがすぐに生えてしまうことも。

とくに自分でついたお餅は、傷みやすいので気をつけましょう。正しい保存方法で、おいしいお餅を楽しんでくださいね。

この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。