洗濯機の乾燥機能で衣類が乾かないときは?原因と対処法を解説

2023.03.16

洗濯機 

じめじめとした梅雨の季節など、洗濯物が乾きにくいときに活躍する乾燥機能。忙しいときにも助かりますよね。

しかし、何年か使用していると、洗濯機を購入したばかりのころよりも、乾燥に時間がかかるようになったと感じている人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、洗濯機の乾燥機能を使っても上手に乾かない原因や対処法をくわしくご紹介します。

1.洗濯機の乾燥機能で乾かない原因

洗濯機の乾燥機能で洗濯物が乾かない原因はいくつかあります。洗濯機が古い場合は寿命も考えられますが、主な原因は以下の通りです。

  • フィルターが詰まっている
  • 洗濯機の上に物がたくさん置いてある
  • 衣類の量が多すぎる
  • 乾きづらい衣類を一緒に入れている
  • じめじめした場所で使用している

上記の原因は、少しの工夫で解決できることも多いです。どのように対処すればいいのか、チェックしていきましょう。

洗濯機

2.洗濯機の乾燥機能で乾かない場合の対処法

2-1.乾燥フィルター・洗濯槽のパッキン・糸くずフィルターを掃除する

洗濯物からは、ホコリやゴミなどがたくさん出ており、手入れを怠るとフィルターやホースなどに詰まってしまうことも。

乾燥機能の効果を高めるために、乾燥フィルター・洗濯槽のパッキン・糸くずフィルターの掃除方法を見ていきましょう。

乾燥フィルターの掃除

洗濯機の上部にある乾燥フィルター。乾燥機能を使用すると、洗濯物から出たホコリや糸くずなどのゴミを集めてくれます。

掃除をしないと詰まってしまうため、乾燥フィルターを引き出し、ゴミを取り除きましょう。細かい部分やフィルターの設置部分などにも詰まっているときは、歯ブラシなどを使いゴミを除去します。

洗濯槽のパッキンの掃除

洗濯槽のパッキンの裏は、意外と見落としやすい部分。乾燥機能を使うと、ゴミが風で舞い上がるため、パッキンの裏に付着します。

使用後は、雑巾やティッシュペーパーなどでパッキンの裏を拭き取る習慣をつけましょう。

糸くずフィルターの掃除

洗濯時に出たゴミを集めてくれる糸くずフィルター。

糸くずフィルターにもゴミが溜まっていると、排水がスムーズに行われないため、乾燥機能を使用した際に、余計な時間がかかってしまうことも。

ティッシュペーパーなどで拭き取り、落ちにくいゴミは歯ブラシなどを使って優しく水洗いをし、定期的にゴミを取り除くようにしてください。

2-2.換気をして湿気の逃げ道を作る

掃除も大切ですが、湿気を逃がすことも重要です。

ドアや窓を開けて風通しをよくするだけでも、乾燥機能の効果を高めることができます。

2-3.洗濯物の上に物は置かない

ドラム式洗濯機の場合、洗濯機の上部に吸気口と排気口があるタイプが多いです。

塞いでしまうと乾燥効率が悪くなるため、洗濯機の上に物は置かないようにしましょう。

2-4.衣類の量は適量に

衣類の量が多すぎると、乾かないことも。

洗濯できる量と乾燥できる量は違うため、洗濯機の取扱説明書を確認し、容量を守りましょう。

2-5.厚手の衣類などは分けて乾燥させる

ニットやセーター、デニム素材など、厚手の衣類は乾きにくい傾向があります。

乾きにくい衣類が一緒に入っていると、他の衣類にも影響するため、乾きやすいものと乾きにくいものを分けて、乾燥機能を使用してください。

ニット・セーター

3.それでも乾燥機能の乾きが悪いときは

掃除や換気、衣類の量に気をつけるなどの対処法を行っても、乾きがよくない場合は、洗濯機の内部が故障している可能性も考えられます。

メーカーや購入した家電量販店などに相談し、専門の修理業者に依頼しましょう。

縦型洗濯機の乾燥機能で乾かないのは仕方がない?

ドラム式ではなく縦型洗濯機の乾燥機能は、完全に乾燥させるタイプよりも、ある程度の水分を飛ばす機能しか備わっていないことも。

使用している縦型洗濯機の乾燥機能が、完全に乾燥できるタイプではない場合は、先ほどご紹介した対処法を試しても乾きが悪いことがあります。取扱説明書を確認してみてください。

まとめ

洗濯機の乾燥機能の効きが悪く困ったときは、まずは掃除をしてみてください。乾燥フィルターや糸くずフィルターにゴミが溜まっているのかもしれません。

定期的な掃除の他にも、換気を行う、衣類の量を守る、厚手の衣類は分けて乾燥させるなど、少しの工夫で乾きがよくなります。

掃除や換気などを行っても、乾燥機の効きが悪いときは、故障の可能性も考えられるため、専門業者に修理を依頼しましょう。

この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。