寒い季節に活躍してくれる電気毛布。1シーズン使用していると、目には見えなくても汚れが溜まっています。

きれいにお手入れをしてから保管したいですが、電気毛布は自宅では洗濯ができないイメージがあるのではないでしょうか？

そこで今回は、電気毛布のお手入れ方法についてくわしくご紹介します。

1.電気毛布は洗濯できる？

1-1.洗える電気毛布と洗えない電気毛布どちらもある

電気という名前から「水に弱いのではないか？」と考えてしまいがちですが、実は洗える電気毛布も多数あります。

洗える電気毛布は、きれいにお手入れをしてから保管しましょう。見た目はきれいでも、汗や皮脂などの汚れがついています。

1-2.電気毛布が洗えるかどうかは説明書や洗濯表示をチェック

電気毛布が洗濯できるか判断するには、まずは取扱説明書をチェックしましょう。取扱説明書がない場合は、洗濯表示のタグを見てください。

洗濯表示には、水洗いができるのか、漂白剤が使用できるのかなどの記載がされています。

（出典元:経済産業省）

2.電気毛布を洗濯する際の注意点

2-1.コントローラーは必ず取り外す

電気毛布を洗濯する前に、コントローラーや電源プラグなど、濡らしてはいけない部分は必ず取り外しましょう。

生地の中に熱線が入っていることもあるので、気をつけてください。

2-2.ドラム式洗濯機では洗わない

ドラム式洗濯機で電気毛布を洗うのは控えた方がいいでしょう。たたき洗いのため、コントローラーの接続部分や生地の内部の発熱体を傷めることがあります。

2-3.洗濯機で洗う場合は洗濯ネットに入れる

電気毛布を洗濯機で洗う場合は、洗濯ネットに入れてください。

コントローラーの接続部分が傷つかないよう、内側に入れてたたみましょう。厚みのある電気毛布は、ロール状に丸めて洗濯ネットに入れます。

2-4.脱水は短めに

電気毛布の脱水は1分前後にしましょう。脱水を長時間行うと、生地の内部の発熱体がよじれるなど、故障の原因になります。

2-5.乾燥機能は使用しない

乾燥機能を使用すると、熱が加わるのでNG。故障の原因になるため、直射日光を避け日陰の風通しのいい場所に干しましょう。

2.手洗いでの電動毛布の洗い方

電気毛布を手洗いする場合は、バケツや洗面器、洗面台などに水をため、おしゃれ着洗い用の洗濯洗剤を入れましょう。水は30℃以下にしてください。

洗剤液ができたら、洗濯ネットに入れた電気毛布を入れて押し洗いをします。強くこすったりもんだりすると、電気毛布が傷ついてしまうため、優しく押してください。

10～20回ほど繰り返したら洗剤液を捨て、新しい水を入れてすすぎます。泡が出なくなるまで押し洗いと同じように優しくすすぎましょう。ねじったり、しぼったりしてはいけません。

柔軟剤が使用できる電気毛布の場合は、2～3回目のすすぎの際に使用します。

すすぎが終わったら洗濯機で1分前後、軽く脱水してください。洗濯機を使用するのが心配な人は、お風呂の浴槽のフチにかけてもOKです。

3.洗濯機での電気毛布の洗い方

電気毛布を洗濯機で洗う場合は、洗濯ネットに入れて、おしゃれ着洗いコースやドライコース、手洗いコース・毛布コースなど、弱水流で洗えるものを選択しスタートするだけ。

脱水は生地を傷めないように、1分前後にしましょう。注意点でもお伝えしたようにドラム式洗濯機の使用は基本的には控えてください。

4.電気毛布の干し方

電気毛布は直射日光を避け、風通しの良い日陰で干します。毛布など大型のものは乾きにくいため、物干し竿を2本使用してM字に干すのがベスト。

途中で裏返すと、早く乾きますよ。しっかりと乾燥させたら、光に透かして生地にある発熱体がよじれていないか確認しましょう。

まとめ

意外と洗えるものが多い電気毛布。自分でお手入れをしたいと思ったら、まずは取扱説明書や洗濯表示を確認しましょう。

洗濯できる電気毛布でも、デリケートなものであることに変わりはありません。

コントローラーなどは必ず外し、脱水は短時間にするなど、丁寧に洗うようにしてください。

洗濯機で洗える場合でも、弱水流のコースを選んでくださいね。

この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。