2023.06.27
洗濯表示に「タンブル(タンブラー)乾燥禁止」「タンブル乾燥は避けてください」と書かれている衣類。
タンブル乾燥とはどんな乾燥のことだろうと疑問に思ったことがある人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、タンブル乾燥の仕組みやタンブル乾燥ができるか確認する方法、できない場合の対処法などをくわしく解説します。
タンブル(タンブラー)乾燥機とは、衣類を熱と一緒に回転させて乾燥させる乾燥機のこと。
昔はコインランドリーに多かったタンブル乾燥機ですが、最近では家庭用のドラム式洗濯機の乾燥機能もタンブル乾燥機にあたります。
衣類を熱と一緒に回転させることで、短時間で乾燥できるというメリットがあります。
タンブル乾燥ができるかどうかは、洗濯表示を確認しましょう。
四角の中に丸が書かれているマークに、×印がついているときは、タンブル乾燥はできません。
丸の中に「・」が一つの場合は60℃まで、二つの場合は80℃まで、タンブル乾燥が可能です。
ウールやニット、シルクなど、熱に弱い繊維が使われているものは、縮む可能性があります。
刺繍やビーズ・スパンコールなどの装飾がされているデリケートな衣類もタンブル乾燥は控えた方がいいでしょう。
(出典元:経済産業省)
タンブル乾燥ができない場合は基本的には自然乾燥をしましょう。時間はかかりますが、衣類へのダメージは少ないです。
天日干しは陰干しよりも早く乾きますが、紫外線のダメージを受けることがあるため、色落ちなどに注意しましょう。
バスルームに換気扇だけではなく、乾燥機能がついている場合、浴室内の湿気を取るだけではなく、衣類の乾燥も可能です。
浴室乾燥であれば、静止乾燥機を使用したのと同じ効果が得られるので、電気代はかかりますが衣類を傷めることなく、自然乾燥よりも早く乾かすことができます。
シワになりにくいのもうれしいポイントです。
静止乾燥機とは、衣類をハンガーに吊るし、温風で乾燥させる乾燥機です。
クリーニング店では、タンブル乾燥ができない衣類に、静止乾燥機を使用していることも。
衣類を早く乾かし、生乾きのニオイを防いでくれる便利な乾燥機。
しかし、タンブル乾燥ができない衣類を乾燥機にかけてしまうと、縮んでしまったり、装飾が取れてしまったりと、お気に入りの服が台無しになってしまいます。
摩擦や熱に弱い衣類は、乾くまでに時間がかかっても自然乾燥の方が安心です。浴室乾燥がある場合は活用するといいでしょう。
タンブル乾燥ができない衣類は意外とあります。乾燥機を使用する前に、必ず洗濯表示を確認してくださいね。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。