2023.11.28
インテリアだけではなく、衝撃吸収や断熱に活躍するラグマット。
購入してから掃除機はかけていても、一度も洗濯していないけど大丈夫だろうか、汚れたら買い替えるしかないのだろうかと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
見た目はきれいでも、ホコリや髪の毛、汗や皮脂汚れ、食べかすなど、たくさんの汚れが蓄積されています。
そこで今回は、大きなラグの洗濯方法や干し方のコツなどをくわしくご紹介します。
多くのラグは接着剤やウレタン材が劣化してしまう恐れがあるため、家庭での洗濯が不可となっています。
一部のラグは、耐洗濯性のあるウレタンや接着剤を使用していたり、洗濯をしても変化が少ない素材を採用したりしているため、自宅でもお手入れができることがあります。
頻繁に洗いたい、汚れやすい場所で使用する場合は、購入するときに洗濯ができるラグを選ぶといいでしょう。
ラグが洗えるかどうか見極めるには、洗濯表示を確認してください。
桶に水が入っている下記のような表示があるときは、洗濯機や手洗いが可能です。数字は水の温度を表しています。
洗濯表示を見れば、洗濯機で洗えるか手洗いかも区別がつきます。
桶に×がついているときは、水洗い不可です。自宅でのお手入れは難しいため、クリーニング店に相談しましょう。
他にも、洗濯表示には漂白剤やアイロンの使用についても記載されているので、自宅でお手入れするときはしっかり確認してください。
(出典元:経済産業省)
ラグは大きいため、洗濯機の容量にも気をつけなくてはいけません。
1.5畳用(約130×190cm)以下のラグであれば、容量が8kg以上であれば基本的に洗うことができます。
2畳用(約190×190cm)の場合は10kg以上、3畳用(約190×240cm)の場合は14kg以上の容量が必要であるため、小さい洗濯機の場合は、手洗いまたはコインランドリーを利用するといいでしょう。
ラグは洗濯する前に準備が必要です。そのまま洗うと、ラグにゴミのかたまりがついてしまったり、洗濯機が故障してしまったりすることも。洗う前に以下のことを必ず行いましょう。
洗濯をする前に、掃除機をていねいにかけましょう。とくに毛足の長いラグは、奥に見えない汚れがたまっています。
乾燥している状態でゴミを除去しないと、水に濡れたときにこびりつき取れなくなってしまうことも。
縦・横・斜めと向きを変えて、ゆっくりと掃除機をかけましょう。
コーヒーや調味料など、目立つシミは下処理が欠かせません。おしゃれ着用洗剤(中性洗剤)を直接汚れにしみ込ませておきましょう。
汚れがひどい場合は、おしゃれ着用洗剤(中性洗剤)を水で10倍ほどに薄め、スプレーを作ります。汚れが目立つ場所にスプレーをして、濡れたタオルで拭き取りましょう。
薄手の扱いやすいラグであれば、お風呂場でつまみ洗いをしてもOKです。
洗濯機で洗えるラグでも、おしゃれ着洗いコースやドライコースなど、優しく洗える水流を選びましょう。大物洗いコースもおすすめです。脱水は1分程度にしましょう。
また、ラグのサイズにも要注意。無理矢理押し込んでしまうと、ラグを傷める原因になります。目安としては130×190㎝以下のラグで、8㎏以上の洗濯機が必要です。
大きなラグは押し込まずにコインランドリーを活用してください。
ラグを手洗いする場合は、浴槽がおすすめ。洗濯機で洗えても大きすぎて入らないラグも浴槽なら入るでしょう。
ラグ全体がつかるようにぬるま湯をため、おしゃれ着洗い用中性洗剤を溶かしたら、ラグを入れて30分程度つけ置きします。
汚れが出てきたら、足でゆっくり踏みながら押し洗いをしましょう。泡が出なくなるまでよくすすいだら、水気が出なくなるまで押して脱水してください。
バスタオルなどを押し当てて、さらに水分を取ると乾きやすくなります。
ラグを干すときは、風通しのいい場所で陰干ししましょう。
直射日光に当てると、細菌の繁殖を抑え、ダニを防止する効果も期待できますが、色あせなど生地を傷めるリスクがあります。
物干し竿を2本用意し、裏返した状態でM字にかけるといいでしょう。2本用意することが難しい場合は、物干し竿にハンガーを数本かけ、三角形になるように干すと風通しがよくなります。
乾燥が不十分だとカビの原因になるため、しっかりと乾かしてくださいね。
ラグは家庭で洗えないものも多いため、自宅でのお手入れを考えている人は購入時にしっかりとチェックしましょう。
また、洗えるラグでもサイズが大きいと洗濯機に入りません。
無理矢理押し込んでしまうと、ラグを傷める原因になるので、コインランドリーの活用や浴槽を使った手洗いをおすすめします。
大きなラグは乾くまで時間がかかるため、風通しをよくする工夫を行ってください。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。