2024.06.28
日焼け止めを塗ったときに、服にもついてしまうことはよくあることです。
うっかりこぼしてしまったときだけではなく、首元に塗った日焼け止めがいつの間にか襟回りなどについてしまうこともあります。
外出前で急いでいるときや、出先で塗りなおしたときについてしまうと焦りますよね。
服についた日焼け止めは、いつも通りの洗濯で落とせるのでしょうか?今回は、服に日焼け止めがついてしまったときの対処法をくわしく解説します。
服についてしまった日焼け止めは、普通に洗濯機で洗うだけでは落とせません。さらにあまり目立たないからといって放置すると、変色する恐れもあります。
日焼け止めが服につくと落ちにくい理由や、服についてしまったときに気をつけたいことなどを見ていきましょう。
汚れには水溶性・油溶性・不溶性の3つの種類があります。
水溶性の汚れは水だけでもある程度汚れが落ちるものが多いですが、日焼け止めは油分が多く含まれており、汗や水で落ちないように作られているため、水洗いをしただけでは落ちません。
日焼け止めは服についた直後は白いシミで、洗濯をすると表面上はきれいになったように見えますが、ついてから時間が経った服は繊維の奥まで日焼け止めが染み込んでいます。
繊維の奥まで染み込んでしまった日焼け止めもしっかりと落とさないと、だんだん黄色く変色します。
日焼け止めがつき時間が経って黄ばんでしまった服に、塩素系漂白剤はNGです。
白い服であれば塩素系漂白剤を使用しても問題ないだろうと考える人もいるかもしれませんが、日焼け止めの成分と塩素が化学反応を起こし、ピンクに変色してしまいます。
黄ばんでしまったときは、酸素系漂白剤を使用してください。
服についた日焼け止めは、自宅にあるもので落とすことが可能です。まずは、以下のものを用意しましょう。
・歯ブラシ
・クレンジングオイル
・食器用洗剤
1.クレンジングオイルを日焼け止めの汚れがついた場所に塗る
2.日焼け止めがついた面の裏側から歯ブラシでたたきながら汚れを浮かせる
3.クレンジングオイルを流したら食器用洗剤で優しくもみ洗いする
4.きれいにすすいで干す
クレンジングオイルは、日焼け止めが落ちやすいオイルやジェルタイプがおすすめです。
なかなか落ちないからといって、ゴシゴシとこすってしまうと、生地を傷めてしまう恐れがあります。叩いて汚れを浮かせるイメージで行いましょう。
急遽屋外に出ることになったときや長時間外にいる場合、日焼け止めを自宅ではなく外で塗ることもあります。
外出先で日焼け止めを服につけてしまったときは、メイク落としシートで応急処置がおすすめ。コンビニやドラックストアで購入できます。
メイク落としシートを日焼け止めがついてしまった部分になじませ、ポンポンと叩いて汚れを移し取ります。
強くこすると生地が傷み、日焼け止めのシミを広げてしまう恐れがあるので注意してください。
汚れが取れたら、水で洗い流すかウェットティッシュなどで拭き取りましょう。
服についた日焼け止めは水洗いだけでは落とせません。
水洗いでも表面はきれいに落ちたように見えることもありますが、繊維の奥に染み込んだ日焼け止めは時間が経つにつれて黄ばみに変化します。
クレンジングオイルや食器用洗剤を使用すれば自宅でも落とせるので、洗濯前のひと手間を惜しまないようにしましょう。
外出先でついてしまったときは、メイク落としシートが役立ちます。コンビニなどでも手に入りますが、夏場はバッグに携帯用のメイク落としシートを持っておくと便利かもしれません。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。