2024.01.24
私たちの生活に欠かせない洗濯機。そんな洗濯機からいつもとは違う音がしたらびっくりしてしまいますよね。そのままにしてしまうと故障してしまうことも。
まずは音の特徴をつかんで原因を知ることが大切です。今回は洗濯機から異音がしたときに、原因を追究しどのような対処をしたらいいのか紹介します。
洗濯機から「ガリガリ」と金属を削るような音がするときは、下記のようなさまざまな原因が考えられます。
原因の見分け方は、音に注目。音に規則性がある場合はモーターの劣化、音が不規則な場合は何かがパルセーターに入り込んでいる可能性が考えられます。
小石や小銭などが入り込んでいる場合は、取り除きましょう。縦型洗濯機の場合、パルセーター(洗濯機の底の羽の部分)に入り込んでいる可能性もあるのでネジを外して確認をするのも一つの方法です。
ただし、パルセーターのネジは使用年数によっては固くなっていたり、錆びついている場合もあります。無理に外そうとすると、ネジやパルセーターが破損することもあります。
自分でネジを取り外すときは、十分に注意をしましょう。
ズボンなどにベルトをつけたままうっかり洗濯しまうと、バックルなどが洗濯槽に当たり音がすることも。
何かが入り込んでいる様子もなく音がする場合は、モーターの劣化やパルセーターの不具合が考えられます。自分で直そうと無理に分解せず専門業者やメーカーに問い合わせをしましょう。
洗濯機から「カラカラ」と小石が転がるような音がするときは、下記のようなさまざまな原因が考えられます。
原因の見分け方は、「カラカラ」と音がするときと同じく音の規則性に注目。音に規則性がある場合はベルトやパルセーターに原因があります。たまに音が聞こえる、音の大きさに差があるときは、洗濯物の量が多い、または排水口に硬いものが引っかかっている可能性が考えられます。
洗濯物の量を減らし、小石や小銭などが入り込んでいないか確認しましょう。洗濯物の量も適量であるにも関わらず音がするようであれば、ベルトやパルセーターなど部品の不具合が考えられます。
ベルトは比較的安価で手に入りますが、洗濯機の底を見なくてはいけないため、慣れていないと修理は難しいです。他の原因も考えられるため、部品の故障が考えられるときは無理せず専門業者やメーカーに依頼しましょう。
洗濯機内で「キュルキュル」とこすれるような音がするときは、下記のような原因が考えられます。
ベルトはゴムでできているため、長年使っているとすり減ってしまいます。ベルトがすり減ると洗濯槽が空回りをしてしまい音が鳴るのです。
先述でもご紹介しましたが、ベルトは自分でも手に入りますが、洗濯機の底を見なくてはいけないため、慣れていないと修理は難しいです。ベルトは洗濯機の種類によってサイズも違うため、無理せず専門業者やメーカーに問い合わせしてみましょう。
洗濯機から「ブーン」とモーターが作動するような音がするときは、下記のような原因が考えられます。
洗濯機の掃除をあまりしないと、水を吸い上げたり、排水したりする部分に汚れが溜まりやすく、動くときに強い力が必要となり音が鳴るのです。
排水ホースに汚れなどが詰まっている場合は取り除きましょう。それでも音がする場合は、給水バルブの故障や他の原因が考えられるため、専門業者やメーカーに依頼しましょう。
脱水しているときに「ドタドタ」「ガタガタ」と洗濯機が揺れるような大きい音がする場合は、下記のような原因が考えられます。
脱水のときは強い回転がかかるため、洗濯物の量が多いと振動とともに激しい異音がすることがあります。衣類には水を吸うことで重たくなる生地などもあり、洗濯物が偏ってしまうことも。
また、洗濯機自体が傾いており、置き場所の問題で異音がすることもあります。
洗濯物を入れすぎるのは故障の原因にもなるのでやめましょう。脱水ができずエラーになったときは、洗濯物の量を減らして調整するといいですよ。
洗濯機が傾いていると音がする原因となるため、足の高さを確認し水平な場所に置くようにしましょう。
洗濯機の異音の原因はさまざまですが、衣服のポケットに物を入れっぱなしで起こることも少なくありません。洗濯前にポケットは必ず確認するクセをつけましょう。洗濯物の入れすぎが原因となることも多いので、量にも気をつけてくださいね。
自分で直せないときは無理せず専門業者やメーカーに問い合わせしてみましょう。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。