2023.10.25
枕カバーは定期的に洗濯していても、枕本体を洗っているという人は少ないのではないでしょうか。
枕カバーを変えてもニオイが取れないといったときは、枕本体に汚れが蓄積されている可能性があります。
今回は、自宅で洗える枕を見分ける方法や正しい洗い方、干し方のコツなどをくわしくご紹介します。
枕はカバーをしていても、通り越して枕本体に汚れがついてしまいます。
汗や皮脂汚れが蓄積され、その汚れをエサにして、ダニやカビが繁殖していることも。
枕カバーがきれいでも、枕本体が不衛生だと頭皮や顔の肌荒れ、抜け毛の原因になるなどのトラブルが起きてしまいます。
枕を洗濯する前に、必ず洗濯表示を確認しましょう。
桶に水が入っている下記のような表示があるときは、洗濯機や手洗いが可能です。数字は水の温度を表しています。
桶に×がついているときは、水洗い不可のため、クリーニングに出す必要があります。
枕はさまざまな素材でできています。自宅で洗える素材は以下の通りです。
ストローを細かく切ったようなパイプは、耐久性や通気性がいいため、水洗いをしても問題はありません。繰り返し洗っても劣化しにくく、長く使うことができます。
ポリエステルの人工繊維でできたわたは、洗濯できるものが多いです。一部洗えないものもあるので、洗濯表示は必ず確認しましょう。
自宅で洗濯できない素材もチェックしていきましょう。
細かいビーズは水をたくさん含んでしまい乾きにくいため、水洗いには不向きです。一部マルコビーズなど、弾力性や耐久性にすぐれたものは水洗いが可能な場合も。
ビーズだけが取り出せる場合は、ザルなどに移して手洗いをし、風通しのいいところでよく乾かすといいでしょう。
そばがらは乾きにくく、洗濯をするとカビが発生しやすくなり、腐敗してしまう可能性があるためNGです。
羽毛は洗濯してしまうと、ふんわりとした手触りがなくなってしまうため、水洗いは避けましょう。
低反発枕に使われているウレタン。こちらも洗濯してしまうと反発力が低下、また破けてしまう可能性が非常に高いため、水洗いはNGです。
枕カバーを外して、目立つ汚れに洗剤を直接つけておきましょう。歯ブラシなどで軽く叩くように汚れを浮かすときれいに取れます。
洗濯ネットに枕を入れて、洗濯機へ。おしゃれ着洗い用洗剤を入れて、「手洗いコース」や「ドライコース」など優しく洗えるコースにします。
脱水が終わったら枕を叩き、中身を均一にして形を整えます。乾いたタオルに包み軽く押し、枕に残った水分を出しましょう。あとは天日干しをするだけです。
洗濯機で洗うとき同様、枕カバーを外して、目立つ汚れに洗剤を直接つけておきましょう。歯ブラシなどで軽く叩くように汚れを浮かすときれいに取れます。
枕が入るサイズの容器にぬるま湯を入れてください。溜まったらおしゃれ着洗い用洗剤を溶かし、枕を入れます。洗剤が奥まで浸透するように押し洗いをしましょう。
洗い終わったら、水を流しながら泡がなくなるまでよくすすぎます。乾いたタオルに枕を包み軽く押し、枕に残った水分を出しましょう。あとは干すだけです。
誤って洗濯できない素材の枕を洗ってしまったときは、枕が傷んでしまったり、素材が劣化してしまったりすることは避けられません。
間違えて洗ってしまったときは、枕を乾いたタオルに包み、優しく押して水分を取り除きます。
水分がなくなったら、風通しのいい場所で陰干しをします。完全に乾くまで使えないため、1週間程度かかります。
洗濯ができない素材でできている枕は、定期的な天日干しをおすすめします。週に1回程度が目安です。
布団クリーナーがあるときは、枕にかけるのもいいでしょう。UVランプ機能がついているタイプは、天日干しと同じ効果が期待できます。
汚れがついている場合は、ウェットティッシュやペーパータオルなどで優しく叩いて落としましょう。
枕を洗うと、型くずれを起こす場合があるため、形を整えてから干しましょう。とくに洗濯機で洗った場合は、型くずれしやすいです。
基本的には、洗濯したものは早く中までしっかりと乾かしたい、洗濯できないものは殺菌や消臭効果を得るために、天日干しがおすすめですが、直射日光が苦手な素材もあるため注意が必要です。
陰干しがおすすめの素材を天日干ししてしまうと、枕が傷むこともあるので気をつけましょう。
寝る前にお風呂に入らないと、汗や皮脂はもちろんのこと、メイクや整髪料なども枕に付着します。
枕の色が変色したり、ニオイが発生したりしてからでは、きれいな状態に戻すのは難しいことも。できれば身体を清潔にしてから寝る習慣をつけましょう。
また、枕カバーを使用して枕カバーを頻繁に掃除するのをおすすめです。ただし、枕カバーをつけているからといって、枕自体が全く汚れないわけではないので、枕は定期的に掃除してください。
枕カバーは清潔にしていても、枕本体に汚れが蓄積されていると、ニオイが発生したり、ダニやカビが繁殖することで肌が荒れたり、頭皮にトラブルが起こることも考えられます。
年に2~3回程度でOKなので、枕本体も洗うようにしましょう。
まずは水洗いできる枕かどうか、洗濯表示をしっかりとチェックしてくださいね。洗えない素材の枕を洗ってしまうと、破けることもあり、使用できなくなってしまうことも。
洗濯機で洗える場合でも、優しく洗える弱水流のコースを選ぶことがポイントです。
また、基本的には天日干しがおすすめの枕ですが、直射日光が苦手な素材もあるため気をつけましょう。
また、日頃から枕に汚れをなるべくつけない工夫も心がけてください。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。