2024.04.24
冷蔵庫を開けたときに「なんか嫌なニオイがする」と感じることありますよね。
きちんと定期的に掃除をしていても、ニオイを感じることもあり、冷蔵庫に入れている食品のせいなのか、原因不明で悩んでいる人も少なくありません。
今回は冷蔵庫のニオイの原因を学び、掃除の仕方や予防方法をくわしく解説していきます。
冷蔵庫のニオイの原因は、ほぼ「食品」です。
ニラやネギ、ショウガ・ニンニク・納豆など、元々ニオイの強い食材を入れると、もちろん開けたときに臭います。
他には、傷んでいる食品をそのまま入れておくと、腐敗して悪臭を放つことも。ニオイが強いときは、古くなった食品が冷蔵庫に残っていないか確認しましょう。
また、掃除を怠っていると、食材のカスなどの汚れが溜まり、カビや雑菌が繁殖してニオイがすることがあります。
このように冷蔵庫のニオイの原因はほとんどが食品ですが、まれに冷蔵庫の故障が原因の場合もあります。明らかに食品のニオイではなく、オイルのようなニオイがするときは、冷蔵庫の電源を抜き、修理や買い替えを検討しましょう。
冷蔵庫のニオイが気になるときは「掃除」をしましょう。
掃除が苦手な人は身構えてしまうかもしれませんが、家にある物で誰にでも簡単にできます。掃除を習慣化させれば、冷蔵庫の嫌なニオイから卒業できますよ。
早速、冷蔵庫の掃除方法をチェックしていきましょう。
クーラーボックス
台所用洗剤
アルコール除菌スプレー
重曹(水で溶かしておく。スプレーボトルに入れると便利)
雑巾
1.掃除中に食品を保存するためのクーラーボックスを用意し、冷蔵庫の電源を切りましょう。食品を冷蔵庫からすべてクーラーボックスに移動し、食べることのできない古い食品は捨て、庫内を空にします。
2.ケースや仕切りなど取り外せるパーツはすべて外し、台所用洗剤で食器と同じく洗ってしまいましょう。よく乾かしたらアルコール除菌スプレーをかけて、乾いた雑巾でさっと拭きます。
庫内の掃除は重曹スプレーが便利。水100mlに対して、重曹小さじ1をよく混ぜて溶かし、霧吹きのボトルに詰めるだけで完成します。
重曹は油汚れを分解し、雑菌の繁殖を防いでくれます。また、消臭効果も期待ができる優れもの。口に入っても大丈夫なので安心して使えますね。
3.庫内にスプレーをかけ10~20分ほど放置します。このとき庫内だけではなく、よく触る取っ手など気になるところにもかけて一緒に掃除しましょう。
4.汚れが浮いてきたら雑巾で丁寧に拭き掃除をしましょう。雑巾では掃除しにくい細かい部分は綿棒などを使って掃除するといいですよ。
5.最後にアルコール除菌スプレーをかけて、乾いた雑巾で拭き取り、取り外したパーツを戻せば掃除は終了です。
6.冷蔵庫が冷えたら食品を戻しましょう。
こまめに冷蔵庫の掃除ができればいいのですが、忙しいとついつい後回しにしてしまいますよね。冷蔵庫内にニオイがつかないようにちょっとした工夫をしてみましょう。
調理済みや開封済みの食品は、なるべく密閉できる容器やジップ付きの袋などに移しましょう。密閉することで、ニオイが漏れるのを防ぐだけではなく、空気に触れないので腐敗しにくくなるというメリットがあります。
冷蔵庫内の汚れに気づいたら、すぐに拭き取りましょう。料理やドレッシングなどの調味料の液だれを、あとで拭けばいいとそのまま放置してしまうと、こびりついて取りにくくなってしまいます。
また、野菜室にも汚れをつけないように、野菜は洗ってから保存すると、ニオイの原因を減らすことができますよ。
密閉するように気をつけているけど、まだニオイが気になるという人は、市販の脱臭炭などの消臭アイテムを使うといいでしょう。
ニオイは上から下へと流れるので、下の方に置くのがおすすめですが、ファンの近くは避けましょう。水分が飛んでしまうため効果が半減してしまいます。
ただし、消臭アイテムを使うからといって掃除をしなくてもいいわけではありません。綺麗に掃除してから消臭アイテムを使い、庫内に液体がこぼれたりしていないか、賞味期限切れのものはないかなど定期的にチェックしましょう。
冷蔵庫のニオイの原因のほとんどが食品です。
嫌なニオイを防ぐには、ニオイの強い食材は密閉しましょう。そして食品を腐敗させないようにすることが大切です。
冷蔵庫に食品を入れすぎるクセがある人は、冷蔵庫の中身が把握できず、腐敗させてしまうことが多いので要注意。
また、大事な食品を入れる場所なので、日頃から掃除をこまめに行い、清潔な状態の冷蔵庫を保ちましょう。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。