2024.01.24
衣替えの際に気づくことが多い虫食い。お気に入りのコートに、虫食いの穴が開いているとショックですよね。
コートは他の衣類に比べると値段も高く、頻繁に買い替えるものではないため、防虫対策をしっかりとしておきたいところです。
そこで今回は、コートに虫食いができてしまう原因や対策方法をくわしく解説します。
虫はコートやニットが大好物。なぜならカシミアやウールなど、動物性の繊維が使用されていることが多いからです。
「よりによって高いコートに虫食いができてしまった」という経験はありませんか?
カシミアやウールは、高価な衣類に使われていることが多い素材なので、虫に狙われやすいのです。
動物性の繊維に比べると、植物性の繊維は被害にあいにくいですが、食べられてしまう可能性はあるので注意しましょう。
化学繊維はほとんど虫に食べられることはありませんが、汚れが付着したままだと、虫が汚れを食べる際に繊維ごと食べてしまい穴が開くことも。
つまりどのようなコートでも、虫食いの被害にあう可能性はゼロではありません。
お気に入りのコートは、きれいな状態で長く着用したいものです。虫食いができないように、しっかりと防虫対策をしてからコートを保管しましょう。
コートを着なくなり、タンスやクローゼットにしまう際は、きれいな状態で収納しましょう。
ほとんどのコートは自宅で洗濯ができないため、クリーニングに出してください。
クリーニングから戻ってきたら、ビニール袋は必ず外しましょう。かぶせたままだと、通気性がないため空気の循環が悪くなり、カビや変色の原因になることがあります。
コートを収納する際は、湿度を下げるために間隔をあけてクローゼットにかけましょう。
また、たたんでしまうと生地の間に虫が入りやすいので、ハンガーにかけてください。
コートは寒くなるまでずっとしまったままにせず、晴れた日に風通しのいい日陰で干してください。定期的に行うことで、虫食いだけではなくカビを防ぐ効果も期待できます。
直射日光に当てると、型崩れや色あせの原因になるので、必ず陰干ししてくださいね。
クローゼット用の防虫剤を使用するのもおすすめです。
防虫剤を使用する際は、クローゼットを閉めてください。密閉されていないと成分が逃げてしまい、防虫効果が薄れてしまいます。
空間用の防虫剤もおすすめですが、コートに防虫カバーをかぶせておくと、ホコリからも守ってくれます。
密閉性が低い場所にコートを保管するときも、防虫カバーが効果的です。
大事なコートを虫食いから守るには、しっかりとコートの汚れを落としてから収納することがポイントです。
クローゼットにはぎゅうぎゅうに押し込まず、余裕を持ってかけるようにしましょう。
次のシーズンまでしまったままではなく、定期的に干してあげることも大切。
さまざまな工夫をしても虫食いが起こってしまったときは、防虫剤の力も借りてみてくださいね。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。