2023.11.28
衣替えをしていたら服にカビが生えていて、驚いた経験がある人も多いのではないでしょうか。カビには種類があり、比較的簡単に落とせるカビと自宅でのお手入れが難しいものもあります。
そこで今回は服に生えるカビの種類と落とし方、カビを防止する方法などをくわしく解説します。
服に生えるカビは、白カビと黒カビの2種類です。綿のような白いものがついているときは白カビ。表面だけについている可能性が高いので、落とすのは比較的簡単です。
黒や緑のポツポツと生えているカビは黒カビ。繊維の奥深くまで根をはっており、自宅でのお手入れでは落とせない可能性があります。
黒カビはクリーニング店でも断られてしまうこともあるようです。
白カビは洗濯機で洗うだけでも落ちることも多いです。まずはいつも通りの洗濯を行い、落ちなかった場合は以下の方法を試してみましょう。
用意するもの
・消毒用アルコールスプレー
・酸素系漂白剤
まずは外で白カビを手で払い落します。白カビが出てしまった部分に、消毒用アルコールスプレーをたっぷりかけてください。
あとは酸素系漂白剤を入れて洗濯機で洗うだけ。
湿った状態でしまうと、またカビが生えてしまうので、天日干しをしてしっかりと乾かしましょう。色落ちが心配な衣類は、風通しのいい日陰に干してください。
黒カビは繊維の奥まで生えているため、白カビに比べると落ちにくいです。丁寧に汚れを落としていきましょう。
用意するもの
・ゴム手袋
・綿棒
・服が入るバケツや洗面器
・酸素系漂白剤
酸素系漂白剤に触れる可能性があるため、ゴム手袋をして作業を行いましょう。まずは綿棒を使って、酸素系漂白剤をカビが生えている部分にしっかりと染み込ませます。
バケツや洗面器、大きい衣類の場合は洗面台を利用し、ぬるま湯をためて酸素系漂白剤を入れて混ぜてください。衣類を入れて1~2時間つけ置きをします。酸素系漂白剤はつけ置きしすぎると生地を傷める可能性があるため、カビが落ちているか30分ごとに確認してください。
カビが落ちたら揉み洗いをして酸素系漂白剤をしっかりとすすぎます。
あとは天日干しをしてしっかりと乾かしてください。色落ちなどが心配な場合は、風通しのいい日陰に干しましょう。
久しぶりに出したスーツや制服にカビが生えていることもありますよね。スーツや制服はウールが使われていることも多く、自宅でのお手入れは難しいです。
自宅で洗濯すると縮んでしまったり、生地を傷めてしまったりする可能性が高いので、クリーニングに出すことをおすすめします。
服に白カビや黒カビを発生させないようにするには、カビの栄養源であるホコリを除去することが大切です。
クローゼットや押し入れはこまめに掃除を行いましょう。仕上げに除菌スプレーをかけるとより効果的です。
カビが生えている服が1着でもあると、他の衣類にも移っている恐れがあります。他の衣類も必ず確認してください。
カビは湿度が高い場所を好みます。60%以下の環境では繁殖力が低下するといわれているため、クローゼットや押し入れは定期的に扉を開けて換気をしましょう。除湿器や除湿剤を活用するのもおすすめです。
服を詰めすぎると空気がこもる原因に。衣類の整理は定期的に行い、風通しをよくしましょう。
クリーニングに出した際はビニールに入ってきますが、そのまま収納すると風通しが悪くなるため外してくださいね。
一度着た服は、見た目はきれいでも目に見えない皮脂汚れや汗、ホコリなどがついています。
カビの栄養源となってしまうため、クローゼットや押し入れにしまうときは洗濯してからにしてください。
アウターやニットなどは何度か着用してから洗濯する人もいますが、一度着用したものはクローゼットや押し入れにはしまわず、ハンガーラックなど別の場所に保管するといいでしょう。
洗濯をしても乾く前にしまってしまうと、湿度を上げてしまいます。しっかりと乾かしてからクローゼットに入れましょう。
洗濯槽は1ヶ月に1回を目安に掃除を行いましょう。「洗濯槽は水や洗剤が流れているだけなのに汚れるの?」と思った人もいるかもしれませんが、洗剤の残りカスや衣類からでた汚れなどが原因で、カビが生えてしまうのです。
カビの生えた洗濯槽で洗濯をすると、衣類にもカビ菌がついてしまい、クローゼットや押し入れの中で繁殖してしまいます。
衣類だけではなく、洗濯機のお手入れも欠かさずに行いましょう。
服に生えるカビは、白カビと黒カビがあります。
白カビは表面だけについていることが多いので、普通の洗濯でも落とせる可能性が高く、自宅でもお手入れが比較的簡単にできます。
一方、黒カビはクリーニング店でも対処できないこともあるくらい、繊維の奥まで根を張っている恐れのある頑固なカビです。
日ごろからカビが生えないクローゼットや押し入れにするために、掃除をこまめに行い、湿度を上げないように対策をしましょう。
また、洗濯槽にカビが生えていると、衣類を洗濯してもカビが生えることがあります。洗濯機のお手入れも定期的に行いましょう。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。