マイコン炊飯器とは?メリットやどういう方にオススメなのか解説!

2023.05.31

ご飯が主食である日本人にとって、欠かせない家電といえば炊飯器。鍋で炊くこともできますが、ボタン一つでおいしく炊き上げてくれる炊飯器は便利ですよね。

炊飯器を選んでいると、マイコン炊飯器とIH炊飯器があり、どちらにするべきか悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。

マイコン炊飯器は、比較的安価で手に入ることから手を伸ばしやすいですが、デメリットも気になるところ。

今回は、マイコン炊飯器の特徴やIH炊飯器との違いなどをくわしく解説します。

1.マイコン炊飯器とは?

1-1.マイコン炊飯器とIH炊飯器のご飯の炊き方の違い

マイコン炊飯器は、底に取り付けられたヒーターで内釜を熱し、ご飯を炊き上げます。

ヒーターが直接内釜を加熱するタイプを「直接炊き」、外釜に入れた水を加熱して蒸して炊くタイプの「間接炊き」があります。

一方、IH炊飯器は、底から熱を伝えるだけではなく、内釜全体を発熱してご飯を炊きます。

電磁誘導加熱といい、磁力を発生させるコイルに電気を流すことで、熱を作り出す仕組みです。高火力でお米を炊き上げることができるとともに、きめ細かい温度調整がしやすいといわれています。

1-2.マイコン炊飯器のメリット

1)価格が安い

マイコン炊飯器は先ほどもご紹介のとおり、昔からあるため比較的安価で手に入れることができます。

安いものだと5,000円以下で購入できることもあるため、ごはんを頻繁に炊くわけではないけど炊飯器はほしいという場合にも助かりますね。

1-3.マイコン炊飯器のデメリット

1)水分量が少ないと底付近のごはんがカピカピになりやすい

底にヒーターがついているため、内釜の底の温度が一番高くなってしまいます。そのため水分量が少ないと底付近のごはんが硬くなりやすいのです。

2) 3合以上のお米を炊く場合は加熱ムラがでやすい

マイコン炊飯器は一気に大量のお米を炊くことが苦手です。3合以上のお米を炊くとヒーターが底にしかないため、加熱の温度が低くなってしまいムラができやすくなります。

3)IH炊飯器と違って、便利機能は少ない

最近の炊飯器は、ご飯を炊くだけではなく、さまざまな機能が搭載されています。しかし、IH炊飯器に搭載されていることが多く、マイコン炊飯器の便利機能は少なめ。

IH炊飯器は細かい温度調整ができるため、便利機能が搭載できるのです。

玄米モードや低温調理、長時間保存、炊飯以外の機能を使いたい人などは、IH炊飯器がおすすめです。

炊飯器

2.マイコン炊飯機とIH炊飯器の電気代に大きな差はない

結論からいうと、マイコン炊飯機とIH炊飯器は、電気代に大きな差はありません。IH炊飯器の方が、多少高くなる傾向ですが、年間で数百円の差。

メーカーや機種によっての違いはありますが、電気代を節約したい場合は、炊飯の回数よりも保温の時間を減らすなどの工夫をした方がいいでしょう。

3.マイコン炊飯器はひとり暮らしやコストパフォーマンスを優先する方におすすめ!

ひとり暮らしでご飯を頻繁に炊きたいわけではないという人は、安価で購入できるマイコン炊飯器がおすすめ。電気代も大差はないものの、IH炊飯器よりも若干安く済みます。

炊飯器を使ってご飯以外のメニューを作る予定がない場合も、マイコン炊飯器の方がコストパフォーマンスは高いでしょう。

炊飯器 ご飯

まとめ

マイコン炊飯器は、低価格で気軽に購入できる反面、加熱ムラや底のご飯が硬くなるデメリットなどもあります。

また、炊飯器を使って他の料理を作りたいなど、多機能性を求めるのであればIH炊飯器の方が優れています。

購入時の本体価格はIH炊飯器の方が高いですが、電気代はそこまで変わりません。

ひとり暮らしやご飯を大量に炊くことはない、ご飯以外の調理はしないという場合は、マイコン炊飯器で充分です。生活スタイルに合わせて、炊飯器を選んでみてください。

この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。