2021.09.30
電子レンジで食品を温めるとき無意識にラップをしてしまう人の方が多いのではないでしょうか。
今回は電子レンジで加熱するときにラップをかけるメリットやラップをしない方がいい食品もあるのでチェックしておきましょう。
ラップをすると水蒸気とともに逃げてしまう熱を皿や器の中に閉じ込めることができるため、温める効率が上がり短時間の加熱で済むというメリットがあります。
ラップの中に水蒸気が溜まることで温める効率も上がりますが、水分が逃げないので蒸らす効果もあります。
冷凍ご飯やしゅうまいなどの蒸したものは、電子レンジで加熱後にしばらくラップをかけたままにしておけば余熱でしっとりとさせることができますよ。
ラップはにおいを閉じ込める効果もあります。
カレーなどにおいが強いものをラップをかけずに温めると、においが庫内に広がってしまい一時的なものではなくそのまま電子レンジに染みついてしまうことも。
ミートソースやピザなど汁や油が多く含まれているものは温めたときに飛び散ってしまう可能性があります。
ラップをすることで飛び散っても庫内が汚れる心配がありません。
電子レンジで加熱するときはすべてのものにラップをかけておけば安心という考えでは美味しく温めることができない場合も。食品によってラップを使い分ける必要があります。
使い分ける必要があるといってもほとんどの料理は水分に大切な役目があるため、基本的にはラップをする場合が多いです。
とくにラップをした方がいい食品は以下の通りです。
水分をとばしてもいい食品やすでに水分が充分にある食材の場合はラップをする必要はありません。
ラップの必要がない主な食品は以下の通りです。
ただし、油はねなどを防止したいときはラップをしましょう。ハンバーグや揚げ物はすでにソースなどがかかっていて水分があるという場合はラップをした方が安全です。
電子レンジでラップを使用するときはふんわりかけるのがポイント。
ピンッとのばして密閉してしまうと加熱中に破裂したり食品にラップがぴったりと張り付いてしまったりすることがあります。
ただしターンテーブルがないタイプの電子レンジは器の大きさをセンサーで検知しているため、ラップをふんわりとかけすぎて高さが出たり、サイドに大幅にはみ出していたりするとうまく加熱できないことがあるので気をつけましょう。
電子レンジで温めるときは基本的にはラップが必要と考えて間違いはありません。
水分を飛ばしたい食品のときや水分量が多い物を温めるときはラップをしなくてもいいということを覚えておきましょう。