空気清浄機ってどこに置くのが正解?空気清浄機の置き場所について解説

2023.04.25

空気清浄機

部屋の空気をきれいにしてくれる空気清浄機。花粉やホコリなどの汚れを除去してくれる優れものです。アレルギーがある人は手放せない人も多いのでは?

空気清浄機は、一家に1台の家電から、寝室や玄関、子ども部屋など、数台購入する家庭も増えています。

空いている場所にとりあえず置いている人が多いですが、実は空気清浄機の力を最大限に活かせる置き方があるのです。

そこで今回は、空気清浄機の置き場所について、部屋や目的ごとにポイントをご紹介します。

1.空気清浄機の基本的な置き場所のポイント

空気清浄機は、ドア付近や窓から離れた場所に置きましょう。

外気の流入する場所に空気清浄機を置いてしまうと、室内の空気の流れがうまく作れないため、効率が悪くなってしまいます。そのため、ドアや窓から離れた空気の通り道に置くと、効率的に空気をきれいにすることができるのです。

また、空気清浄機の吸い込み口や吹き出し口は塞がないように気をつけましょう。加湿器や他の家電製品とは離しておくのがポイント。

とくに加湿器は、近くに置いてしまうと空気清浄機が水蒸気を吸い込み、内部にカビが発生することがあります。

空気清浄機

2.部屋ごとの空気清浄機の置き場所のポイント

ホコリやニオイなどが溜まる場所は、部屋によって違います。部屋ごとの空気清浄機の置き方のポイントを見ていきましょう。

2-1.リビング

リビングに空気清浄機を置くときは、なるべく部屋の中央にしましょう。

エアコンがある場合は、エアコンから出る空気の流れを邪魔しないように設置することがポイント。

暖房時はエアコンの対角線上に、冷房時はエアコンが設置してある壁側に空気清浄機を置きます。

空気清浄機は他の電化製品に影響を与えることもあるため、テレビやラジオの近くに置くのは控えましょう。

きれいな部屋

2-2.寝室

寝室はふとんがあるため、ホコリが気になる場所です。そのため、空気清浄機はドアや窓から離れた、床に近い場所に置くのがポイント。

空気清浄機を上に置いてしまうとホコリが効率的に除去できないだけではなく、冷えや乾燥を感じやすくなってしまい、睡眠の質が下がってしまうので気をつけましょう。

寝室に誰もいないときと起きてすぐの時間帯は、ホコリが床に落ちているため、歩き回って舞い上げる前に空気清浄機を強く回して一気に取り除くと、きれいな空気の中で質のいい睡眠が取れますよ。

敷布団の場合は、敷いた直後にホコリが充満しているので、空気清浄機を使うと効果的です。

寝室

2-3.子ども部屋

子ども部屋も基本に忠実に、ドアや窓から離れた場所に置くのが効果的です。

子ども部屋はおもちゃなど、荷物が多くなってしまうことが多いですが、空気清浄機の周りには物を置かないようにしましょう。

小さな子どもがいる場合は、ハウスダストは床にたまりやすいので、床の近くに設置するといいでしょう。

2-4.玄関

外からの花粉やウイルスを持ち込まないために、玄関に設置するのはとても効果的。

基本的な空気清浄機の置き方は、外気の流入する場所には適さないとされていますが、玄関は例外です。

玄関

2-5.ワンルーム

ワンルームの場合は、部屋の中央がベスト。基本的にはリビングと同じ考え方で問題ありません。

家具やカーテンの近くに置くと、吸気口を塞いでしまうことがあるので要注意。

部屋の中央に置けない場合は、玄関に設置するのもおすすめです。

3.目的に合わせた空気清浄機のおすすめの置き場所

空気清浄機を各部屋に設置できればいいですが、何台も購入することは難しい、置き場所が限られているという人もいるでしょう。

空気清浄機1台でも自分の目的に合った置き方ができれば、快適に過ごすことが可能です。目的別におすすめの置き場所もチェックしていきましょう。

3-1.花粉症や感染症対策

花粉症や感染症対策をメインに空気清浄機を設置する場合は、玄関や窓際がおすすめ。花粉やウイルスが入ってくるのは、玄関や窓だからです。

2台設置できる場合は、リビングと玄関に置くといいでしょう。

ウイルス

3-2.たばこのニオイ

たばこのニオイは上へいく傾向があります。そのため、たばこのニオイ対策の場合は、高い位置に空気清浄機を設置しましょう。

空気清浄機は、たばこのニオイは除去しますが、有害物質は取り除けません。空気清浄機だけに頼らず、換気も行ってくださいね。

3-3.ペットのニオイ

ペットのニオイも、床よりも少し高い位置に空気清浄機を置くといいでしょう。

ニオイだけではなく、舞い上がった毛なども除去してくれます。

4.空気清浄機の置き場所に関する注意点

他の家電と空気清浄機を併用する場合は、置き方に注意が必要です。より効果的に空気清浄機を使用するために覚えておきましょう。

4-1.エアコンと併用するときの注意点

リビングの置き場所の際に少し触れましたが、エアコンと空気清浄機を併用する場合は、お互い邪魔をしないよう、空気が循環する場所に設置するのがポイント。

暖房時はエアコンの風向きを下にし、空気清浄機を対角線上に設置します。

反対に冷房時はエアコンの風向きを上にして、エアコンが設置してある壁側に空気清浄機を置きます。エアコンは水漏れをする可能性があるため、空気清浄機を真下に置くのは避けましょう。

エアコン

4-2.加湿器と併用するときの注意点

空気清浄機と加湿器を併用する場合は、離れた位置に置くのがベスト。

近くに置くと、空気清浄機が加湿器の水蒸気を吸い込んでしまい、カビが発生しやすくなります。

置き場所があまりない場合は、加湿空気清浄機を購入するといいでしょう。

加湿器

4-3.直射日光や暖房器具の風・熱が直接あたる場所には置かない

直射日光や暖房器具の風や熱があたる場所に空気清浄機を置くと、変形や変色の原因になります。また、誤作動を起こしてしまうことも。

直射日光があたる場所は避け、暖房器具からは一定の距離を保った場所に置きましょう。

まとめ

空気清浄機は、空いている場所になんとなく置くのではなく、効果的な場所を選んで設置しましょう。

基本的には部屋の中央がベストですが、花粉対策をしたい、ニオイを除去したいなど、自分の目的に合わせて置き場所を選ぶことも大切です。

エアコンや加湿器など、他の家電と使用するときも、置き場所に気をつけてくださいね。

この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。