2022.03.24
洗濯機を開けてびっくり。ティッシュが散乱していて、背筋が凍る思いをした経験がある人は少なくありません。
花粉症の季節などは、子どものみならず、大人もうっかりポケットにティッシュを入れたままにして、洗濯をしてしまうことも。
誰もが一度は経験したことがあるといっても過言ではないですが、実際に自分が洗ってしまったときは対処方法がわからず焦りますよね。
今回は、ティッシュを洗濯してしまったときの対処法をくわしくご紹介します。
「同じ紙であるメモなどを洗濯したときは平気なのに、なぜティッシュだけ服にくっつくのだろう?」と不思議に思っている人もいるでしょう。
ティッシュは他の紙類と比べ柔らかく作られているので、衝撃に弱くすぐにバラバラになってしまいます。さらに、静電気が発生しやすいので服についてしまうのです。
まずはティッシュだらけになってしまった服を綺麗にする方法を3つご紹介していきます。
柔軟剤を入れて、もう一度洗うことでこびりついてしまったティッシュをキレイに落とすことができます。ティッシュを取るだけなのですすぎと脱水を1回ずつでOK。
柔軟剤の量は洗濯するときと同じ量で大丈夫です。
また、柔軟剤のかわりにお酢を入れることを推奨する情報媒体もありますが、洗濯時のお酢の使用は洗濯機の金属部品を痛める危険性もあるため非推奨です。
もう一度洗うのは衣類が傷みそうで気が引けるという場合は、芋類や柑橘系のフルーツなどが入っている野菜ネットや、キッチンの三角コーナーや排水口にかぶせる水切りネットを使用すると簡単に取れます。
野菜ネットや水切りネットに手を入れ、洗濯物が乾く前に優しくなでます。平置きの場合は手前から奥に、ハンガーにかけた状態の場合は下から上に滑らせてみてください。ネットの網目にティッシュが引っかかって取ることができます。
ネットでも取り切れなかったティッシュは完全に服が乾いてから、粘着ローラーや掃除機を使用してみてください。
粘着ローラーは激しく動かすと布がひっぱられてしまうのでゆっくりと優しくあてるように。掃除機もノズルを外すか細い隅っこ掃除用のノズルを使用し、一番弱い力で吸い取るようにしましょう。
服をキレイにすることができたら、次回の洗濯物に影響を与えないよう洗濯槽のティッシュも取り除かなくてはなりません。
身構える必要はなく誰でも簡単にできるので掃除方法を見ていきましょう。
目に見えるティッシュは可能な限り手で取り除きます。あとはすすぎと脱水を行うだけで洗濯槽はキレイになります。
すすぎと脱水が終わったら、糸くずフィルターにもティッシュがついていることが多いので、掃除をします。
ゴミを取り除いたあとに、ぬるま湯で優しく洗いましょう。細かい部分は使い古した歯ブラシなどでこすります。
ティッシュの他に頑固な汚れがついているときは、洗剤を使い掃除をするといいでしょう。使える洗剤はメーカーや種類によって違うので取扱説明書を確認してくださいね。
念のため、排水ホースにもティッシュが詰まっていないか確認しておくと安心ですよ。
縦型式洗濯機ではなく、ドラム式洗濯機でティッシュを洗ってしまったときの、洗濯機の掃除方法もご紹介します。
縦型式同様、ドラム内を確認し、目に見えるティッシュは可能な限り手で取り除きましょう。
手で取れない場合は、乾燥機を使った後の場合は掃除機で吸い取り、それ以外の場合は濡れたタオルや雑巾でティッシュを拭き取ります。
ホースや排水口にティッシュが詰まっていないか確認をします。
中にティッシュが詰まっているようであれば、細い棒状のものを使い取り除きましょう。
ドラム式の場合は、排水フィルターと乾燥フィルターがついています。
どちらのフィルターにもティッシュが残っていないか確認して、掃除を行います
ゴミを取り除いたあとに、ぬるま湯で優しく洗いましょう。細かい部分は使い古した歯ブラシなどでこすります。
ティッシュの他に頑固な汚れがついているときは、洗剤を使い掃除をするといいでしょう。使える洗剤は、縦型式と同じくメーカーや種類によって違うので取扱説明書を確認してくださいね。
洗濯物は入れず空の状態で、洗濯機を運転させましょう。洗いだけで充分です。
「洗濯槽洗浄コース」などがある場合は、そちらを使用してもOK。洗剤は必要ありません。
洗いが終わったら、ティッシュがついている可能性があるので、再度フィルターの掃除を行い、掃除は完了です。
ティッシュを洗濯してしまったときは、焦ってしまいますが、柔軟剤を使用してもう一度洗濯すれば大丈夫です。
少量の場合は、野菜ネットや水切りネットだけでも充分にきれいになります。粘着ローラーは、比較的取りやすいですが、衣類を傷めることもあるので、優しく丁寧に除去しましょう。
また、ティッシュを洗濯してしまったときは、洗濯機に残っていることが多いので、次回の洗濯に影響が出ないように、掃除を忘れずに行ってくださいね。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。