加湿器にかかる電気代はどれくらい?加湿方式ごとの電気代の違いを解説

2022.06.20

電気代

乾燥から守ってくれる加湿器ですが、寒い季節は1日中稼働していることもあり、電気代が気になるという人も多いのではないでしょうか?

加湿器は加湿方式によって、電気代が変わってきます。

今回は、加湿器の種類と電気代の計算方法、どの加湿器を選べば電気代が安く済むのかなどを、くわしく解説していきます。

1.加湿器の加湿方式は4タイプ

加湿器のタイプは「気化式」「超音波式」「スチーム式」「ハイブリット式」と4つあります。タイプによっても電気代が変化します。

まずは、それぞれ加湿器の加湿方法と、メリット・デメリットを確認しておきましょう。

1-1.気化式

気化式タイプの加湿器は、フィルターに水を含ませて、ファンで風を当て、気化した水蒸気で加湿します。

気化式のメリット

熱を使用しないため、電気代を安く抑えられることがうれしいポイント。また、小さな子どもがいる家庭でも、やけどの心配がないので安心。

部屋の湿度が十分であると判断した場合は、加湿しすぎを防いでくれる調整機能が搭載されていることが多いです。

気化式のデメリット

デメリットは、熱を使用しないので、他の加湿方式の加湿器とくらべると、加湿に時間がかかること。本体も大きく、ファンやモーターの運転音が気になることもあります。

また、カビや雑菌も繁殖しやすいため、フィルターやタンクなどはこまめなお手入れが必要です。

1-2.超音波式

超音波式タイプの加湿器は、超音波の振動で水を霧状に発生させることで加湿します。卓上タイプは超音波式が多いです。

超音波式のメリット

本体がコンパクトで置きやすく、静音性にも優れています。安価で手に入るのもうれしいポイント。

また、ヒーターを使わないため室温に影響を与えません。

超音波式のデメリット

水が霧状に発生するため、置く場所によって結露を起こすことも。

また、気化式と同じく超音波式タイプの加湿器も、熱を使用しないので、カビや雑菌が繁殖しやすいことがデメリットといえます。

1-3.スチーム式

スチーム式タイプの加湿器は、ヒーターで水を沸騰させ、蒸気をファンの風で室内に送り出すことで加湿します。

スチーム式のメリット

スピーディーに広範囲を加湿できるのがメリット。水を沸騰させるので、雑菌の繁殖を抑えられます。

スチーム式のデメリット

水を沸騰させるため消費電力が大きく、他のタイプとくらべると電気代がかかります。水蒸気も熱いので、小さな子どもやペットがいる家庭は、置く場所を工夫しなくてはなりません。

また、蒸発の速度が早いため、カルキが発生しやすいのでこまめにお手入れをしましょう。

1-4.ハイブリッド式

ハイブリッドタイプの加湿器は2種類。
「気化式」にヒーターの機能がついたものと、「超音波式」にヒーターの機能がついたものがあります。

ハイブリッド式のメリット

ヒーターが搭載されているため、温風で素早く広い範囲を加湿できるというメリットがあります。気化式のハイブリットタイプはスチーム式よりも温風が熱くならないので安心。

ハイブリッド式のデメリット

ハイブリット式は高性能なため大型なものが多く、本体価格が高め。ヒーターを使用するので、電気代がかかってしまうことは避けられません。

加湿器 

2.【加湿方式別】加湿器にかかる電気代

加湿器のタイプがわかったところで、どのくらいの電気代がかかるのか計算していきましょう。

今回の電気代の計算する条件は、以下の通りとします。

  • 適用床面積はプレハブ8畳(木造の場合は5~6畳)
  • 電気代は、1日8時間、1ヶ月(30日)使用した場合
  • 電気代単価は目安単価の27円/kWh

1時間あたりの電気代(円)は「消費電力(W)÷1,000×電気代単価(円/kWh)」で求めることができます。

消費電力は同じタイプでも加湿器によって差がありますが、目安となる消費電力を基に計算してみましょう。

2-1.気化式

気化式は、消費電力(最大)20Wの加湿器を目安に計算していきましょう。

1時間あたりの電気代は、20W÷1,000×27円/kWh=0.54円。

1ヶ月あたりの電気代は、0.54円×8時間×30日=129.6円となります。

2-2.超音波式

超音波式は、消費電力(最大)30Wの加湿器を目安に計算していきましょう。

1時間あたりの電気代は、30W÷1,000×27円/kWh=0.81円。

1ヶ月あたりの電気代は、0.81円×8時間×30日=194.4円となります。

2-3.スチーム式

スチーム式は、消費電力(最大)250Wの加湿器を目安に計算していきましょう。

1時間あたりの電気代は、250W÷1,000×27円/kWh=6.75円。

1ヶ月あたりの電気代は、6.75円×8時間×30日=1,620円となります。

2-4.ハイブリッド式

ハイブリット式は消費電力(最大)80Wの加湿器を目安に計算していきましょう。

1時間あたりの電気代は、80W÷1,000×27円/kWh=2.16円。

1ヶ月あたりの電気代は、2.16円×8時間×30日=518.4円となります。

電気代

3.電気料金を抑えたいなら気化式と超音波式がおすすめ

電気料金を抑えたいのであれば、気化式と超音波式がおすすめです。ヒーターで水を温める電力がかからないので、電気代を抑えることができます。

ただし、雑菌やカビが繁殖しやすいため、こまめなお手入れを心がけましょう。

4.加湿器を使う際に電気代を節約するポイント

4-1.部屋の広さにあった機種を選ぶ

加湿器の効果を最大限に発揮するためには、部屋の広さに合わせた加湿器を選ぶことが大切です。加湿方式だけではなく、適用床面積に注目してみてください。

広い部屋で、加湿範囲の狭い加湿器を常にフル稼働させるよりも、適用床面積が部屋よりも少し広いものを選んだ方が、電気代は抑えられます。

加湿器

4-2.こまめに掃除する

掃除を怠ると汚れがたまることで、加湿器に負荷がかかり、加湿する能力が低下します。それでも加湿しようと作動し、無駄な力がかかるので電力の消費が増え、電気代がかかる原因に。どのタイプの加湿器も運転に負荷がかからないように、こまめに掃除を行いましょう。

掃除が苦手という人は、加湿トレーやフィルターの形状・素材をチェックして、お手入れしやすいものを選ぶといいでしょう。

除菌性能を備えている加湿器もあるので、加湿器を購入するときは確認してみてください。

4-3.暖房の温度を下げる

人間は湿度が高い方が、体感温度が上がります。

加湿器を活用することにより、乾燥した状態よりも温かく感じ、エアコンやストーブの設定温度を下げることができるので、電気代の節約につながります。

まとめ

加湿器の電気代はタイプによってかなりの差があります。

電気代を抑えることに特化した加湿器にしたい場合は、気化式や超音波式を選びましょう。

また、電気代を節約するには、部屋の広さにあった加湿器を選んだり、こまめに掃除をしたりすることも大切です。

定期的なお手入れは、電気代を抑えるだけではなく、常に高パフォーマンスで加湿ができ、加湿器も長持ちしますよ。