2022.02.03
寒い季節に欠かせないファッションアイテムといえば、ニットやセーターではないでしょうか。
トップスだけではなく、ワンピースやボトムスもニット素材だと温かいですよね。
頻繁に着るニットやセーターは自宅で洗濯したいものですが、水に濡れることで縮んでしまったり、干すときに伸びてしまったりすることも多いので、クリーニング必須と考えている人もいるのではないでしょうか。
しかし、ニットやセーターも自宅で洗えるものがあります。
今回は自宅でニットやセーターを洗濯するときに確認することや、洗濯機と手洗いに分けて、ニットやセーターの正しい洗い方などを解説していきます。
冬によく着るニットやセーターは、何度もクリーニングに出すのは大変ですよね。ニット帽や手袋などの小物も、できれば自宅で洗濯したいものです。
ニットやセーターを洗濯する前に、まずは確認したいことが2つあります。
ニットやセーターを洗う前に、必ず洗濯表示を確認しましょう。
たらいのマークに「×」がついている場合は、水洗いができないため、自宅での洗濯はNGです。
たらいだけの場合は洗濯機OK。たらいと一緒に手のマークがついているときは、洗濯機はNGですが、手洗いができるという意味です。
洗濯表示を確認して水洗いがOKであれば、シミと色落ちの確認をします。
ニットはおしゃれ着洗い専用の中性洗濯洗剤を使いましょう。
ニットやセーターに限らず、袖や襟元は汚れやすいです。また、食べこぼしたシミなどもついていることも。気になる汚れがあるときは、ぬるま湯に中性洗濯洗剤を入れ、予洗いをしておきましょう。ニットやセーターは、つまみ洗いで汚れを押し出すように洗うのがポイント。
色落ちが心配なときは、洗う前に洗濯で使用する予定の中性洗剤を白いタオルや布巾につけ、目立たない裏地の部分にぽんぽんとつけてみましょう。このときにタオルに色がつくようであれば、色落ちする可能性が高いということです。
どうしても自宅で洗いたい場合は、同系色のニットをまとめて洗うなど、工夫をしましょう。
2つ折りにしたニットやセーターが、ちょうど納まるサイズの洗濯ネットを用意しましょう。
裏返しにするのが基本ですが、目立つ汚れがあるときは表に出るように畳んでから洗濯ネットに入れましょう。
洗濯機によってコースの呼び名が違いますが、優しく洗える「ドライコース」や「手洗いコース」「おしゃれ着洗いコース」などを選び、おしゃれ着洗い用の中性洗剤を入れたら、スタートしましょう。
ニットやセーターは、冷たい水も40℃以上のお湯も苦手です。30℃程度のぬるま湯がいいでしょう。
なくてもいいですが、ふんわりと仕上げたいときは、すすぎのときに柔軟剤を入れます。静電気を防いでくれる効果もありますよ。
脱水が終わったら、すぐに干しましょう。ニットやセーターは高温が苦手なので、乾燥機はNG。また摩擦が起こることで、毛玉の原因にもなります。
30℃程度のぬるま湯に、おしゃれ着洗い用の中性洗剤を混ぜて、洗濯液を作ります。洗濯機で洗うときと同様に、ニットやセーターを裏返して、汚れが目立つ部分は表に出した状態で、洗濯液に浸します。
ニットは直接浸してもいいですが、最後に脱水するときに洗濯ネットに入れるので、先に入れて洗ってもOKです。
ニットやセーターを洗うときは、汚れが気になってもゴシゴシとこすってはいけません。摩擦を起こして毛玉になってしまうからです。こすらずに優しく押し洗いをします。
汚れが浮いてきたら、洗濯液を捨てて、ニットやセーターを軽く押して、水気を絞ります。
きれいなぬるま湯に浸し、ここでも摩擦に気をつけながら、優しく押してすすぎます。柔軟剤を使うときは、ここで入れましょう。
「すすいで、ぬるま湯を捨て水気を絞る」を、洗剤が残らないように何回か繰り返します。
すすぎが終わったら、洗濯機で1分程度脱水を行ってください。デリケートなニットやセーターは、バスタオルで包んで水分を吸い取ってもOKです。
ニットやセーターは、ハンガー干しをすると伸びてしまいます。とくに水を含んだニットは、重たいので伸びやすいです。
そのため、ニットやセーターを干すときは、平干しがおすすめ。裏返したまま、形を整えてから、平干し用のネットの上に乗せましょう。
ニット帽は、中にタオルなどを詰めておくと、きれいな形で乾きます。
すべてのニットやセーターが、自宅で洗濯できるわけではありません。
お気に入りのニットやセーターが台無しにならないように、まずは洗濯表示をしっかりとチェックしてください。
洗うときも摩擦をなるべく起こさないように、優しく洗いましょう。
洗濯表示が水洗いOKでも、カシミヤなどの繊細な素材や、細かい刺繍や装飾品がついているニットやセーターは、クリーニングがおすすめです。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。