2023.07.24
昨日までは動いていた洗濯機が、突然の水漏れ・・・。
こういう時、どうしたら良いのか困ってしまいますよね。
今回は、洗濯機の水漏れの原因と対処法をご紹介します!
記事の後半では、水漏れのリスクを減らす予防方法についても説明していますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
いきなり洗濯機から水漏れしていたら焦ってしまいますが、ひとまず冷静になり原因を探してみましょう。
洗濯機の水漏れの原因として考えられるのは、蛇口・給水ホース・排水ホース・洗濯機本体です。
まずは蛇口を閉めましょう。蛇口を閉めても水漏れする場合は、水道の元栓を締めてみましょう。洗濯機本体やホースから水が漏れている場合は、蛇口だけではなく洗濯機の運転も止めます。
原因がわかり自分で対処できるのであればいいですが、原因がわからない、自分では直せないという場合は修理業者やメーカーに問い合わせてみましょう。
・ネジの緩み
ニップルが古くなっている場合は、ネジを締め直しても水漏れが止まることはないため、蛇口のニップル部分から水漏れしていることがわかったら新しいニップルに交換しましょう。
・長年使用による劣化
・接続部分の緩み
・中にあるゴムパッキンの劣化
モンキーレンチを使用してナットを締め直しましょう。
直らない場合はゴムパッキンを交換する必要があります。10年以上経っているのであれば新しいゴムパッキンにした方がいいかもしれません。
・ゴムパッキンの劣化
・ゴムパッキンや給水ホースにゴミやサビが付着している
給水ホースを外して、給水ホースの蛇口と接続部分を洗い、ゴムパッキンや給水ホースの中に付いたゴミなどを取り除きます。直らない場合は給水ホースを交換する必要があります。
一度水漏れした経験でもない限り、新しいゴムパッキンを常備しているという人は少ないですよね。すぐに用意できないときは輪ゴムを使って応急処置が行えます。
劣化したパッキンの隙間を埋めるように輪ゴムを取り付けることで応急処置が可能です。
注意点としては、輪ゴムは細いのでパッキンに比べると強度は弱くなります。
あくまでも応急処置なので、早急に材料を入手して交換をする・水道業者などに蛇口の点検やパッキン交換などの
相談をしてください。
・ホース内の詰まり
・接続部分の緩み
・ホースに穴や傷などの損傷
給水ホース・排水ホースにゴミなどが溜まっているときは取り外し中を綺麗に洗います。しっかり取り除かないと穴が空いたり、割けてしまったりする原因になるので、注意しましょう。
ホースの接続部分が緩んでいるときは、「カチッ」と音がなるまでしっかりと接続し直します。古い場合はパッキンが原因かもしれないため、うまく接続できないときは交換しましょう。
給水ホース・排水ホースは古くなると、穴や傷などができ水漏れすることがあります。
ホースを新しいものに交換しましょう。すぐに用意できないときは、防水テープ(ビニールテープ)やパテなどで補強して応急処置をしましょう。
・洗濯槽から排水ホースまでの接続部分が破損している
・洗濯槽に穴が空いた
・パルセーター(洗濯槽の底についている羽)の摩耗
洗濯機本体から水漏れしている場合は、自分で直すのは難しいです。
運転している場合は洗濯機を止めます。その後蛇口を閉め、洗濯機の電源コンセントを抜いておき、修理業者かメーカーに連絡しましょう。
突然水漏れしていたらびっくりしますし、床が水浸しで周りのものも濡れてしまったり、変な臭いがしたりといいことはないので、できれば予防しておきたいですよね。
少し気をつければ洗濯機の水漏れは防ぐことができます。
洗濯物は容量以上に入れてしまうと、大きく振動してしまうため負荷がかかり、部品の破損につながります。容量以上に入れない、そしてできれば7~8割くらいに抑えた方が、汚れも落ちやすく、洗剤のすすぎ残しなども防ぐことができます。
洗濯機を使わないときは、水道の蛇口は閉めておきましょう。そのままにするとパッキンの劣化を早めてしまいます。
閉めることを忘れないように習慣化することが大切ですが、ニップルには水漏れストッパーという機能がついたものがあります。万が一に備えて水漏れストッパー機能がついたものにしておくのもおすすめです。
いつも水が流れているから、綺麗な状態なのでは?と思う人もいるかもしれませんが、洗濯機は1ヶ月に1回程度洗濯槽などを掃除する必要があります。忙しい人でも2ヶ月に1回は必須です。
洗濯機の掃除をすれば、ホースのつまりなどは防ぐことができますよね。
洗濯機のネジやナットなどのゆるみがないか定期的に点検しましょう。
どんなに高性能でも、劣化は起こるものです。掃除とセットで行えば忘れないですよ。
洗濯機の振動で排水ホースが動いてしまうことがあり、逆勾配になってしまうことがあります。水が逆流しゴミなども蓄積されるため、水漏れしてしまうのです。排水ホースの勾配を定期的に確認しましょう。
床に洗濯機を直置きせず、防水パンを設置することで、万が一水漏れが起こったときも洗濯機の故障のリスクを低くすることができます。洗濯機が持ち上がるので、点検や掃除がしやすいのもうれしいポイント。
防水パン設置は自分で行うことも可能ですが、排水溝の設置・排水管の接続も必要になる場合があります。防水パン設置を考える場合は、専門業者への相談も検討してみてください。
洗濯機の水漏れは、原因によって対処方法が違うので、いざというときに焦らないように対処方法を覚えておきましょう。自分で直せないときは無理せずメーカーや修理業者に相談してくださいね。また普段から水漏れを予防することも大切です。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。