エアコン暖房はつけっぱなしがお得?冬の暖房の節約ポイントを解説

2022.11.28

暖房

エアコンの暖房を使用する寒い季節になると、電気代が気になりますよね。

エアコンの暖房をこまめにオン・オフしたときと、つけっぱなしにしたときは、どちらの方が電気代は安いのでしょうか。

つけっぱなしの方が安いのであれば、寒い部屋で暖かくなるのを待つという時間がなくなり、快適に過ごせますよね。

そこで今回は、エアコンの暖房をこまめにオン・オフしたときと、つけっぱなしにしたときはどちらがお得なのか、電気代を節約するエアコンの使い方などをくわしくご紹介します。

1.暖房は冷房より電気代が高い

エアコンは冷房よりも暖房の方が、電気代が高くなる傾向があります。

その理由は、室内の温度と設定温度の差が大きいほど、電気代が高くなるから。

エアコンは、電源を入れてから設定温度になるまで、フル稼働をします。

夏場に室温が34℃で設定温度を28℃にしたときの温度差は6℃ですが、冬場に室温が10℃で設定温度を20℃にした場合は温度差は10℃。

一般的に冬の方が、温度差が大きいことが多いため、フル稼働の時間が長く、電気代が高くなってしまうのです。

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2.暖房はオン・オフとつけっぱなし、どちらがお得?

暖房はこまめにオン・オフするのと、つけっぱなしにするのとでは、どちらの方が、電気代がお得なのか気になりますよね。

結論からいうと状況によって、どちらがお得なのかは変わってきます。

何時間以上、家を空けるときは、エアコンの暖房をオフにした方がいいのでしょうか?

2-1.ずっと家にいる場合

ずっと家にいるときは、基本的につけっぱなしでOK。

こまめに自分で調節するよりも、エアコンの自動運転を活用した方が電気代を節約できます。

2-2.30分以内の外出

近くのコンビニやスーパーへ買い物に行くなど、30分以内の外出であれば、エアコンの暖房はつけっぱなしがおすすめです。

冬は暖房を切るとすぐに冷えてしまい、電源を入れた際にフル稼働で運転する時間が長くなるため、短い時間の外出はつけっぱなしの方が電気代の節約になります。

2-3.1~2時間程度の外出

1~2時間外出する際は、外気温に注目。

目安としては3℃未満のときは、オフにすると部屋がすぐに冷えてしまい、設定温度に戻るまでの時間がかかり、フル稼働の時間が長くなるため、つけっぱなしにした方がいいでしょう。

3℃以上あるときは、暖房を消しても室内の温度が急激に下がることは考えにくいため、こまめにオン・オフした方が電気代を節約できます。

2-4.仕事など数時間以上の外出や7時間程度の睡眠の間

日中は仕事に行っているなど、長時間家を開ける場合は、基本的に暖房をオフにした方がいいでしょう。

ただし、外気温との差が大きい雪国などの場合、2~3時間程度の外出であれば、つけっぱなしの方がいい場合もあります。

また、夜もつけっぱなしにはせず、オフにした方がおすすめです。

朝が冷えるのが気になるという場合は、起きる1~2時間くらい前にタイマーを設定しておくといいですよ。

暖房

3.電気代を抑えるための使い方

状況に応じて、こまめにオン・オフ、つけっぱなしを使い分ける他に、誰でもできる電気代を節約する方法があります。

電気代を抑えるエアコンの使い方をご紹介します。

3-1.エアコンのフィルター掃除

エアコンのフィルター掃除をこまめに行うことで、電気代の節約になります。

エアコンの室内機のフィルターにほこりが溜まってしまうと、空気をスムーズに取り入れることができないため、余計な力を使ってしまい、電気代が高くなるのです。

フィルター掃除だけでも、年間約1万円以上の節約になったという結果もあるので、侮れません。

3-2.エアコンの設定温度の見直し

エアコンの設定温度は、たった1℃変えるだけでも、節約になります。

冷房の場合は約13%、暖房の場合は約10%の消費電力が削減されるといわれています。

暖房の場合は、同じ設定温度でも湿度が上がると体感温度も上がるため、加湿も行いましょう。

体感温度を上げるだけではなく、乾燥も防ぐので一石二鳥です。

3-3.風量は基本的に自動設定

エアコンの風量は調節した方が節約になるのではないかと考える人も多いですが、自動設定にした方が電気代は抑えられます。

電気代を抑えようと、最初から「弱」で運転すると、温度が上がるまでに時間がかかってしまい、多くの電力を消費してしまうことも。

手動で調節するよりも、エアコンにまかせましょう。

3-4.エアコンの風向きは下向きに

暖かい空気は、上に行く性質があります。

そのため、エアコンの風向きは下向きにしましょう。

3-5.扇風機やサーキュレーターで空気を循環させる

エアコンと扇風機やサーキュレーターを併用すると、室内の温度のムラを減らすことができます。

扇風機やサーキュレーターは上向きに運転し、空気を循環させましょう。

3-6.断熱シートや断熱カーテンで保温

窓は熱が出入りしやすい場所です。

断熱シートや断熱カーテンを使用し、冷気の侵入や暖かい空気が逃げるのを防ぐ工夫も、電気代の節約になります。

カーテン

まとめ

エアコンをつけっぱなしにするか、オフにするかの判断は、外出時間と外気温を目安に検討してみてください。

基本的に短時間の外出の場合は、つけっぱなしの方が節約できる場合も。

また、エアコンのフィルター掃除や温度設定の見直しなども、電気代の節約につながります。

ちょっとした工夫をするだけで、大きな成果となって表れるので、暖房の電気代が気になる方は試してみてくださいね。

この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。