2023.04.12
食パンやグラタンを焼くときに欠かせないオーブントースター。
熱を使う家電は、なんとなく電気代が高いイメージがありますが、オーブントースターにはどのくらいの電気代がかかっているのでしょうか?
今回は、オーブントースターにかかっている電気代の計算方法や節約方法などをくわしく解説します。
電気代を計算するときに必要な情報は、「消費電力」「電力単価」そして「時間」です。
電力単価は、契約している電力会社の請求書をチェックしてください。1kwhあたりの電力単価が記載されています。
電気代は「消費電力(kw)×使用時間(時間)×1kwhあたりの電力単価(円/kwh)」で求めることができます。
ここでは、電力単価は31円/kwhで計算していきましょう。
消費電力が1000W、トーストを焼くのに3分かかった場合、1回あたりのオーブントースターの電気代は以下の通りです。
1000W÷1000×0.05時間×31円/kwh=1.55円
毎朝食パンのトーストを食べる場合は、1.55円×30日なので1ヶ月で46.5円かかっていることになります。
新しい電化製品の方が、電気代がかからないと聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
冷蔵庫やエアコンは、数年前にくらべると省エネタイプのものが増え、消費電力が格段に下がっています。
しかし、オーブントースターは古いものでも新しいものでも大差はありません。
ただし、古いオーブントースターは経年劣化で温度が上がりにくく、焼き時間が長くなるなどの不調が現れる可能性は考えられます。
オーブントースターには、食パン専用のポップアップタイプと、2枚の食パンを使ったホットサンドを作るタイプのトースターがあります。
それぞれどのくらいの電気代がかかっているのでしょうか?
ポップアップタイプのトースターの消費電力は、850~950Wが一般的です。
焼き時間はオーブントースターとほとんど変わらないため、最大出力の950Wで3分焼くことを想定すると、1回あたりの電気代は以下の通りになります。
950W÷1000×0.05時間×31円/kwh=1.4725円
オーブントースターの電気代を節約するのは少し難しいですが、使い方次第で消費電力を減らすことは可能です。
食パンが2枚必要であれば、一気に焼くといいでしょう。1枚焼いても2枚焼いても消費電力はほとんど変わりません。
また、劇的な変化はありませんが、W(ワット)数が調整できるオーブントースターの場合は、少しだけ低いW数で使用するといいでしょう。
使わないときは、コンセントを抜いておくと、待機電力を消費せずに済みますよ。
オーブントースターにかかっている電気代は、毎朝食パンを焼いても1ヶ月50円程度です。
ホットサンドタイプのトースターの消費電力は低いですが、余熱時間がかかるため、少々電気代が高くなります。
オーブントースターは、消費電力を抑えることが難しいため、まとめての調理やW数を調整する程度でしか節約ができませんが、小さな積み重ねも大切なので、工夫してみてはいかがでしょうか。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。