W数しか書いてないトースターの温度は何度?トースターの温度について解説!

2023.04.12

オーブントースター

パンを焼く以外に、調理にも大活躍してくれるオーブントースター。

「〇℃に設定する」と書かれていても、W(ワット)の表示しかないと困惑した経験がある人もいるのでは?

今回は、オーブントースターのW数と温度の関係や、食品や料理ごとの設定目安などをくわしく解説します。

1.トースターのW数(ワット)と温度の関係

トースターのW(ワット)は、温度ではなく熱量を表す数値。

メーカーや機種によって差はありますが、500Wで180℃前後、1000Wで230℃前後が目安です。1200Wで260℃前後まで上がる高性能なものもあります。

W数が高ければ高いほど、適正温度に到達するまでの速度が早くなります。

時間調節のダイヤルしかないトースターの温度はどれくらい?

オーブントースターには、温度設定のダイヤルがなく、時間調整のみの場合も。

この場合は、200~230℃が主流です。メーカーや機種によって差があるため、取扱説明書を確認してみるといいでしょう。

オーブントースター

2.W数や温度は高くしておけばいいわけではない

2-1.高すぎるW数や温度設定は焦げに繋がる

「時短調理をしたいときは、W数をあげればいいのでは?」と思ってしまう人もいますが、表面だけ焼けて焦げてしまう恐れがあります。

オーブントースターを使用するときは、食材にあった温度設定にすることがポイントです。

2-2.食品や料理ごとの目安

食品や料理によって、W数は変わります。食パンであれば1000Wが目安。同じパンでもバターロールの場合は300W。

餅や揚げ物、焼き芋は1000W。グラタンやスペアリブなどは600Wが目安です。中までしっかりと加熱したいときは低いW数に設定しましょう。高いW数に設定すると中に火が通る前に表面が焦げてしまいます。

オーブントースターの取扱説明書にも、W数の目安が書いてあることが多いので参考にしてみてください。

オーブントースター

まとめ

トースターのW(ワット)は、温度ではなく熱量を表しており、W数が上がれば適正温度に到達するまでの時間が早くなります。

ただし、急いでいるからといってW数を上げればいいわけではありません。

温度は1000Wで230℃前後が目安です。食パンを焼くときも1000W程度がベスト。W数を上げても、早く仕上がるわけではなく、パンの表面が焦げるだけです。

パンだけではなく、他の食品や料理も同じことがいえるため、それぞれの料理に適したW数で調理するようにしましょう。

この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。