2023.10.02
アスパラガスは、ゆでてそのまま食べることもできますが、サラダやパスタなど、さまざまな料理に活躍する食材です。
1本で購入できることはあまりなく、数本束になって売られていることが多いので、1回で使い切らず余ってしまうことも。
「野菜だから野菜室へ」と何も考えずに入れてしまうと、アスパラガスの風味や食感を台無しにしてしまうかもしれません。
そこで今回は、アスパラガスの正しい保存方法をくわしくご紹介していきます。
アスパラガスを保存するときは、冷凍よりも冷蔵がおすすめです。
アスパラガスは、冷凍で長期保存が可能な食材ですが、食感が落ちてしまいます。
炒め物やサラダなど、シャキッとした食感を活かしたい料理のときは、冷凍したアスパラガスを使うとイマイチ。
冷凍した場合は、煮込む料理やペースト状にしてスープなどに使うといいでしょう。
鮮度が落ちたアスパラガスを購入してしまった場合、保存方法に関わらず味や食感が落ちているため鮮度のいいアスパラガスを選ぶことは保存をする上でも重要です。
鮮度のいいアスパラガスの特徴としては以下のようなものがあげられます。
・穂先がしまっている
・根元の切り口部分に水分が残っている
・鮮やかな緑色をしている
・全体的に張りがあり太さがある
逆に切り口が乾燥していたり、穂先が茶色がかったりしているアスパラガスは時間が経って鮮度が落ちてしまっているため避けるのをおすすめします。
アスパラガスを冷蔵保存するときは、水分を保つことがポイント。アスパラガスは乾燥に弱い食材です。
根本の部分を2~3㎜切り落とし、ビンやペットボトルなどアスパラガスを立てかけられる高さの容器に、濡らしたペーパータオルを敷きます。
穂先を上にして立てかけ、上からラップやポリ袋をかぶせて、冷蔵室へ。
アスパラガスの保存に適した温度は2.5℃。野菜室では温度が高いため、必ず冷蔵室へ入れましょう。
立てかけられる容器がないときは、濡らした新聞紙で包み、ポリ袋に入れて、立てて保存するといいですよ。
冷蔵保存が可能な期間は、約1週間となっています。
ゆでたアスパラガスは、冷蔵ではあまり日持ちしません。ゆでたアスパラガスが余ってしまい、すぐに食べきることが難しい場合は、冷凍しましょう。
アスパラガスを冷凍するときは、生のままでもゆでてからでも、どちらでも可能です。
ただし、先ほどもご紹介のとおり、どちらにしてもアスパラガスの特徴である、シャキッとした食感が損なわれることに変わりはありません。
どうしても食べきれない場合のみ、冷凍するようにしましょう。
1)アスパラガスの切り口を切り落とす
根本は乾燥しているため、2~3㎜切り落としましょう。
2)根本のかたい部分の皮を剥く
アスパラガスの穂先を抑えて、根本を曲げると、折れそうになる部分があります。折れそうな部分から下は「かたい」部分。
ピーラーか包丁を使って皮を剥きましょう。
3)ラップで包み、保存袋に入れて冷凍庫へ
アスパラガスは乾燥に弱いので、ラップでしっかりと包みましょう。1本ずつではなくてもOK。3~5本程度まとめ、重ねず平らになるように包んでください。
あとは保存袋に入れて、冷凍庫へ。1ヶ月前後の保存が可能になります。
凍ったままカットして、加熱調理することもできますが、電子レンジで解凍することもできます。1本の場合は500Wで1分程度が目安。
ゆでる場合は、2分程度ゆでるだけでOKです。
1)根本のかたい部分の皮を剥き、ゆでる
生で冷凍するときと同じく、根本を2~3㎜切り落とし、かたい部分の皮を剥きます。
フライパンに水を入れ、沸騰させます。1分半程度を目安にゆでましょう。
2)粗熱がとれたら、ラップで包み、保存袋に入れて冷凍庫へ
粗熱がとれたら、3~5本程度まとめ、重ねず平らになるようにラップに包んでください。
保存袋に入れて冷凍すれば、1ヶ月前後の保存が可能です。
凍ったままのアスパラガスを、使いやすい大きさにカットして熱湯をかけるだけでOK。電子レンジの場合は、1本につき500Wで30秒程度加熱しましょう。
シャキッとした食感には欠けますが、冷凍することでアスパラガスの甘みを強く感じられることは魅力的です。
アスパラガスは、冷蔵でも冷凍でも保存が可能な食材です。ただし、冷凍の場合は食感が落ちることは覚悟しておきましょう。
冷蔵の場合、アスパラガスは野菜なので、何も考えず野菜室へ入れてしまう人も多いですが、適温は2.5℃。野菜室は少し温度が高いので、冷蔵室で保存してくださいね。
また、アスパラガスは乾燥にも弱いので、水分が失われないように注意しましょう。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。